今年は殆ど貢献出来ていなかったのに、視覚障害を持つクラシック音楽家団体
新星’78の忘年会にお招き頂きました。
とても居心地の良いお店を選んで下さって、楽しくお食事を楽しませて頂き
有難うございました。
今回お話していて、話題になった機械があったので皆さんにお伝えします。
こちら!!

・・・とはいえ僕は今までもこういった形の器具(盲目の方用のメモを取る機械)
は見てきたので、特になにが凄いのか分からなかったのです。
しかしなんとこれ!Wi-Fiなどでネットにつなげ、メールやブラウジングが出来るそうなのです!
例えばグーグル検索して、出てきたページのテキストが点字で読めるわけです。
まさに点字版iPadじゃないですか!すごっ!!
この日の食事中はこのお店のメニューのページを表示させ、必要な方は読んでらっしゃいました。
しかし、お値段・・・
37万円!!!! ( д) ゜ ゜
大量生産していない障害者用の製品が高いのは知ってはいましたが、
これもかなり高価ですね。
僕の見てきたこういう機械はみな一応8点点字対応だったと思います。
8点のほうが漢字を書く時に6点で書くより便利なようなのです。
(しかし8点は、学校で習うものの難解なため、中途失明された方など
誰もが理解出来るわけではないらしく、実際にはそうは利用することがないようです。)
では漢字のない海外でも8点点字はあるのかな?とふと疑問に思い、
折角点字の知識日本一の方も同席されているので伺ったところ、これは日本独自なんだそうで。
(数字やアルファベットは海外と共通です。)

昨年に続き、今回も点字ビンゴを催して下さいました!
ぜ、全然開かん・・・。

お隣の方が当てた景品。
マグネットがついていて冷蔵庫などに貼れる金属製の猫!
この本体と製品の台紙に点字が両面打ちされています。
一般の方が見ればデザインにしか見えませんが、「どれどれ何が書いてあるのか見てみよう」
と、点字の読める人は興味津々にチェックを始めました。
(ちなみに盲目の方も「TV見た?」のように「見る」は普通に使います。)
商品説明にも書いてあったとおり、何かに使った?ものを再利用して作ったもの
らしいのですが、ところどころ読めてしまうため(しかも丁度重い内容の文章が
書いてあった部分だったので^^;)、「ちょっとこれ、廃品利用にしても
もっと読めないようにしてくれないと、(人の名前とかうっかり書いてあったら)危ないじゃん!」
と一部お怒りの声もありました。まあ一般の方にとってはデザイン的なものにしか
見えないと思いますが、読める方にとっては、ね・・・(^^;)
ちなみにこれ、日本点字図書館にあるそうなのです。
この場にも同図書館にお勤めの方が何名かいらっしゃいましたが、
プロは「日点」と呼ぶことを知りました。
僕も点字テープが丁度切れているので、必要になったらそこ(高田馬場)まで行かないと。
*
ところで今日は大親友で尊敬するフルーティストの綱川君と席を近くして頂き
よく話していたのですが、指揮講座に興味を持ってくれて一度見にきたいと言ってくれました。
彼らはブレス(息使い)で入りをあわせたりするのですが、先日のコンサートでも
綱川君の見事な半拍のテンポ出しなど流石だなぁと思いながら見ていました。
また、目が見えると指揮の踊りの上手い下手に惑わされてしまうこともあるかもしれないですが
(それもコンサートなどにおいてはパフォーマンスとして意味がないとは言えないですが)、
綱川君に聞いてもらえれば、本当に音楽的に優れた指揮なのかどうかが分かると思います。
他にも歳の割と近いミュージシャンに、トランペットの荒井君がいるのですが、今日は
同席されず残念。先日のコンサートのMCで今年始めたと言っていた「ブラインドボーリング」
がどういうものか聞いてみたかったのに。
ちなみに「ブラインドタッチ」を差別的な言葉だと言って「タッチタイピング」と言い換えていたり
するようですが、少なくとも僕の周りの方たちは誰もそんなことを気にしていません。
(もっとも皆が皆彼らのように明るい心を持って生活しているとは限らない・・・
ということはあるのかもしれませんが。)
なので僕もわざわざ「障がい者」なんて腫れ物に触るような変な気遣いをせずに書いています。
それなら、例えば点字ブロックの上に自転車を置かないように気を使って頂いたり、
盲導犬の入店を許可して頂いたりするほうが、よっぽど彼らにとって嬉しいのではないかな、
と僕は思います。法的には入店出来ても、現実問題僕も予約の電話で断られたことがあります。
最後になりますが新星の皆さん、今年も有難うございました。
また何かご一緒出来ると嬉しいです。それにしてもオペラでもなんでも、
全て暗譜して演奏する彼らにはいつも頭が下がります・・・。
新星’78の忘年会にお招き頂きました。
とても居心地の良いお店を選んで下さって、楽しくお食事を楽しませて頂き
有難うございました。
今回お話していて、話題になった機械があったので皆さんにお伝えします。
こちら!!

・・・とはいえ僕は今までもこういった形の器具(盲目の方用のメモを取る機械)
は見てきたので、特になにが凄いのか分からなかったのです。
しかしなんとこれ!Wi-Fiなどでネットにつなげ、メールやブラウジングが出来るそうなのです!
例えばグーグル検索して、出てきたページのテキストが点字で読めるわけです。
まさに点字版iPadじゃないですか!すごっ!!
この日の食事中はこのお店のメニューのページを表示させ、必要な方は読んでらっしゃいました。
しかし、お値段・・・
37万円!!!! ( д) ゜ ゜
大量生産していない障害者用の製品が高いのは知ってはいましたが、
これもかなり高価ですね。
僕の見てきたこういう機械はみな一応8点点字対応だったと思います。
8点のほうが漢字を書く時に6点で書くより便利なようなのです。
(しかし8点は、学校で習うものの難解なため、中途失明された方など
誰もが理解出来るわけではないらしく、実際にはそうは利用することがないようです。)
では漢字のない海外でも8点点字はあるのかな?とふと疑問に思い、
折角点字の知識日本一の方も同席されているので伺ったところ、これは日本独自なんだそうで。
(数字やアルファベットは海外と共通です。)

昨年に続き、今回も点字ビンゴを催して下さいました!
ぜ、全然開かん・・・。

お隣の方が当てた景品。
マグネットがついていて冷蔵庫などに貼れる金属製の猫!
この本体と製品の台紙に点字が両面打ちされています。
一般の方が見ればデザインにしか見えませんが、「どれどれ何が書いてあるのか見てみよう」
と、点字の読める人は興味津々にチェックを始めました。
(ちなみに盲目の方も「TV見た?」のように「見る」は普通に使います。)
商品説明にも書いてあったとおり、何かに使った?ものを再利用して作ったもの
らしいのですが、ところどころ読めてしまうため(しかも丁度重い内容の文章が
書いてあった部分だったので^^;)、「ちょっとこれ、廃品利用にしても
もっと読めないようにしてくれないと、(人の名前とかうっかり書いてあったら)危ないじゃん!」
と一部お怒りの声もありました。まあ一般の方にとってはデザイン的なものにしか
見えないと思いますが、読める方にとっては、ね・・・(^^;)
ちなみにこれ、日本点字図書館にあるそうなのです。
この場にも同図書館にお勤めの方が何名かいらっしゃいましたが、
プロは「日点」と呼ぶことを知りました。
僕も点字テープが丁度切れているので、必要になったらそこ(高田馬場)まで行かないと。
*
ところで今日は大親友で尊敬するフルーティストの綱川君と席を近くして頂き
よく話していたのですが、指揮講座に興味を持ってくれて一度見にきたいと言ってくれました。
彼らはブレス(息使い)で入りをあわせたりするのですが、先日のコンサートでも
綱川君の見事な半拍のテンポ出しなど流石だなぁと思いながら見ていました。
また、目が見えると指揮の踊りの上手い下手に惑わされてしまうこともあるかもしれないですが
(それもコンサートなどにおいてはパフォーマンスとして意味がないとは言えないですが)、
綱川君に聞いてもらえれば、本当に音楽的に優れた指揮なのかどうかが分かると思います。
他にも歳の割と近いミュージシャンに、トランペットの荒井君がいるのですが、今日は
同席されず残念。先日のコンサートのMCで今年始めたと言っていた「ブラインドボーリング」
がどういうものか聞いてみたかったのに。
ちなみに「ブラインドタッチ」を差別的な言葉だと言って「タッチタイピング」と言い換えていたり
するようですが、少なくとも僕の周りの方たちは誰もそんなことを気にしていません。
(もっとも皆が皆彼らのように明るい心を持って生活しているとは限らない・・・
ということはあるのかもしれませんが。)
なので僕もわざわざ「障がい者」なんて腫れ物に触るような変な気遣いをせずに書いています。
それなら、例えば点字ブロックの上に自転車を置かないように気を使って頂いたり、
盲導犬の入店を許可して頂いたりするほうが、よっぽど彼らにとって嬉しいのではないかな、
と僕は思います。法的には入店出来ても、現実問題僕も予約の電話で断られたことがあります。
最後になりますが新星の皆さん、今年も有難うございました。
また何かご一緒出来ると嬉しいです。それにしてもオペラでもなんでも、
全て暗譜して演奏する彼らにはいつも頭が下がります・・・。