ロシア貿易中・脱力進行中

以前のブログ「ロシア留学中・脱力進行中」のつづき。タイトルが嘘になってしまったので引越したが、内容は特に変わりなし。

LEVEL.GS

2008-07-08 02:17:43 | テニス
激闘は4時間48分。
重ねたセットは5つ。
ゲーム数62。
ポイント数209対204。
雨による2度の中断。
4度目のマッチポイント。
最後は王者のフォアがネットへ。
フェデラーの6連覇の夢、途絶える。

赤土の王者が芝の王者を下し、初のウィンブルドン戴冠。
最高の選手、最高の舞台、最高の試合。
これこそが「LEVEL Grand Slam」

HOPE!!

2008-01-28 02:16:52 | テニス
ノバク・ジョコビッチ、20歳。
すごい若手がセルビアから現れたものだ。
昨年から急激に頭角を現し、全仏~ウィンブルドンと
グランドスラム2大会連でSF進出、全米では決勝まで行った。
そして今大会、SFでフェデラーをストレートセットで破る奇跡を成し遂げ、
今日、フランスの若手ツォンガを決勝で下し20歳でGS初優勝。

あまりにも正確無比なストロークに言葉が出ないとはこのことだ。
速く、角度のあるボールを、ラインぎりぎりにこれでもかと打ち込む。
広角に打ち分けられたボールがあそこまで正確にラインを捉えるテニスは、
フェデラー以外に見たことがないと言えるほど。
フットワーク、というかショットの予測能力がそうさせるのか、
相手のウィナー級のボールに追いつき、カウンター。
サービスも強烈で、ネットプレーも上手い。
唯一ドロップ・ショットだけ、こだわり過ぎとの元WOWOWアナ岩佐さんの談。

相手のツォンガは完全なダークホース。
“人生最高”のプレーをQF,SF2戦連続で続けて、初のファイナル進出。
しかし決勝でジョコビッチがそれ以上の“神懸かり”のプレーを見せた。
あんなテニスは見たことがない。全てを簡単に見せるフェデラーの凄さとはまた違う。
リスキーなショットが全て最高のプレースメントで相手コートに打ち込まれる。
これでは史上最高もひとたまりもなかっただろう。

フェデラー・ナダルの2強に割って入ったジョコビッチ。
シャラポワやナダルのモノマネを見せたりと、ひょうきんなジョコビッチ。
今日のプレーを見て一気にこの選手が好きになった。
今後のテニスがまた面白くなってきた。

シャラポワの灯

2008-01-23 02:12:20 | テニス
本当は昨日、テニスの話題を書くつもりだったのだが、
勝手にヒューイットの勝ちで書くつもりが負けてしまい、
ふてくされて書くのを辞めた。

マラトが負け、ロディックが負け、ヒューイットも負け、
そして女子では今朝セレナまで負けてしまっては、応援する相手がいないではないか。
でもシャラポワvsエナンはQFで当たるのは惜しい組み合わせだから、
いい試合になることを願ってシャラポワを応援するか。エナン嫌いだし。

そう思って録画放送を見ていたら、シャラポワのプレーに度肝を抜かれた。
特に1stセット最終盤、シャラポワが5-3のサービングforセットから、
ブレークバックを許した後の相手サービスゲームで見せた集中力。
前のゲームから次々塗り替えられる“今日一番”のラリー。
緊張感のある中で、長い、素晴らしいラリーが何本も出た。
堅くなっているはずなのに、どうしてあそこまで打っていけるのか。
初めてシャラポワのテニスを見て面白いと思った。

6-4、6-0。
男子がフェデラー時代なら、女子はエナン。ツアーを支配する強敵を相手に、
ここまで一方的なテニスをするとは予想だにしなかった。
これでベスト4。次の相手はヤンコビッチ。決勝にはビーナスが来るだろうか。
誰が相手でも、今日のシャラポワなら恐くはない。
人気では上の2人以上にテニス会を支配するシャラポワが、
土曜日には、南半球で3つ目のGSタイトルを手にしていることだろう。