ロシア貿易中・脱力進行中

以前のブログ「ロシア留学中・脱力進行中」のつづき。タイトルが嘘になってしまったので引越したが、内容は特に変わりなし。

帰ろう

2008-10-14 00:13:42 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑳

8月14日(木)、6日目。
翌日は朝6時発の飛行機のため、実質この日が最終日。
当然ながら朝6時起床なんてするつもりはなく、
最終日は徹夜で勝負の心構えです。

HRは1人トレッキングツアー。HSはまだ起きない。
俺はと言うと、朝7時に寝たのになんと12時前に目が覚めてしまった。
HSと2時に起きようと約束して目覚ましをセットしていたのだが、
なにもなく俺の目を覚ますとはギャンブルとはなんと恐ろしいものよ。
さすがにHSを起こすのも申し訳ないので、1人でカジノへ。
なにか食べようか、と思いながらもふらふらポーカールームを除いてしまう俺。
Parisは誰もいなかったが、となりのPlanet Holywoodは何卓か埋まっていた。
話を聞くと、埋まっているのはすべて1-dayトーナメントらしい。
良く分からないのでトーナメントは遠慮し、いつも通りライヴをやることにする。
まだ3~4人しか居なかったが、待っていると10分ぐらいですぐに7~8人集まった。

ここの勝負はミスった。前日の勝利に奢り、ミスを連発した。
最初はしぶく50ドルほどプラスで推移していたのだが、
一度太ったおじいさんとのヘッズアップでA含む2ペアで勝負に行ったら、
相手はフラッシュで200ドル弱のチップ全部持っていかれた。
200ドルをRe-Buyしたがそこからがまたヘタレ。
小さい勝ちを積み上げて50ドルほど戻したところで勝負に行ったが、
そこでまたもやさっきのおじいさんとヘッズアップ。
そして俺の2ペアは見事にストレートになぎ倒された。
このおじいさん、普段結構思い切り良いベッティングをすると思わせながら、
俺との勝負の時はしっかり強い手を持っている。
しかも賭ける金額からそうは思わせない。見事に術中にはまった。
チップは100ドルを切り、最早勝負あった。
ラスト、適当な相手にハイカードの1ペアでオールインし、
しっかり2ペアに敗れてチップさようなら。400ドルさようなら。

昼からえらい出費をしてしまった。昨日のようなツキはそうは来ない。
やはり俺の主戦場はParisだ。他のホテルでやってはいけない。
Parisに帰ろう。

気がついたら既に4時前。書き置きをしておいたのだが、HSは来なかった。
もしかしてまだ寝てるんだろうか?
その通りだった・・・

好機は終わった

2008-10-06 02:20:28 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑲

デュースでストリップに戻る。夜中2時過ぎ。
Bellagioの前に着き、HRと夜景をバックに写真撮っていると、
いきなり東南アジア系のギャルが飛び込んできたので一緒に記念撮影。
後で何も知らないHSに写真見せて自慢してやろう。
別に何もないんだけど。

既に夜中だが、無論このまま寝る訳はない。Parisのポーカールームへ。
HSもどこかのカジノに居ることは確信できる。
HRは翌早朝にザイオン&ブライスキャニオンのトレッキングに1人で行くのだが、
このまま寝るような真似などしないギャンブル好きだ。
最後にParisでBJを一勝負してから寝ると言う。アホだ。

ポーカールームは1卓が全て満員で、名前を告げて順番を待った。
腹が痛かったのでトイレに行ってたりしたらすぐに呼ばれた。
前夜のサングラスのドイツ人がまた居て、結構なチップを持っている。
こいつ、やるな。
他に目立つのは中国系の男2人と女1人。特に1人の男がかなりのルーズプレイヤー。
ブラフなのか金に物を言わせているだけか、しょぼいペアでも結構ハッてくる。
俺が来て間がないうちに2度もRe-Bye。既に5~600ドルは負けてないか?
前夜のテーブルとは打って変わって大金が動いている。
その男の前に新たに運ばれてきた300ドルを奪うべく、俺も狙いを定める。
恐らく仲間と思しき中国人以外は全てそう考えたことだろう。
しかし俺に良い手は来ず、数ゲームしてフロップにいきなりJが3枚落ちた。
中国人はオールイン。その手は10が2枚。いきなりのフルハウスだ。
ただし、上には上が居る。例のドイツ人がコールっ!
手持ちの1枚がJ。4カードの完成だ。
ドイツ人はでかいポット+いくらかのプログレッシブボーナスも貰っていた。
中国人はドイツ人に祝福の言葉を一言置いて去っていった。
残念、俺が来るのが少し遅かったか!カモがネギを奪われて逃げてしまった。

その後俺は隣の中国女から結構なチップを奪い、勝負が出来る体勢となった。
それにしても中国人は金持ってるだけにルーズとアグレッシブが紙一重だ。
どれくらい時間が経った頃だろうか。スペードの7・8でのっかった。
プレフロップのベットがビッグブラインドにコールで回ったからだ。
レイズされていたら金額によっては降りたかもしれない手札。
運勢というのは面白い。フロップに落ちたのは6・9・10。
全て黒いカード。全てスペード。いきなりのストレートフラッシュの完成だ。
もう負けるわけがない。
後は少しでも多くの人間が着いて来てくれることを祈って、慎重なベットを続けた。
1人、赤い帽子のアメリカ人が着いてきた。フラッシュだ。
奴のオールインを受けて立ち、俺がカードを開いたところで歓声が上がった。
ディーラーがカードを数える。きっちり52枚。
ポットとともにプログレッシブボーナスも頂きだ。
188ドル、思ったより少なかったが、名前を書いて188ドル分のチップを貰う。
Parisの記録簿に、この東洋人の初心者の名前が載っただけでも嬉しい。

この日はツいていた。
例の赤帽子のアメリカ人がまたもやフラッシュでハッて来た場面。
俺はQと弱い役の2ペア。
フラッシュはないと思い、100ドルほどのオールインを受けて立ったら、
奴の開いた手札はターンで既にフラッシュが出来ている。
俺も手を開いて最後のカードを待つ。そしてターンに来たのは、Q。
なんと最後でフルハウスが完成、奴のフラッシュを負かしてしまった。
これには俺もビックリだ。100ドルという受けやすい金額についコールしてしまい、
相手のフラッシュを見抜けなかった完全なミスが、最後の1枚で最高のカードが来た。
結局、赤帽子のアメリカ人は俺に3回ほど痛い負けを喫して場を去り、
他のプレイヤーも徐々に負けが込み始めて場を去っていった。
最終盤4~5人になったところで、中東系の男が1人座り、
結構な腕前を披露していったが、如何せん来るのが遅すぎた。
朝5時過ぎ、テーブルは解散。例のドイツ人はやはり最後まで残っている。出来る。。。
戦果はプログレッシブの188ドル以外に492ドルの勝利。素晴らしい。

この後適当に座ったBJでも110ドル勝利。素晴らしい。
部屋に帰ろうとしたらエレベータ前でHSとバッタリ出くわした。
どこでやってたんだ?
聞いてみると戦果は散々で、金をほとんど失ったらしい。
下ろすのも手数料が高いので、最終日の遊び代を貸してあげることにした。

部屋に戻りHRを起こす。いってらっしゃい、おやすみなさい。