ミュージカル「Y.M.C.A」の歌唱指導に行ってきました。
歌唱指導さんは元々いらっしゃるのですが、作曲家の立場として。
今できているものを芝居つきで見せて頂き、気付いたことなどを確認。
フレーズのピークをどの言葉に持ってくるか、平坦に仕上がっているものは
どう緩急をつけ歌の中にドラマを作るか、日常会話で聞きなれない単語を歌で聞かせるための
工夫(関係者は歌詞を知っているので分かるのですが、一度歌を聞くお客様に
伝わるようでなければいけませんので。)、その他もろもろのtipsをアドバイスしました。
曲中のこのシーンではどういう効果を狙っているのか、さらにもっと細かいところでは
「どういう意図でこの音にアクセントをつけたのか」などを理解してくれている方は
作曲した者として、とても嬉しく感じました。
変な話そこを理解さえしてくれていれば、アクセントをつけないで表現する方法だって
あるかも知れないし(例えば歌でなく芝居で表わすとか)、それはそれで僕は全然かまわないのです。
今回はどの曲も大人数なものが多く(歌わなくともダンスや演技で参加しているなど)、
練習室に20人近く入ってくる曲もあり、なかなか良いものを見せて頂きました!
ダブルキャストなので同じ曲でも役者によってキャラクターも歌声も違いそれぞれの味がある。
これは両班を是非見てみたいですね。
そういえばミュージカルはご無沙汰していて、指揮を勉強してから初の
歌唱指導でしたが、いちいち何度も音楽を止めずにリアルタイムにニュアンスが
伝えられるというのはこんなに便利で効率が良いものなのかと驚きました。
と同時に稽古前に音楽室のピアノを弾いてみたら、指がろくに動かないことにも
愕然としましたが(^^;)
*
今回の演目「Y.M.C.A.」はコメディーが得意の脚本家による作品で、
昭和54年を舞台に、会社の女子社員らがふとしたきっかけで
チアリーディングチームを結成するという、笑いあり涙ありの作品です。
2005年の初演は劇団屈指の好評価を得たものの、
役者たちが劇中でチアリーディングを行うという内容のため
身体作りから専門家の指導によるトレーニングまで膨大な準備期間が必要で
今まで再演の機会がありませんでした。
チアリーディングだけでも大変なのに、それすら芝居の一部に過ぎないのですから。
この夏ついに9年ぶりの再演が実現しました。
小さい会場とはいえ日曜は既に売り切れで土曜もほぼ完売の模様です。
初演時の役者はこの演目には体力的に厳しく、制作、指導、演出などに回っていますが、
空間魂を注ぎ込まれた若い役者さんらがフレッシュなチアを見せてくれることと思います。
僕自身この演目は再演を心待ちにしていました。
音楽は初演と同じく、シンガーソングライターのまつもとみほと花岡のコンビ。
再演にあたっては花岡が新曲を追加。脚本は凝縮し歌は増えることで、よりミュージカルらしく
仕上がっています。

歌唱指導さんは元々いらっしゃるのですが、作曲家の立場として。
今できているものを芝居つきで見せて頂き、気付いたことなどを確認。
フレーズのピークをどの言葉に持ってくるか、平坦に仕上がっているものは
どう緩急をつけ歌の中にドラマを作るか、日常会話で聞きなれない単語を歌で聞かせるための
工夫(関係者は歌詞を知っているので分かるのですが、一度歌を聞くお客様に
伝わるようでなければいけませんので。)、その他もろもろのtipsをアドバイスしました。
曲中のこのシーンではどういう効果を狙っているのか、さらにもっと細かいところでは
「どういう意図でこの音にアクセントをつけたのか」などを理解してくれている方は
作曲した者として、とても嬉しく感じました。
変な話そこを理解さえしてくれていれば、アクセントをつけないで表現する方法だって
あるかも知れないし(例えば歌でなく芝居で表わすとか)、それはそれで僕は全然かまわないのです。
今回はどの曲も大人数なものが多く(歌わなくともダンスや演技で参加しているなど)、
練習室に20人近く入ってくる曲もあり、なかなか良いものを見せて頂きました!
ダブルキャストなので同じ曲でも役者によってキャラクターも歌声も違いそれぞれの味がある。
これは両班を是非見てみたいですね。
そういえばミュージカルはご無沙汰していて、指揮を勉強してから初の
歌唱指導でしたが、いちいち何度も音楽を止めずにリアルタイムにニュアンスが
伝えられるというのはこんなに便利で効率が良いものなのかと驚きました。
と同時に稽古前に音楽室のピアノを弾いてみたら、指がろくに動かないことにも
愕然としましたが(^^;)
*
今回の演目「Y.M.C.A.」はコメディーが得意の脚本家による作品で、
昭和54年を舞台に、会社の女子社員らがふとしたきっかけで
チアリーディングチームを結成するという、笑いあり涙ありの作品です。
2005年の初演は劇団屈指の好評価を得たものの、
役者たちが劇中でチアリーディングを行うという内容のため
身体作りから専門家の指導によるトレーニングまで膨大な準備期間が必要で
今まで再演の機会がありませんでした。
チアリーディングだけでも大変なのに、それすら芝居の一部に過ぎないのですから。
この夏ついに9年ぶりの再演が実現しました。
小さい会場とはいえ日曜は既に売り切れで土曜もほぼ完売の模様です。
初演時の役者はこの演目には体力的に厳しく、制作、指導、演出などに回っていますが、
空間魂を注ぎ込まれた若い役者さんらがフレッシュなチアを見せてくれることと思います。
僕自身この演目は再演を心待ちにしていました。
音楽は初演と同じく、シンガーソングライターのまつもとみほと花岡のコンビ。
再演にあたっては花岡が新曲を追加。脚本は凝縮し歌は増えることで、よりミュージカルらしく
仕上がっています。
