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音楽修行日記

作編曲家、花岡宏晃の日記です。

SEのパワー

2009-06-04 23:46:14 | 曲作り
今日は、ある仏具?を録音しました。
しょぼい録音機材しか用意出来なかったのに、思いのほか良く録れてびっくり。
こういうことがあると十万円超えのマイクとか費用対効果を考えるとどうなのよ、
とか思ってしまいますが、曲にちょっと脇役で入る音の録音だからそんなこと
言ってられるんでしょうなぁ(^^;)

夜は別件で足利の修正。曲の冒頭にあるSE(仏具じゃないですよ)
を入れたらどうか?というアイデアを頂き試してみるも、やってみたら
…村人が数人変死を遂げるに違いないような恐ろしい世界になってしまって
衝撃を受ける!!なのでどうしようか先方と相談中(^^;)
SEって入れ間違えると凄いことになるんだなぁ。

*

こちらは昨日のネタの続きですが。


今日もAmpliTubeをいじっていたら…


アンプの保護ネットをクリックしたら外れた!?
スピーカー部分のネットも外せたけど、アンプの方のは外しても多分音は
変わってない感じ(^^;)


ボリュームを上げると真空管が段々と光ってくる!(笑)
モニタの明度を上げて頂くと見えるかと思いますが、左と真ん中の真空管の間には
注意書きも書いてありまする(笑)。
いくらリアルだからって、下手にクリックしたらMacから煙出るとかいうことないよね?
(ああ縁起でもないこと書いた^^;)

エレキかアコースティックか・・・

2009-06-03 19:55:30 | 曲作り
足利があと1曲を残して数日停滞しているので、さださんアレンジのほうに
集中出来ています。先の曲の直しがなかなか評判良くてよかった!

次に作るのは、シンプルなギターの曲ということもあり、マシンパワーにも
余裕があるのでおまけで手に入れたギターのアンプシュミレーターソフト
「AmpliTube」を使ってみました。

要するに、エレキギターは楽器だけ持っていてもアンプやエフェクターなどが
ないことにはCDで聞くような色々な音は出せないわけですが、このソフト
があれば、それらの代役をしてくれるという訳なのです。

とは言っても僕はギター弾きではないので、シンセでなるべく癖の無いクリーンな
エレキギターの音選び、このソフトで加工すると言った使い方をします。




こんな感じで、幾つもアンプが選択できて。
多分定番所のギターアンプを意識してそれに似せているんだろうけど、
僕はイマイチ詳しくない(^^;)でもアンプで音を作っていくという
ギタリストの感覚が味わえます。


ギタリストが床に置くタイプのストンプエフェクターもこんな風に
敷き詰められます。結構面白いなぁ。一見無意味とも思えるこういうリアルな描写や
デザインが、孤独で寂しい曲作りの仕事を楽しくしてくれます(^^)
一番右のボリュームペダルは置いても意味ないんだけど
(作曲ソフトの方で音量調節するので)やっぱ雰囲気的に置いてみました(笑)。



こちらは最終的に音が通るラック。
この前段階で、キャビネットサイズ、何のマイクで音を拾うか選択ができます。

このソフトでは殆どのツマミにデジタルな数値表示がなく、あくまでツマミの回し
加減で判断、というアナログ的なところにギター魂を感じます(笑)。
まぁアナログシンセもそんな感じですが。

肝心の音ですが結構気に入っていて、さらにギターの音作りのコツを掴めて来れば、
相当リアルなものが作れそうです。

今夜、これで作ったものを提出します。
でも「やっぱりアコギ(フォークギターとかエレキ以外のもの)の方が良い」
といわれる可能性も実は残されているのです(^^;)
=そうなるとこのソフトに出番はない。

ちなみにこの曲を使う秋の公演は再再演のようで、手元に過去の両方の音資料が
あります。それによると初回はエレキ、再演はアコギでした。
果たして今度はいかに!?

6月になってしまいました

2009-06-01 17:10:06 | 曲作り
今日も今日とて音楽制作。
曲は出来上がったのにサーバがつながらなくて送れず、ふてブログ更新(笑)。

おやつにムーミンクッキーと言うのを食べました。



右上はムーミンなんだか女の子の方なのか分からなかったけど
箱のイラストを見たら女の子の方は髪が生えていることから、これはムーミンと判明。
彼はスキンヘッドだったのか。

*

昨夜、1年ほど前にお会いしてからそれっきりだったのフルートの方からメールが。
なんでも小編成アレンジをすることになったのだけど、ホルンの扱いが
分からないとのこと。音域を教えてあげ、多少のアドバイスなどを。
まぁ実際は経験が要るので言葉だけで教えられるものではありませんが、
突拍子もないことをすることを避ける手助けになればと。

その際数冊の楽器法の本を引っ張り出したついでにしばらく目を通していると、
僕はあんまりホルンの低音域使わないなぁと思ったり。
まぁある名のあるアレンジャーの方で、ホルンの最低音から4度上の間の低音域は
使わないというマイルールを作っている方もいるので、人それぞれなんですが。


今夜もがんばる・・・

2009-05-31 20:08:12 | 曲作り
直しを提出。お返事待ちの間に水槽の水換え。
その後別件の曲で最後に久々にピアニカを1フレーズだけ録音して乗せてから提出。

両者ともにさらに修正のメールが来ました。
片方のクライアントさんのご意見はちょっと抽象的で、どう直していいのか
わからないので(^^;)もうちょっと詳しく教えて下さいメールを。

お返事待ちの間に先日足利の件で録音してもらった素材を曲に乗せてみましたが
乗りがよく、ほとんど余計な音質加工をしなくても良い感じ。
これは録音してもらった甲斐があると思います(^^)

今月の追い込み

2009-05-29 17:45:34 | 曲作り
月末に向けてのラストスパートが始まっています。
絶対的な締め切りではありませんが、自分たちで設けた長期戦の予定の
中間ポイントです。

昨日は短めな曲を1曲完成。
昔演奏したこともある、クラシックのあるジャンルのノリが役に立ちました。

そして今日は別件のアレンジ。出来れば今夜、こぼれても明日には終わるでしょう。

さらには某所で録音した音素材が送られてきたので、これを少し前に作った
曲に組み込みます。上手くはまってくれるかな…。
素材だけ聞いて良い感じでも、曲に入れるとどうも…ということもあるので
やってみないとですが、沢山サンプルを収録して来てくれたのでそんなに
心配はしていませんが。

返事を保留していた仕事ですが、やはりカツカツになってしまうので、
お断りの連絡を入れました。先方も僕を想定して下さっていてくれたようなので
申し訳ないのですが、やっつけ的にこなしたくなかった仕事なので。

誤解

2009-05-25 23:56:17 | 曲作り
音楽にそんなにお詳しくない方とのやり取りで、
どうも曲を直してもOKが出ず話が噛みあわないなぁ???と思って
サンプルの音を送って頂いたら謎が解けました。

「電子ピアノ」という言葉の解釈がお互い違っていたのです。
僕はいわゆるエレピ、つまり「エレクトリックピアノ」の意味だと思って作って
いたのですが、先方の意図するところは「キーボードで出したアコースティック
ピアノの音色(本物のピアノをイメージした音)」という意味でした(^^;)

音楽的には凄く単純な内容なのだけど、演技との「間」が大事な曲なので
秒単位の修正を繰り返しました。この辺、宅急便で曲を送っていた時代では
考えられません笑。ネットで気軽に24時間曲を送れようになった反面、
クライアントさんも気軽に直しを24時間依頼できるようになってしまったのです(^^;)

良い音、良い音楽?

2009-05-23 18:04:59 | 曲作り
6曲ファイルを納品。・・・と書くと凄いけど、実は実質的には2曲で、
同じ曲の本番用オケと、練習用(ガイドメロが入ったもの)などバージョン
違いなだけです(笑)

出来上がったものを聞き直していた時。
「そういえば大分髪が伸びてきたなぁ・・・」と、曲を聴きながらちょっとかき上げたら
大幅に音が変わってびっくり。この程度でも音は変わってしまうんだ・・・。
曲を作る本人でこれなんだから、可聴音域も違う他人に聞こえている音は十人十色
なんでしょう。

高価な機材や、マスタリングソフト、こだわったリスニング環境(うちはかなり
ひどいけど)に、コンマ1デシベル単位で調整したミキシング。

言い方は悪いけど、なんだか馬鹿らしくなってしまった(^^;)
それらにはある程度見切りをつけて、もっと軸となる作曲力、アレンジ力などの
音楽能力を向上させたいものです。

わくわく

2009-05-14 21:39:22 | 曲作り
今作っている曲では、曲の中にある音を入れるという話になっているのですが、
なんだか上のほうで凄いことになっているみたいで。
僕が色々な素材を加工して作った音を聞いて頂いたら、
「どうせやるなら本物の音で行こう!」というご意見らしく、
市内で録音できそうなものを探して下さるみたいです。

川井憲次さんが「イノセンス」でオルゴールを栃木の採石場跡に持ち込んで
録音したみたいに・・・とまで壮大な話ではありませんが(^^;)
このこだわりにはちょっとワクワクしますね!
いずれそれが僕の所へ送られてきて加工を託されることになるので責任重大です。

*

と、熱くそれらの会議が行われている隙に、他の仕事を進めています(^^;)
こちらの曲では、良い音ながら使う機会のなかったあるメーカーの、
プレイノイズ?がバリバリ効いたウッドベースや、先日のミュージカルで
ペット奏者にさえ打ち込みだと気付かれなかったソフト「The Trumpet」の、
これまた使ったことのない音色の出番です。
う~んこんなことまで書けてしまうのも芝居の仕事ならでは!?

各種音楽製造中

2009-05-07 19:12:06 | 曲作り
新茶を送って下さった静岡のお母さんありがとう!
一般的にお茶はやや冷ました熱湯で入れるのが良しと言いますが
僕はガツンと熱湯で入れて濃くする(カテキンも多く出る)のが好きです(^^;)
ちょっとここ数日の寒さで喉にきていますがカテキンパワーで治します!

*

以外にもたった1度、7箇所ほどの直しであっけなくオケアレンジに
OKが出ました。すると偶然にもそれと同時に次の曲の資料がFaxされて来てびっくり(^^;)
これまた一転して素朴な感じの曲。
シンプルな伴奏が求められそうですが、シンプルな場合だと楽器数も音数も
少ないので、一音一音ニュアンスを丁寧に作らないとボロが出てしまいます。

1、2日待ってもらって先客のロックに着手することに。
これは割と無難に終わらせることも出来ますが、この曲と並ぶ他の曲との兼ね合い
を考えるとなるべく盛り上げておいたほうがいいので、アドリブ箇所に
こだわろうと思います。何の楽器で弾くかによって多少手間が違うかも。

*

所用で本屋に行ったら、大人の科学マガジン「テルミンmini」というのを
見かけちょっと衝動買いしようかと思いつつ、踏みとどまりました。
おもちゃなんだろうけどフォルムがかわいかったので(笑)。
結構昔の号なのだけど、最近このパワーアップ版のテルミンも出たそうで
一緒においてあったみたい。後で調べたら、前者は音がちょっとおじさんぽく
(上記リンク先で動画が見れます)、後者は値段の割に遊びで使う分には
良いみたい。
そういや僕の先輩がテルミン奏者の竹内正実さんに認められ、指導していいよ
みたいなお墨付きをもらっていたような。

この世界初の電子楽器「テルミン」を発明したレフ・セルゲーエヴィチ・テルミンは、
映画にもなっていますが、KGBのスパイに拉致されたりで凄い人生なんですよね。

「大人の科学マガジン」は見たことなかったのですが、アナログシンセとか結構音楽関連の
ものも出していて面白いですね!流石にこっちは本物のアナログシンセを
持っているので必要ありませんが、雑誌は読んでみたいなぁ。


ダブルヘッダー

2009-05-04 23:25:46 | 曲作り
足利の仕事も次のものがFaxされてきまして、いよいよ忙しさが増してきました。
こりゃ今月はジムをかなり減らさないとまずいかな。
ついこの間、お世話になっているトレーナーさんに、最近の出席率の良さを
褒められたのに(@@)

ちょっと苦労したダンスミージックがOKがでて、次は小編成オーケストラと
ロックという、全然ジャンルの違う曲をほぼ同時進行で作っていかないと
いけません(^^;)

それらが終わっても、どちらの仕事共にまだまだ何曲も仕上げるものがあります。
でも今は目の前の2曲以外忘れて集中しよっと(^^;)

一曲完投式が僕の仕事スタイルですが、どう進めていこう・・・。
本当に同時進行としたら、日中はオケ、疲れてきた夜間はノリで乗り越えられる
ロック…とか?