Hiro*のStarlight Note

デジタル天体写真初心者の奮闘を綴る備忘録です
2013年春ポタ赤で再発し14年秋オートガイド導入、装備だけ完全再発!

なんとなく後回しにしていたM42・M43

2018年01月08日 | 画像処理あれこれ
オリオン座大星雲は時期のものですし、やはりいつかは”完成”と言えそうなところまで処理してみたい代表格です。
しかし
2015年10月14日にNGC1999付近と題して一緒に撮影して以来撮影していない対象です。輝度差がネックとなってHDR処理が上手くいかずに放置しています。
今シーズンは何とかリベンジたいところですが、天候不順でチャンスは当分望めそうもがありません。仕方なく過去画像をどうにかならないかといじってみました。

オリジナルはFSQ106ED + 645RD-QE0.72Xで( 380mm F3.6).+ EOS6D SEO SP4、iso1600の組合せの撮影です。
縦構図で右上に写っていますので、下のようにフルサイズ焦点距離約800mm弱相当にトリミングです。


撮影は①(15秒×4コマ)と②(30秒×4コマ)と③(5分×12コマ)で合計63分露出です。
トラぺジュームが見えるようにするには、15秒より短い露出が必要のようです。たぶん5秒以下。この時点で結果は見えていますがやってみた。



まずはカブリのバラついた各コマに対して、RAW現像を済ませ、各コマをStellaimage7で合成を行っています。
始めに①②③ともそれぞれトーナメント合成します。
①と②は中心部が飛ばないように色調とレベル調整を完成させた上、加重平均30%で合成を行い。
③のレベル調整はデジタル現像を想定して周辺の淡い部分が浮き上がるまで中心を飛ばすコントラスト調整をします。
その③と①②の合成を加重平均30%で合成を行って階調復元のためデジタル現像処理へ持込んでいます。
ここからはPhotoshop ccにて輝度マスクレイヤーを2~3重ね、カラーバランス調整はRGBの山を重ねるためトーンカーブレイヤーの各入出力値等を各色ヒストグラムを見ながら調整していきます。
後はコントラスト調整や色彩調整など微調整のために必要なコマンドを使っています。今回は最後にディテール強調のためViveza2のストラクチャーを30%に頼っています。

中心分は確実に飽和しています。自然な感じと言えばそうですが、もうちょっと中心部を透かせたい思いです。無理です(笑)もともと15秒でも飽和していますから、再処理するまでもなく無理だったのです(笑)。
Photoshopでレイヤーを使って合成する方法でも試してみましたが不透明度で調整しても同じ位にしかなりませんでした。やはり、もっと短い露出の撮影からやり直しです。
皆さんHDR処理はどうされていますでしょうか?


でもまあ、3年前の仕上げより格段に精彩になっています。
「勝手に選ぶ2015年ベストショット」の"NGC1999付近"横位置トリミングは差し替えをしました。

最下部に写っているNGC1999の星雲上の黒い点については星友yさんのブログ”夜盗虫の写真帳part2”「星雲に開いた穴」で知りました。

パッパッパッパッと人工衛星が写り込み・・・・・・あ~~


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2 コメント

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こんにちは (youmushi555)
2018-01-11 14:41:44
天気の悪い日が多くていけませんが、いかがお過ごしでしょうか。
最近はHDR処理に励んでおられるようですが、自分もM42をHDRしたことがあります。
最低露出も同じく15秒ですが、通常の画像処理をした後SilverEfexPro,Dfine2(フルダイナミックレンジ)を用いて白く飽和したトラペジュウム周辺をピンポイントで調整し、少し白飛びを押さえることができました。
興味があれば(16/11/16ブログ掲載)ご覧ください。
では、また。
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yotoumushi555さんへ (hiro-2415)
2018-01-11 17:37:03
言われるようにどうなたのでしょうかこの天気! 天体写真は諦めなさいって言われているようです。
Nik collectionのピンポイント修正は使ってみました。これがあるともう段階露出はできたも同然ですねぇ。誰でも簡単になのでどうなんでしょうか。そんな気にもなりました。
ありがとうございました。
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