りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

春を告げる水仙の詩(うた)

2019年03月10日 | リタイア日記
 きのうは月二度の公民館英語の日でした。
桜にはまだ少し早い季節ですが、春を告げる花
水仙があちこちで咲き誇っています。
前回の講座ではこの水仙をテーマにしたお話を
しました。イギリスの詩人ワーズワースの「水仙」
#Daffodils"を取り上げました。
みんなで声に出して読む音読をしたあと、英文学と
ワーズワースの話を少ししました。
おばちゃんの英語講座ですが、たまには格調の高い
英文学の香りをかいでもらいたかたったのです。
 そして昨日は前回に続いてまたもや水仙をテーマに
取り上げてみました。
題材はアメリカのフォークソング「七つの水仙」から
です。(Seven Daffodils)
この歌は若者が恋する女性に捧げたラブ・ソングです。
"僕には豪邸も土地も持ってないけど~"という歌詞で
始まるこの歌。
”何千もの丘の上で君に朝を見せてあげられるよ”
というところはわかりにくい言い回しかもしれませんが
これはメタファーです。これがわかっていないと
意味がうまく伝わってこないのです。
二番の歌詞にも
"僕には財産なんて無くてきれいなものを買って
あげられないけれど、僕は月の光を紡いで指輪や
ネックレスにしてあげられるよ"
という部分も同じです。案の定というか
「月の光を紡ぐ、って?わかりません」と質問がくる。
ここで私は「みなさん。少女時代のことを思い出して
ください。春になるとたんぽぽなどの草花を集めて
首飾りを作ったりしませんでしたか。そのイメージで
読んでみてください」と話たのです。
「良くやりました。子供の頃はそればっかり」と
質問者が答えてくれたのでした。
塾に来る中学生とおばちゃんたちの違いがここにもあります。
経験のあるなしの違いは大きいですね。

春を告げる水仙の花。この花には清楚・きよらか・けなげ
・控え目・・などのイメージがありますね。
コメント (4)
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NHK大河いだてん

2019年03月07日 | リタイア日記
日曜日の大河いだてん。
はっきり言って面白くない。
見たいという気にならない。
脚本のクドカンこと宮藤官九郎は
前に「あまちゃん」も書いたが
あまりにも出来が悪い。今回も同じ。
視聴率がだんだん下がってきているのも
よくわかる。(10.2%→9.7%→??)
コメント (2)
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雨の日は小説でも読もう

2019年03月04日 | リタイア日記

「文芸春秋三月号」に芥川賞の受賞作が二篇掲載されていた。
そのうち上田岳弘の「ニムロッド」を読みはじめています。
ニムロッドとは小説家志望の男の名前です。
「私」はビットコインを採掘することを仕事にしている男です。
無から価値を生み出すことを採掘とか発掘などと称している
わけですが、果たしてそんなことが可能なのか?
毎月約30万円ほどのもうけがあるという。(次第に減って
いきますが)。

 作者の上田氏は1979生まれ。早稲田大学を卒業して就職する
頃にはちょうど就職氷河期と呼ばれる時代とされている。
この世代は「ロスジェネ世代」ともいわれ、多くのひとが
仕事にありつけることの難しさを体験しているわけです。
またバブル景気が崩壊してゆく社会を目の当たりにしています
から将来を悲観的に考える傾向にあるともされている。一つの
例をあげると結婚に対しても消極的なのが特徴とされています。

 「ニムロッド」という小説は選者の高木のぶ子氏もいうように
絶望の物語である。
本人も受賞者インタビューで「ロスジェネ世代は絶望を書いて
いく」と述べているようにそのことは否定していません。
 平成の終わりに生み出されたこの暗い小説ですが今日のような
いつ止むとも知れない鬱空のもとで読むのには向いているかも
しれません。
コメント (2)
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