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音楽修行日記

作編曲家、花岡宏晃の日記です。

間に合うか・・・!?

2008-11-29 13:42:41 | 曲作り
アレンジ2曲目。仕事の詳細はお話できませんが、2曲目は原曲に沿ったアレンジの
1曲目と違いモチーフが少ないので、なんとかあの手この手で同じテーマを
飽きさせない内容に変えていかないといけません。まさにアレンジしてるって感じ
(^^;)

大編成ではありませんが、幸いパート譜は写譜屋さんにお願いできる仕事です。
でももちろんスコアは自分が作らないといけません。写譜屋さんは本職ですので、
正確に物凄いスピードで楽譜を書いていくため写譜代でも十分仕事になるのですが、
僕らの場合そうはいかず。のろのろ楽譜を作っていたら、その時間でアレンジ代の
割りがどんどん減っていってしまいます。

まぁ自分の曲のパート譜を作るというのはスコアの再チェックにもなるので、
小心者の僕にはそんなに嫌な作業ではないのですが。
スコアで眺めていて気付かなくても、パート譜にしてみると見落としに気付いたり
することもあるので。

そういえば昔NHKで、国内の著名な作曲家がそれぞれ「ドレミの歌」をオケアレンジ
して、それをメドレーで連続して聞かせるというなかなか面白い番組を
やっていたなぁ。当時の僕は専門知識もなかったからもう一度見てみたい。
いわば「アレンジャー版 料理の鉄人」みたいなもんですよね。
元曲がシンプルなほどアレンジ力が試されるので、出演されている作曲家の方も
他の方に負けないよう大分気合を入れたんじゃないでしょうか(^^;)

紫舟さん&乙武洋匡さん

2008-11-23 20:26:46 | 日常
かなり締切りとギリギリのデッドヒートが続いています。

この段階ではまだ1曲目のアレンジの全体像が見えていなかったので
キャンセルしようかとも思ったのですが、折角当選したので行って来ました。

love letter project‘08 
紫舟×乙武洋匡トーク&ライブパフォーマンス


実はソウル行きの前に申し込んでいたのですが、帰宅した後当選メールが
届いていました。最前列で見ることが出来ました。

場所は恵比寿ガーデンプレイス。



 

このように今は美しいイルミネーションの数々が。
「Baccarat ETERNAL LIGHTS -歓びのかたち-」というイベントらしい。
日仏交流150年ということでフランス大使館後援とのこと。


光の道を進んだ先にあるバカラ製シャンデリア。
実際見るととても大きく素晴らしいです。

光の街が締め切りの心配を一時忘れさせてくれました。
でもカップルがところどころ光の切れ間の暗がりに隠れて座れるようになっている
ところがあったりでちょっとイラっとする。
僕ったら心せまーい。

*

折角最前列が空いていたのでかぶりついたら、ご本人から5mくらいの近さです!

紫舟さんがは人のお名前を書かれるパフォーマンスをされるようで
乙武さんの名前の由来を聞きます。
実は彼の親は、生まれる前は男なら「慎之助」女なら「ももこ」
(漢字かどうかは不明)にするつもりだったのですが、いざ産まれたら
「慎之助」って感じじゃないよなぁ、と「洋匡」という名前をつけられたそうです。

「太平洋のような大きな心で世の中を正(匡)す!」という想いが込められている
そうで、乙武さんも随分大きいこと背負わされたなと言われていました(^^;)
ちなみに「匡」が「国」でないのは、王が口に囲まれず何処にでもフットワーク良く
行けるように、という意味を込めてなんだそうです。

それらのエピソードを聞いて紫舟さんが筆を取り、立ててある大きな紙に向かいます。
小学校の国語で「漢字の成り立ち」をやりましたよね?
象形文字みたいなのが段々進化して現在の字になって行く過程みたいなの。
あれを逆行していくように何度も「洋匡」を書きます。
はじめは一般的な書道のスタイルで、そして段々文字を開放していくような
書き方をされました。
例えば「洋」は水色で描き、波に還っていくようでした。

その後は床に新たな紙を敷き、乙武さんのお気に入りの歌から感じたイメージを
言葉にして書かれます。これには乙武さんもあの車椅子から降りて一緒に
書かれました。左腕と左あごで筆を取り(バイオリンの構えに似た感じ?)
とてもスラスラ滑らかに書かれます。乙武さん左利きなんですね。

これは終演後に写真を撮らせてくれましたが、作品ですので勝手にアップするのは
避けたいと思います。多分上記のリンクで後々掲載されるのではと思っているの
ですが。

初めてお会いした乙武さんの印象ですが、お話を聞いているととてもユーモラスな
方ですが、その中に何物にも動じない凛とした強さを持っている事がひしひしと
伝わってきました。同世代として見習いたいです。

ただひとつ違和感があったのは、乙武さんが不自然なまでに
ある若手バンドをプッシュされていて(上で選んだ曲もそのバンドの曲)、
さらにはそのメンバーが会場にいてステージで挨拶するという、ちょっと
何かしらの政治的な意図を感じずにはいられなかったことでしょうか(^^;)

あと実は僕は紫舟さんを存じ上げなかったのですが、帰宅後味噌汁を温め
TVをつけると、お酒のCMに出られていました(多分お酒の名前を筆で
書かれているんですね。)

*

というわけでアレンジの1曲目が一応仕上がったのと、もう1曲のアレンジで
僕にしてはキャッチーな(笑)美味しいネタが出来たので気が楽になり、
一気に日記を書き上げてしまいました。締切りは相変わらずかなりギリギリ進行
なのですが(^^;)
ある意味他のアレンジャーさん達と人気争い?をすることになる仕事なので、
ちょっとこれは良い感じかも。


ソウルから帰ったら、なかなか切れなかった74kgの壁をあっさり下回っていたのに
(向こうの食事は脂が少ないかも?)まだまだ夜食生活が続くと思うので
締切り明けにジムに行き体重計に乗るのが怖いです…。

集いし者達

2008-11-18 22:53:56 | 日常
同級生K君の仕事の一部を手伝いさせてもらったので、
折角だから会おうかという話になっていました。

何処で会おうか探っていたら、他の友人達も誘いたくなってきた(^^)
普段なら「うーん、でも彼とはご無沙汰だし迷惑かな~。」と遠慮してしまう
僕ですが、ソウルでは色々な席で気軽に友人を呼んでもらい楽しかったので、
自分も出会いを提供してみたい!という気持ちが沸いてきたようです。

K君のほかにも、愛地球博(もはや懐かしい^^;)や九州の仕事などで共演した、
盲目フルーティストのT君、そして先日までソウルでお世話になっていた
(K.)Oさんにも参加して頂き、とても楽しい集いになりました。
奥様もお仕事帰りに加わって下さり有難うございました。

それぞれの分野で活躍されているとはいえ、好奇心旺盛な人達ばかりなので、
普段自分が接することの無い話などが聞けて良い刺激になったのではと思います。

僕自身初めて聞く話ももちろんあって。例えばT君はちょくちょく結構海外演奏に
行っているんだけど、あまりゆっくりその話を聞く機会もなかったので、
海外通のOさんを交えその辺りを聞けて面白かったなぁ。

引っ越して間もないK君の新居では、来月には防音ブースが入るらしく、
より良い録音環境になるようです。自宅での歌録りギター録りに慣れている
彼と違って、僕はその辺の経験が殆どないし、音響機材事情にも疎いので、
お邪魔して色々聞いてこよう。


このアイリッシュパブの隠しメニュー?
厚木ビール。殆どコーラみたいな色。

一口飲ませてもらうとチョコ?のような口当たり。そのあと、とんこつラーメンの
スープの味が一瞬したのだけど、誰一人として共感してもらえなかった(^^;)

*

これを書いているのは11/21ですが、ちょっと12月初旬まできわどい締め切りに
追われていまして余り更新できないかも知れません。いや、僕のことだから
現実逃避に短い日記書くかな?少なくとも長文はないのでご安心を(^^;)
でもジムはかなりお預けになりそう(@@)

2度目の韓国 5日目

2008-11-10 12:00:00 | 日常
[金浦空港へ]

お世話になった宿のおじさんに感謝の挨拶をし、宿を出る。
ご家族もお住まいの宿だったのけれど、ニコニコした顔しか見たことのない
人当たりの良いおじさんでした。「お休みなさい」などのカタコトの日本語を
滞在中かけて下さいました。朝の5時に起こしてしまい済みませんでしたm(__)m
おじさんは宿の名刺のメールアドレスを指し「メール頂戴ね」といったことを
言っている様なのだけど、僕は何語で送ればよいのだろう??

もうひと旅するには中途半端な時間だったので、
早めに空港へ向かい、巨大なEマートで買い物をすることに。


[ソウルコンビニグルメ再び]

今回も滞在中にコンビニには大変お世話になりました。
前回お気に入りのトッポキのお菓子は、なんと今新大久保のスーパーの店先に
積まれている程の一押し商品になっていました。僕の勘は正しかった(笑)。

そんな僕が今回目をつけた美味しいお菓子がこちら。

前回見なかったので新商品かも。
一見子供だましのぬるいお菓子に見えるけど、基本的な味は先のトッポキの
お菓子にかなり近い味で、さらにこの不思議な形状が、日本のお菓子では経験の無い
面白い食感なのです。今度はこれがコリアンスーパーに並ぶ日も近いかも!?
権利的な問題大丈夫なんだろな?(^^;)



さすがEマート。数多く置いていたので、皆に配ろうと買い占める。
どんだけホンワカパッパなんだ。後に飛行機の中で「空を自由に飛びたいな~」
とばかりみんなで膨らみまくったり、日本の女の子達がブランド品の数々を
手荷物検査に通す中、僕だけドラちゃんだったりでも、そんなのケンチャナヨ。

業務連絡:賞味期限は3月なので、ドラマニアは北海道から受け取りに来るように。


そういえば今日はどこのコンビニでもチョコの箱?でハートを作ったり、何か
キャンペーンを始めていました。向こうのバレンタインデー的なものなのだろうか?


そういえば前回は伝統茶系を買っていないなと、インスタントのナツメ茶と
このナッツ茶?を買う。インスタントとはいえ煎れてみると意外と本格的でした。
ちなみに「茶」とはいうものの、茶葉は使っていません。
愛ちゃんの話では、風邪をひいたら伝統茶のお店に行って飲んだりするそうな。
そういう文化っていいねえ(^^)

ナツメ茶は生薬系なので人を選ぶかもですが、このナッツ茶?は非常に日本人の
口に合うと思います。気に入ったので帰国後も買い足しました。幸い全く同じ
メーカーのものがあって。日本じゃ現地の2.5倍ほどの値段でしたが(^^;)

あとお世話になっているジムのスタッフさん方に、韓国の美味しいコンビニ
おにぎりを輸送。今回の滞在も、朝食などに実は数種類のコンビニおにぎりを
食べて味を☆で評価し(笑)美味しいものを探していました。検証結果としては、
・辛くない系のおにぎりは日本のほうが美味しい。
・「GS25(良く見るコンビニ)」のおにぎりが美味しい。
というのが僕の意見です。今回はビビンパおにぎりと、

こちら、カモメの絵の可愛い、ツナと辛いジャンという面白美味しい2種類を
差し入れすることに。ちゃんと「これが辛い、これが中辛」など説明メモを書いて
帰国後すぐジムに持っていったのだけど、あまり体育会系の方は気にしないのか、
事情を良く知らなかった方が食べて辛さに驚くという、ちょっとしたテロに
なってしまう(^^;)



そんなわけで無事に帰国しました。
帰りの大韓航空はすべて日本語で対応され、これは調子が良いと思いきや、
羽田で降りる時には「僕が日本語で挨拶をしてるにも関わらず」全てのスッチーさん
から韓国語で「またのご利用を」系の挨拶をされる。
前の人に日本語で対応しててもわざわざ韓国語に切り替えて。
ついに僕の日本語はネイティブ以下まで低下してしまったのだろうか…。

ちなみに、ビギナーズラックはまだ続いていたようで、今回は
1万円=130,500ウォンという、この近辺ではなかなかのレートで円をウォンに
換えることが出来ました。良く覚えてないのですが、1万円を出すと前回より、
最高額紙幣の1万ウォン札が3枚くらい多くもらえたでしょうか。

外貨預金のある方などは深刻だと思いますが、僕にとっては海外への興味の
高まりを、円が味方してくれているかのようです(^^)

2度目の韓国 4日目午後

2008-11-09 12:00:00 | 日常
[コンサート2日目]

本日はゲスト歌手に、韓国トップクラスのソプラノ「キム・ウォンジョン」
さん(発音間違えていたらすみません…。)が出演されます。
幸運にも楽屋前で久保田さんと一緒にご挨拶することが出来たのですが、
僕には日本語でご挨拶して下さったり、とても人柄の良い素敵な方でした。

ステージでは、パワフルかつ繊細な歌声もの素晴らしさもさることながら、
MCなどのパフォーマンスもとても慣れていてお上手で、流石だなぁと感じました。

本日の久保田さん。紹介されステージに上がった時はわざと韓国語を話さず、
テギョンさんがマイクを渡したとたん急に韓国語を流暢に話し出し、韓国の
お客さんをビックリさせていました(^^)

2日に渡る公演も無事終了!皆さんお疲れ様でした。
お越し頂いたお客様、どうも有難うございました。

舞台裏に入れさせて頂いたお陰で、この2日の公演で多分僕は有名な
ミュージシャンの方にご挨拶していたりすれ違ったりしていると思うのですが、
失礼ながら僕が韓国音楽界に疎いため、その事の凄さを実感できず残念です!(@@)

本日のセットリストには、昨日の1曲目がなかったため、
FAZIOLIがステージ上手袖に置いてありました。


携帯カメラで側面のロゴだけ撮らせて頂きました。もちろん終演後に。
うわあああ、すぐ目の前にあるってのに弾けないもどかしさ!!
今日から頑張ってイタリアのベルマーク集めてGETしよう(あるのか?)。

このメーカーのピアノはモデルによっては4本目のペダルがあるそうなのですが、
しまった見るのを忘れてしまいました。




[トッポキの聖地へ]

最終日なので比較的早い時間に公演が終わり、今日も久保田さんご家族と夕食を
ご一緒する事が出来ました。僕がトッポキが好きということをご存知なためか、
トッポキタウンの中のトッポキのメッカと言えるお店に連れて行って下さいました。
ここは観光ガイドにも載っていて、前々から行ってみたいなぁと思っていた
お店だったのです!



トッポキの創始者という、おばあさんの写真が目印。

メニューは潔いことに、ただ1つ「トッポキ」のみ! オーダーは何人前かを
告げるだけ。(ガイドブックには日本語不可とありますが、日本語でも
「何人前?」と聞いてきてくれるので、何も知らずに行っても大丈夫です。)


屋台で気軽に買えるトッポキは、トロッとした甘辛ソースに千歳飴を短く切った
形状の餅が沢山入っているだけですが(これも十分美味しいのですが)、
ここでは餅はそんなには入っていなく、代わりに2種類の麺が入っています。
左右のラーメンっぽいのと中央のパスタっぽく見える麺(こっちは煮ると透明に)。
具には卵や韓国ギョーザも(餃子は屋台でもオプションで入れてくれるところが
あります。)


しばらく煮込むと良い感じに。写真は4人前ですが、2人前8000ウォン、
3人前1万ウォンと、こんなに美味しいものが3人で千円かからない安さ!!

麺がたっぷり入っているので、餅の料理と言うよりは麺料理の印象でした。
屋台のものとは別物のような印象ですが、これが元祖なのか!
久保田さんも僕も麺好き人間なので大満足!ソースの味も屋台とは異なり、
とても美味しいにんにくが効いていて最高です。
周りを気にすることなくにんにくを食べられるのも韓国の嬉しいところです(^^)


たくあん?がパックのまま手渡される(^^;)汁がたっぷりなので、僕のように
ズボンにぶちまけないように注意(@@)

是非是非ソウルにお越しの際は、屋台のトッポキとこのお店のトッポキをお試下さい。
日本でも僕に声をかけて頂ければ闇のルートで屋台同様の甘辛トッポキを調達できます。
(韓国スーパーで買ってくるだけです^^;)
ただ甘辛と言っても、日本のそれとはレベルが違うので辛いもの苦手な方はご注意を。



[嬉しいサプライズ]

お店を出る時、先ほどコンサートに来られた韓国のファンの方々が久保田さんに
挨拶に来られました。

(久保田さんの通訳^^;)
ファンの方々「お母様のお身体の具合は大丈夫ですか?」
 久保田さん「えっ!?なぜそれをご存知なんですか?」
ファンの方々「前回のミュージカル公演の時、テギョンさんがMCで『僕の日本の
       お母さん(親しみを込めてそう呼んで下さっているそうです)の
       お身体が優れないようで、僕はそれが心配でならない。』と
       言っていたんです。」
    我々「ええええええええ!?」

久保田さんのお母さんは、ご自分もご家族も知らない間に、テギョンさんファンの
方々の間ではすっかり有名人だったのです(^^)

実はお母さんは最近お体の具合が良くなり今回公演を観に来ることが出来た
そうなのですが、もしかしたらファンの方々の温かい気持ちの後押しがあった
お陰なのかも知れませんね。皆様カムサムニダ!!

それにしても食事中に久保田さんのことは気付かれていたでしょうに、
食事を楽しみ外に出るまでそっとしておいて下さったお気遣いに
久保田さんご一家も、テギョンのファンは本当に良い人達だね、と
とても感謝されていました。

大の麺好きの久保田さんが恍惚の表情で麺をすすっている時にサインを頼もう
ものなら、サインのクオリティーが20%低下(同氏比)する可能性があるかも!?
(ウソですよ?^^;)


さて名残惜しいですが、明日は僕だけ一足お先に帰国です。

2度目の韓国 4日目朝

2008-11-09 10:00:00 | 日常
[仁寺洞(インサドン)の日曜日]

今日の午後までは自由時間。
韓国2度目にして初めての雨の日です(雪がパラついたことはあったかな?)
小雨ですが日曜日ということで、宿の近くのメインストリートは朝から屋台が
出て賑わっています。


こういうトラッドっぽいものから今風のものまで色々店が出ています。
どこか別の街へ行こうかとも思っていましたが、ここで十分楽しめそうなので
インサドンの日曜を満喫することに。幸い雨も次第に上がってきました。


色々な国の方々を見かけます。


おお、ゲームセンター発見。中の様子は殆ど日本と一緒でした。


セガの某射撃ゲームをやってみる。1プレイ500ウォン。安っす!
時間が惜しいので1面だけクリアして外へ出る(じゃ、やるなと^^;)



[今ソウルで一番ホットなスイーツ?]

引き続き街を散策。

この派手な屋台に僕のアンテナがびんびん反応する…。
ん?なにやら気になるフォルムの食べ物が???



こ、これは…まさかあれなのか!?
いや、日本とは文化も違うだろうし、多分貝か何かのデザインなんだろう。


と、商品を入れてくれた袋に目をやると


…やっぱそうだったのか。
この袋、結構しっかりした封筒で、あとで洒落の分かる久保田ご夫妻に
見せたら「これはひどい(笑)」と大ウケ。
袋の吹き出しは「おいしそう」と言っているとの事。
またも久保田氏の頭脳の無駄遣いをさせてしまう(^^;)

薄手のもっちりした鯛焼きで、ホカホカで餡もたっぷりでした。
味は普通に美味しいんだけどね。(^^;)
お値段は2枚で2000ウォン。コンビニおにぎりが700ウォンなことを考えると
お高めかもだけど、笑いのネタとして十分元を取らせてもらいました。
ちょっと品のないネタで失礼(^^;)

面白いからこの袋をeチケットなどを入れたクリアファイルに挟んでおいたのですが、
まさか大韓航空のチェックインカウンターでおねえさんに見られてしまう
ことになるとは、この時予想もしなかったのであった。



[謎のパレード?]

突然遠くからチンドン屋みたいな音が聞こえ出来たかと思ったら、
何やら複数の男性の低く太い掛け声が聞こえてくる。

  ソロ「○×▼@@$%%~」
ユニゾン「インサド~ン」

と言うような流れの繰り返しなので、
「給料増やせ~」「そうだ~」みたいなデモなのかと思っていたら、
向こうから伝統的な衣装をまとった一団が。







各国観光客ももちろん僕も写真撮りまくり!

インサドンの言葉が入っていたから察するに、何かこの土地にまつわる
昔話を再現したパフォーマンスなんでしょうか?

さて今回の観光はこれでおしまい。今回は女子大の街にも行かず真面目な
観光でした(笑)。これから今日もコンサート会場に向かいます。

(4日目午後へつづく)

2度目の韓国3日目昼~夜

2008-11-08 12:00:00 | 日常
[イム・テギョンさんコンサート1日目]

今回、11/8,9に行われるイムテギョンさんのコンサートにゲスト出演される
日本の作曲家、久保田修さんの付き人としてスタッフとしてバックステージに
入れてもらう事が出来ました!修さんは今回テギョンさんに曲を提供されていて、
オケの中でピアノも弾かれます。
なのでここからはのんきに写真撮ってる場合じゃないので文章ばかりになりますが
ご了承下さい。

まずは修さんからテギョンさんに紹介して頂きました。
「彼は日本人ですか?」
テギョンさんあなたまで(^^;)いやこれはむしろ光栄かも。

3月には客席から拝見させて頂いたテギョンさんですが、間近でお会いした印象は、
思ったより小柄でスリム!やはり歌手はステージで大きく見えるんですね。

リハーサルの模様など、やはり現場を見られるのは勉強になります。
ハープ、チューブラベルこそシンセ(YAMAHA MOTIFが一台ずつ、2人で)ですが
フルオケ+リズム隊の大きな編成です。

韓国人オケの中で目を引くのは、クラリネットの韓国語が堪能というロシアの方。
修さんの話を聞いていると(半分冗談で言われたのかもですが)
ロシア人は何時いかなる時も隙を見せないみたいですね(^^;)
「はさみを渡す時は横向きに」のお話は興味深かったです。
今日は持ちかえでソプラノサックスを吹かれていた曲がありましたが、
普段クラシック以外も演奏されてることが良く分かる、
ジャズ・ポピュラー魂溢れる演奏でした。出来ればお話してみたかったなぁ。

指揮者の方もとても分かりやすく、時に繊細、時にダイナミックな振りを
されていて、勉強になりました。米良さんの韓国公演などでも指揮をされたそうです。

そして本番。

今日は1曲目の伴奏に使うピアノが別に用意されています。
なんだろう?と思ったらなんとイタリアのピアノ「FAZIOLI」
サンプリングでは持っているものの、実は僕は本物を見たのは初めてです!
ちなみにそれ以外のピアノはSteinway。

その後オケの曲が始まります。ステージ下手袖で聞いていたので、
後ろに音を出す楽器であるホルンの生々しい音が大きめに聞こえてきます。

1部後半のMCで久保田さんの紹介があった後、同氏の曲を演奏。
3拍子の曲なのですが、僕の中では修さんは3拍子が似合うイメージがありますね。
甘く雄大なトニックディミニッシュ(だと思うんだけど)が韓国の方の心に響き
そうだなぁ…などと作曲家視点の聞き方をしてしまったり(^^;)

そして実は僕、MC中にちょこっとステージ袖からピアノに運ぶものがあり、
文字通りの解釈で良いなら「韓国でステージに立った」といえます(笑)。

「クロスオーバー・テナー」のテギョンさん、3月同様声楽、ミュージカルナンバー、
ポピュラースタンダードなど多彩に歌い分け、ゲスト歌手の方々の歌も華を添えます。

そして大盛況のうちに終幕。

テギョンさんの歌のを3月に客席から聞かせて頂いていたことと、今回は
舞台裏から拝見させて頂いたこともあってか、前回よりはクールにコンサートを
観ることが出来ました。生意気ながら感想を言わせて頂きますと…。

セットリスト(曲目)には誰もが知るスタンダードナンバーが結構入っているん
ですね。オケもテギョンさんも演奏の数をこなされているようで完成度が高く、
会場も盛り上がります。ただ、これからもっともっとご活躍の場を広げて行かれる
テギョンさんですから、「これぞテギョンさん!」というオリジナル曲が
もっとあったらなお良いのになぁ!と思ってしまうのは僕が作曲家視点だから
でしょうか。もちろん、事務所のご意向、ファンの皆様のご要望などを十分考慮
された結果の今回の選曲とは思いますが。


[初日お疲れ会]

本日、久保田さんの奥様が日本から到着され、同氏のお母さんと一緒に会場へ
来られていました。ソウルや日本で何度か会っている韓国人のドンホも一緒。
そういやドンホの写真は載せたことないなぁ。折角なかなかの男前なのに。

と言うわけで、久保田家+ドンホと僕で夕食。
奥様は先ほど日本から到着されたとは思えないほどお元気で(来慣れてらっしゃるの
だろうなぁ)、僕にハングルが読めるといかに韓国が楽しくなるかを熱く語って
下さいます。エンドレスで。

韓国語が分からなくとも、ハングルが読めれば、「ホテル」「アイスクリーム」
など外来の言葉は発音のコツを押さえれば理解出来るそうです。
奥様も僕同様、外国語には学校で以外縁がなかった方だと思うのですが、
久保田さんと一緒になられてからは、僕の知る範囲だけでも英語、韓国語、
フランス語が少し話せるようになられたそうで流石です。
愛しの旦那様が外国の方々と楽しそうに話してるのに、会話に入っていけないのは
やはり寂しかったのだろうか?などと勝手に推測してしまいます(^^;)
韓国では、英語と韓国語をルー大柴氏的に組み合わせ会話の幅を広げるという
実用的な裏技テクニックもお持ちです(^^;)

・・・ですが、実は僕、奥様のお話を聞きつつも、久保田さんとドンホが隣で時折
とても興味深そうな音楽の話を英語でされていたので(そういえば何で2人は
韓国語で話さないんだろ?僕は助かるけど)、目線は奥様に合わせながら、
ついつい半分意識は久保田さんたちの会話に耳を傾けていました(^^;)
奥様ごめんなさいm(_ _)m
全神経を注いでも難しいことは理解できない英語なのに、
日本語を聞きながらではなかなか難しい(^^;)
それにしても僕も、3月の時よりドンホと会話が出来るのが嬉しい。

久保田さんは明日も出演されるので、今日はよき所で解散。
韓国では飲んだ酒を明日に残さないためのドリンクが沢山出ているらしく
簡単にコンビニで買えるという。
僕はろくにお酒を飲んでいないとはいえ、折角なので飲んでみる。
ドンホのおすすめはこれ。


朝鮮人参入りミルク、しかもホット。生薬嫌いの人にはおすすめできないけど、
カコナールを美味しく飲める僕には全く問題ない。

ドンホは軽く酔っ払ったのか、会計中に僕にレジの女の子のことを「he」扱いで
話していると、彼女が「she!」とか突っ込んで来る(^^;)
こっちの子は元気だなぁ(笑)。関西のノリなんだろうか?


明日はコンサート2日目。明日も良いコンサートになりますように。

2度目の韓国 2日目夜

2008-11-07 23:04:15 | 日常
[ソウルの夜]

久保田さん、クラスメイトの朴さん、初めての訪韓でお世話になった
イさんと僕の4人で集合。男ばかりでもお洒落なところで料理とお酒を頂く。


Jinroの最新商品。といっても僕は舐めるだけだけど。
キンキンに冷やして、時には凍っているところがあるくらいのが美味しい。
乾杯のあと韓国式の飲み方「目上の人がいる席では横を向いて顔を伏せるように
飲む。」をしたら、朴さんに「それ、やってみたかっただけでしょ?笑」
と見透かされる(^^;)
こういう気の知れた仲間内ではそれをするのはおかしいそうです。


同じガッコで音楽修行した仲間3人。(左がイさん、中央が朴さん)
男ばっかなのに、無駄にソウルの夜景が素敵だ。写真じゃ分かりにくいけど、
朴さんはまた髪も伸ばして僕らの知っている朴さんの姿に大分戻っていました。

この店は外にシャボン玉が飛んでいい雰囲気を演出しているのだけど…


なんと客席から思いっきりシャボン発生機が丸見えで、ムード台無し(^^;)
わかりますかね?右に向かって思いっきり噴射しています。
下のほうはなんだかブクブク汚いし(^^;)
日本なら上手い事隠しておくんだろうなぁ。


久保田さんは明日大事な仕事を控えているので早めに宿に向かいお休みに。

朴さん「さっきはお洒落なところだったから、普段僕らの行くようなところに
行きません?」おおおいいねえ!そういうの大歓迎。


こんな感じでビニールで寒さを仕切ったような食堂へ。店内は適度に賑やかです。

ここでイさんが特殊能力を発動。もう夜の10時を回ってるのに、
さっと男性2人、女性1人を召還!それでもイさんは、あと1人女の子が
来れなくてごめんなさいと謝る。いえいえこれでも凄いもんだって(^^;)
イさんは色んな人を知っていて、その人をすぐ呼び出せるのです。
韓国の人は夜中に平気で女性を呼び出したり出来るのか!と
変に感心したけれど、これは単にイさんが特殊な例なのかもしれない。
別に彼が軟派なわけでなく、おもてなしの気持ちが物凄く強い方だから
場を楽しくしようと呼んで下さるのです。非常に情も熱い方です。

新メンバー紹介、

(左)金さん。英語で会話することが今まで日常になかった感じ、
つまりは初回訪韓時の僕な状態。8割方通訳必須。
お婆さんが日本人で、新大久保で韓国語を覚え韓国にお嫁に行ったそうで、
彼女はクウォーター。久保田さんご夫婦とも面識があるそう。

静止画では伝わらないかもですが写真より物凄~~~くお綺麗です!!
物腰に韓国人女性のキツいところが全然無く、多分日本に来たら相当モテそう。
来なくてもモテてるだろうけど(^^;)
おばあさんがヘビースモーカーのためご自分はタバコも(酒も)ダメという、
僕がタバコNGなのとほぼ同じ理由の育ちのため気が合う。

けれど彼女が僕と同じ干支だと分かり「朴さん、僕らも歳取りましたねえ…」
と凹む。韓国では年齢の上下関係を非常に大事にするので(これは本当)、
普通に初対面で歳の話はする…とはガイドブックにあったけど別にそんなこと
ないなぁ。女性にずけずけと歳を聞いてるところなんてまだ見たことありません。


男性陣。申し訳ない!お名前を失念しました(@@)
Aさん(中央)はこのメンツでは一番英語が出来ます。
(会話力より特に教科書英語が僕よりずっと出来る印象。)
後に、実は日本語をかなり聞けることが分かる。彼自身は音楽関係者じゃないけど、
イさん同様異常にJ-POPに詳しい。なぜかソフトシンセの名前も知っていました。
そしてやはりイさんのように積極的で情熱的な方です。

Bさん(右)割とクールな方でした。英語をちょっとだけ話せる。
けど不安なのかすぐ誰かに通訳を頼みたがる(笑)。
プロではないと思うけど、ギターをやっていてブルースが好きとのこと。

ちなみに席に着くまでAさんBさんとも僕を日本人だと気付かない(^^;)
僕の「バンガプスミダ(お会い出来て嬉しいです)」はネイティブ並に通用したと
いうことか? 
ていうか日本のみんな、オラに日本人らしさを分けてくれ!

話が通じない時は(というか大体は^^;)イさんと朴さんが
日本語と韓国語の通訳をしてくれたおかげで、楽しく会話が弾みました。
僕が横浜出身と告げると、Bさんはいきなり「ブルーナイト横浜」を歌い出す!
それもかなり完璧な発音で。「なんでそんなの知ってんの?」と聞くと、
日本語の授業で先生が教えてくれたという(笑)。
さぞかしその先生はおじさんなんだろうなと聞いたら30代だって(^^;)

Bさん最初こそ元気でしたが、仕事がハードだったそうでへとへとに(写真参照)。
彼大丈夫?と聞くと「それでも付き合うのが韓国流だから気にしないで下さい。」
とかなんとかイさんは言う(韓国流かどうかは真偽不明)。ちょっと可愛そう。

金さんのお婆さんは納豆を豆から作ってくれたので、家族は毎朝食べていたそうな。
「日本でも、今じゃ納豆を豆から作れる主婦なんていませんよ!」と尊敬。
あの世代の方は醤油も味噌も納豆も作ってらしたんだよね。
「日本ではキムチ納豆という食べ方もあるよ。」と文化の逆輸入的に
お伝えしておきました(笑)。既にあるのかもだけど彼女は知らなかった模様。

金さんは良く僕に話してくれるんだけど、残念ながら僕の英語が分かって
もらえない。横で僕の英語を聞いた朴さんが韓国語で彼女に説明、返答は彼女の
韓国語を日本語へとカオス状態なのだけど、このわけの分からなさがとても
楽しい!(笑)むしろ全員が英語か韓国語が堪能だったとしたら味わえない
感覚かも知れない。
でも朴さん仕事させすぎてごめん(^^;)

疲れたのか「よし、みんな英語で話そう!」と朴さん。嫌がるイさん。
興味深かったのは、朴さんの英語を初めて少しだけ聞いたのだけど、
めちゃくちゃ絵に描いた日本人なまり(今思うとワザとだったのかもしれないけど)。
やっぱりあなたモグリの韓国人でしょ?(^^;)

でも今回言われて初めて気付いたのだけど、朴さんは韓国経済がIMFのお世話に
なった一番大変な状態の時に留学していたんだなぁ。当時は僕が今以上に経済に
無知で知らなかった。今の留学生もウォンが安くなっていて大変だけど、
頑張って欲しい。

この席では他にも面白い話を幾つか聞けたので、個別に書いてみます。

・日本のにおい

僕が今回は、3月の初回の訪韓で感じた韓国のにおい、水のにおいの
違和感を感じなくなった話をしたら、朴さんが来日の際は
ネギ、そば、しょうゆ、僅かなカレーのにおいで、日本に来たと感じるそう。
賢明な皆さんはお気付きかと思いますが、つまりは駅の立ち食いそばのにおい
なんですね(笑)。僕も帰国時、東神奈川で「ああ、ホントだ!」と感じた(笑)。

・唐辛子のプライド?

ひろあき「辛いものが苦手な韓国の人も普通にいるって聞くけど、僕はまだ
     会った事がないんだよね。」
朴さん「ああ、でも隠してるだけかもしれませんよ。特に日本人の前では。

…最初は意味がわからなかったけど、僕みたいな日本人がパクパク
現地料理を食べている前で、辛いものが苦手な姿をさらすことは、
とても恥ずかしいことだと韓国の人は感じるらしい(笑)。

するとしばらく鍋をつついた後…
朴さん「もっとソフトなもの頼みません?」
ひろあき「ソフトって辛くないものってこと?」
(コンビニのおにぎりも「soft」と書いてあるのは食べたら辛さ控えめだった。)

ん?わざわざそんな遠まわしな言い方するってことは…
ひろあき「朴さんもしかして辛いの苦手?(笑)」
朴さん「そ…そんなことないよ。」(その後何度も繰り返し否定。)
そういえば学生時代に朴さん宅に伺った時から今までに朴さんと食べたものは、
本物の韓国料理にしては激辛の部類のものはなかったなぁ。
あとで久保田さんに聞いたことなのだけど、辛いのがダメな人は、
釜山(プサン)出身の確率が高いとのこと。朴さんもそう。
これはビンゴかもしれない(^^)


・韓国人式の仕事の仕方

色々な仕事をしている人の話を聞いて、韓国人の仕事の仕方がなんとなく
理解できました。仕事以外の人間関係でも同じことが言えるのかもしれないけど。

久保田さん曰くこっちの人は「(人に気を配るより)自分が一番大事。」
ということで、ガンガン自分の望むことを主張します。
当然衝突が起こり、思いっきり熱くなってケンカする。
日本人ではありえないレベルの。…とここまでは、日本人がイメージしやすい
韓国人像の一部分かと思うのですが、その後が僕にとっては未知の部分でした。
彼らはその大喧嘩の後、一晩寝たり時間を置くととたんに冷め
「あの時は言い過ぎたよ…。」と後悔しナーバスになるようなのです。
そこで関係が修復されるのですね(^^)

なんか日本の古きよきマンガにありそうな、河原で倒れるまで戦った後
「お前良いパンチ持ってんな。」「へへ、そういうお前こそやるじゃねえか。」
そして二人には厚き友情が!みたいなドラマを地で行く国なのですね?


[ソウルの長い夜]

そうこうしているうちに夜中の3時を回る。
ここで金さんは明日家族で山登りのため(大丈夫なのか^^;)、
朴さんは朝からライフワークの野球のため離脱。
実は僕も明日の朝と午後に非常に大事な用事が2つある。
そろそろ帰らないとまずいのでなんとなく伝える。
ただ「お察しください」何てのは韓国(というかイさん?)には通用しない。
イさん「みんな辛いのはわかってますが、これを乗り越えられたら
もっと韓国を理解出来るでしょう。」恐るべしコリアンパワー。
さらに4時を回るとタクシーの深夜増しが解け安くなるという。
その言葉にちょっと丸め込まれてしまった(^^;)
社会が4時まで飲めよと言ってるような感じだなぁ。

そんなわけで4時過ぎに解散。


タクシーを降り、殆ど人影の無い朝5時の仁寺洞(インサドン)を1人で歩く。
特に治安の不安は感じなくてよかった。六本木とかの夜の方が僕ははるか怖い。
しかもこういう時、僕がナチュラルに装着している「韓国版いしころ帽子」は
便利なもので、外国人が歩いてる感をゼロにしてくれる。
でもこの能力は中国、韓国くらいでしか通用しないだろうから他では気をつけよう。

それにしてもメインストリートですれ違ったパトカーが僕の宿への細い横道に
まで入ってきて10m後ろをぴったりマークされた時はあせったけれど(^^;)
さて明日は無事に起きれます様に。

それにしてもとても有意義な体験ばかりで、連日長文になってしまいすみません
m(_ _)m

2度目の韓国 2日目昼

2008-11-07 12:00:00 | 日常
[仁寺洞(インサドン)の朝]
後々分かると思いますが、朝ちょっと下見をしたい用があり(^^;)
インサドンから隣駅のチョンノ3ガ(3丁目)までの道を確認。


インサドンのメインストリートから僕の宿への横道
浅草っぽさがある気がしません?


メインストリート
まだ店も開かず人通りはありませんがソウルでは車が容赦ないので関東人は特に注意。


なんか面白い建物があると思ったらジャパニーズレストラン「IZAKAYA」とのこと。
うーんちょっと違う気もするけど、これはこれでかっこいい(^^)

チョンノ3ガ駅前に楽器市場という面白い建物があります。まさに築地の楽器版。



階段を上がり中に入ってみる


で向かいの階段を下りる。この先に駅が。


市場の周りにも楽器の店が並びます。

駅への道を間違えて一本横道に入ってしまったら、一気にディープな街並み
(観光客お断りみたいな)になりました。なのに変な日本語看板発見。



…メンズクラブカラオケって何!?


[ゲーム会社訪問]

午後は久保田さんに同行しゲーム会社にお邪魔しました。
韓国はネット大国なので、ゲームといえばオンライオンゲームが主流のようです。
女性ディレクターJさん、たまたま会社を訪問されていたHさんという方も
ご一緒にサムゲタンをご馳走になったあと、会社でお話することに。


非常に広~~くモダンなフロアで、素敵なフリーカフェでコーヒーを頂きました。
写真正面の壁には、社員さんや会社を訪れた方々などの写真がズラーっと。

実はJさんとは少し前に日本でもお会いしています。
あの時は日本の観光ブックに書いてある「目黒寄生虫館」に行ってみたいと
言っていたなぁ(笑)。てか日本のガイドに載ってる事に衝撃(^^;)

今回ここでの久保田さんの用事は、手がけている曲のデータを渡すだけだったの
ですが、物理的にそれを達成するだけなら日本にいながらも方法はあるわけで。
きちんと仕事相手と顔を合わせ、人と人のつながりを大事にされている
久保田さんのスタイルはとても素晴らしいと思います。

僕も昔、久保田さんに「君はちゃんと人と仕事をしてるよね。」と言って頂き、
むしろ僕はその逆の人間と思っていたので、嬉しい反面途惑ったことがありました。
今でも自分じゃ本当にそうなのか疑問なんですけどね(^^;)

途中で久保田さんは所用のため会社を後にし、僕だけ残って、JさんHさんと
英語でおしゃべり。でもまだちょっと込み入った話になるとさっぱりで悔しいなぁ。
それでも話せる話せないは置いておいて、こういう席にいられるだけでも進歩なのかも。
前回なら、いざとなれば通訳をお願いできる久保田さんが傍にいなかったら
頭真っ白になってたかもしれない(笑)Hさんも英語に不自由が無い韓国人なので、
若い頃から勉強してたんですか?と聞いたら彼は(僕の英語が間違ってなければ)
軍隊(兵役でなく)にいた時に英語を覚えたらしい。Jさんも各国を渡り歩きながら
いつの間にか出来るようになっていたと聞きますし、英語なしでは生きていけない
くらいの窮地に陥らないとダメなのかな(^^;)

Jさんの電話で同会社のジャイアンのように身体の大きなドラマーさんも合流。
韓国ではこういう具合に気軽に人に声をかけ、損得勘定なしに友人を呼んで下さる
気がします。今まではソウルで大きな仕事をされている久保田さんが、日本から
来られている!ということで色々な人を呼んでくれるのかと思っていましたが
(もちろんそういう場合もあるのでしょうが)僕単独でも同じ用に扱って下さって。
ドラマーの彼は「福岡のとんこつラーメンは最高だ!」といっていました。
僕は「いやいや辛ラミョンも美味しいじゃない。」と互いの国の人気ラーメンの
エール交換(笑)。
あと「多分福岡のことは東京人より韓国人のほうが詳しいですよ。」ともお伝え。
多分そうだよね?

Jさんに最近の僕の曲を聴いてもらった後、会社を後に。
実は帰りの途中で軽く迷ってしまったのだけど、ソウルはちょいと歩けば
すぐ何かしらの駅があるので(そうでないところもあるんだろうけど)
あわてず騒がず適当に駅を見つける。隣駅の大林に向かったつもりが、
さらに隣の南九路という駅につきました。


ソウル初迷子記念に一枚(笑)。オフィス街から住宅街まで来ちゃいました。

Jさんにソウル大学に行くと山がとても綺麗だと教えてもらったので
最寄駅まで行ってみるものの、ソウル名物の渋滞がひどかったので
(駅から大学までは要タクシー)今回は諦めることに。

なぜならもうすぐ再び久保田さんと合流し、僕の同級生の朴さん、
やはり同じ学校出身のイさんらとお会いすることになっているのです。

(2日目夜に続く)

2度目の韓国 1日目

2008-11-06 23:37:49 | 日常
韓国ソウルに行ってきました。
僕の韓国への、さらには英会話学習への扉を開いてくださった久保田修さんの
仕事に今回も同行させてもらいます。

[韓国まで]

今回も大韓航空を使い、羽田の国際ターミナルから飛び、映画1本みるともう
ソウル金浦空港。


僕の自宅は羽田のほうが近いし、ソウル中心部へも仁川空港より金浦のほうが
近いので便利です。このフライトには格安航空券は無いようですけどね。
安く行きたい方はノースウエストで1万円台から成田─仁川があるそうですが、
やはり安い分、満席率が高いようなのでお早目の計画を。
どうでも良いことなのですが大韓航空の日本映画は「隠し砦の三悪人」
1択しかないのが寂しい(^^;)

今回も機内では4回中3回スッチーさんに韓国語の方で話しかけられるわ
(プロの目すら僕はナチュラルに騙してるのか…)、
金浦空港では現地のおじいさんに、地下鉄の階段では四角メガネにおかっぱという
典型的なソウルファッションの女の子(ここ数年の流行だそうで、コンタクト+
伊達メガネの子もいるとか。)に道を聞かれ、相変わらずの日本人オーラ
ゼロな自分にあきれる。
ていうかこのスーツケースに「Japan」って札つけてるあるよねえ?
しかも僕思いっきり片手に日本語の「地球の歩き方」持ってるよねえ?ねえ?

[ソウルの交通]

道を尋ねられるほどソウルの街と同化しつつ、難なく一人で今回の仁寺洞
(インサドン)にある宿まで来れました。
前日にすでに久保田さんはソウル入りされてお仕事中。
にもかかわらず入国の確認やアドバイスメールの数々有難うございました。
ソウルの地下鉄は地上乗り換えなどの必要はなく、路線も色分けや駅番号などの
配慮がされていて、初めての方でも非常に分かりやすいです。

電車からタクシーや買い物にも使え、駅や多くのコンビニで購入&チャージできる
T-Moneyカードの利用は移動をとても快適にしてくれます。
今年3月に来た時は地下鉄に乗った時など、国特有の匂い?に数日慣れません
でしたが、今回は殆どそれを感じません。あと季節によるものか僕が慣れた
だけなのか判りませんが。あの匂いは暖房のせいだったのかな?

なおソウルの地下鉄は座席が金属です(地下鉄の会社によって方針が違うので
全線そうではないのですが←愛ちゃん情報)。


これは列車火災があった後取られた対策だそうですが、久保田さんのお話では
「初期のはシートにくぼみがなくまっ平らで、急ブレーキがあるとツツーっと
横滑りしたんだよね。」との事です(笑)。
あと、しばしば車内で訪問販売ライブが行われるので驚かないように(笑)。
僕はそこまでハードなものにお目にかかったことがありませんが、久保田さん情報
では、ひどいものになると勝手に人のヒザに品物を置いていき、再び回収に来る
前に手にとってしまうと買わないといけない…なんてのもあるとか。
面白いのはこの訪問販売、誰も見向きもしないと思いきやたまに売れるんですよね(^^;)

タクシーには模範タクシーと一般タクシーがあります。
ガイドブックでは模範を薦めていますが、一般で十分だそうです。

多くのタクシーで通訳用の無線を積んでいるのですが、なかなか使ってくれないので
最後の手段なのかなぁ?(^^;)
韓国のタクシードライバーが、しばしば日本で見かけるように悪態をついたり
殺伐としていないのは、距離+時間課金制の料金システムのため、気持ちに余裕が
あるからかも知れないというのが僕の推測です。

バスは言葉と土地勘が必要なため、僕のような初心者には難しいようです。
というか一般タクシーの初乗り2kmがW1900(大雑把過ぎて済みませんが190円
しない)と安いのでそっちを使うことが多いと思います。

[ソウルの宿]

今回久保田さんはお母さんと奥さんも日本から来られているので、立派な所に
泊まられています。書斎だけで僕の宿の部屋くらいある(^^;)
それでもべらぼうに高い訳ではないようで、日本の並のホテルに泊まるくらいの
予算を出せば、なかなかゴージャスな所に泊まれます。

久保田さんのご意見でもあるのですが、中途半端なランクの宿に泊まるのは、
もったいないと言うか余り意味がない気がします。
リッチな気分を味わうか、僕のように1泊3千円もしない旅館
(それでもシャワーやルームクリーニングつきですよ?)に泊まって、
お金は他に回すのが得策ではないでしょうか?
女性には安心感や清潔さの面で、あまりに安すぎるところはお薦めしませんが。

ご存知の方も多いかと思いますが(僕は知らなかった^^;)、
韓国の旅館や家庭にはオンドルという伝統的な床暖房システムがあり、
寒いソウルでも非常に屋内が暖かです。昔は薪で、今は電気がガスで温めた暖気が
通る道が床下にあるそうです。
なんとなく、北海道の家丸ごと暖めちまえ!システムに発想が似てるかなと
思いました。
このおかげで、今は東京と余り大した気温差はないのに、寝る時はTシャツ一枚で、
さらには窓を開けていました(安宿ではこうやって室温を調節^^;)

ワールドワイドな視点を持つ久保田修氏言わく「暖房器具を自己責任で買わせる
日本のほうが珍しい。」とのこと。
多くの国ではデフォルトで家に暖房設備があるそうで。

ただ、オンドルはうっかり床にコンビニ袋に入れた食べ物などを置いておくと
ホカホカになってしまうで注意(^^;)
でも韓国マイスターの久保田さんでさえもうっかり熱燗を作ってしまったことが
あるそうでちょっとホッとしました(いやダジャレじゃなく笑)。

[仁寺洞(インサドン)]

今回泊まっている街、仁寺洞は、前回訪れた街とはまた違った雰囲気でした。
宿から徒歩1分でメインストリート。前回殆ど見かけなかった西洋人が
良く目に付きます。何故かと尋ねたら、ここは観光コースの1つなんだそうです。
明洞(ミョンドン)や弘大(ホンデ)のような若者の流行の店は殆どないものの、
多くの伝統的な土産屋や美味しい韓国料理屋(観光地なのでメニューに日本語も
多い)があり、週末にはにぎやかな屋台食べ歩きも出来(もしかしたら平日夕方も
かな?)、辛いもので疲れたらコンビニもスタバもマックも近くにあります。

久保田さんが「日本でいうと浅草だよね。」と言われ、非常に納得でした。
日本と違うのは、こういった観光名所にも安宿が多くあることだ、
とも言われていました。

これだけ狭いエリアで何不自由なく韓国を十分満喫できてしまうので、
ここを知ってしまったら遠くまで足を伸ばしての探索が億劫になってしまうかも(^^;)
久保田さんもお気に入りの街のひとつのようで、韓国人の友人に
「修さんは仁寺洞を渋谷より詳しく知ってる。」とまで言わたとか(笑)。

ただひとつ残念だったのは、駅の傍のGS25(コンビニ)の若い店員の何人かが
どうも日本人を余り好きではないようで、ブスッとした良い対応ではありません
でしたね。GS25のおにぎり美味しいのになぁ。

[新しく知った料理]

夜に、仕事を終えた久保田さん、久保田さんと一緒にソウル入りをされていた
お母さんと3人でお食事をしました。携帯のカメラなのでいまひとつ美味しそうに
見えませんが(^^;)

ここで初めて食べて気に入ったのがタコ炒め(左)。韓国名は忘れました(^^;)
僕の好きな「トッポキ」(甘辛のジャンの中に千歳あめを短く切ったような形の
餅を入れる)とベースは同じ味で、野菜やタコが入っています。
カリカリに焼けたチジミもとても美味しかった。おこげをたべるような食感。
日本人だとピザ状に切って食べるけど、久保田さんに箸でランダムに小さく裂いて
食べるスタイルを教えて頂く(写真中央奥)。
友人の韓国人に教わったそうですが、一般的な韓国の食べ方かどうかは不明(笑)
手前は海鮮スープ。やはり韓国では食事が大きな魅力の一つですね。
野菜が自然と摂れ、しかもしっかり味があります。もやしなんて
はちきれんばかりにピチピチシャキシャキなんですよ。

あ、韓国では取り箸という概念がないので、潔癖症の方はご注意ください。


…とまぁこんな感じで初日の夜は更けていきました。
今日は特に用事もなかったので、ただの観光ガイドになっちゃいましたね(笑)。