Hiro*のStarlight Note

デジタル天体写真初心者の奮闘を綴る備忘録です
2013年春ポタ赤で再発し14年秋オートガイド導入、装備だけ完全再発!

感度を上げて撮ってみた (バラ星雲)

2013年12月11日 | 画像処理あれこれ
今日の1枚 NGC2244(バラ星雲)

2013.12.06 23:52~撮影  EOS60DSEO SP4+EF70-200mmF4L IS USMの200mm域  F4.0開放 2分露出×16コマ(32分) iso3200 seranisityou
TOAST Pro にて追尾  dalk10コマ flat5コマ処理 80%くらいにトリミング

天文ガイド1月号のTG.FactoryⅢに「低感度で長時間露出VS高感度で加算平均」の記事がありました。
写りは蓄積される総情報量で決まるのですが、焦点は画質にどれだけ差が出るかです。

σ( ̄。 ̄)の機材の場合ポタ赤(TOAST Pro)によるほったらかし追尾です、いくら精度の良いとは言えど露出時間が長くなるほどエラーが増えます。
追尾の線状エラーも向きが違ったり、ひどい時は「へ・へ・へ」状にエラー、コマ毎にエラーの形状が異なります。これを合成すると情報が壊れてクリア―な合成画像となりません。

現在iso1600で露出4分を基本で運用していますが焦点距離100mmを超えると徐々に厳しい現状です。この日は全部露出2分としてiso3200で試してみました。
処理の結果、高感度による画質の悪化は加算平均することによりさほど目立たないと感じます。星像は露出を半分としたので悪いもので団子くらいで治まっています。画質への影響はこの効果が大きいと感じました。
大雑把に綺麗に見えれば良い程度と割り切れば、積極的にiso3200を使ってみるべし!。2Lサイズプリントなら問題なし!です。

ポタ赤+焦点距離200mmの撮影でこれだけ仕事すればいいでしょう。
機動力を発揮するポータブル赤道儀によるコンパクト撮影スタイルでは焦点距離100mm辺りまでが妥当な選択かも知れません。

〔追記〕
GPV気象予報のこれから1週間の夜明け前の予報は真っ白(曇り)です。ラブジョイ彗星の撮影の予定は立てられません(涙)。はぁ~~~




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まるこう)
2013-12-11 09:33:10
本体のバラはもちろんのこと、バラの周りの淡いところや恒星の色もしっかり出ていていいですね!!

今回の記事が大変参考になりました。
私もポタ赤で50mm~200mmくらいのレンジでHα画像を撮影したいのですが、iso1600で10分以上の長時間追尾に不安があります。
感度を上げて撮影する手がありますね。ちょっと試行錯誤してみます。

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Unknown (やまねももんが)
2013-12-11 13:46:13
こんにちは。

私も西條さんの記事は興味深く読みました。
それをすぐに実験して頂いてうれしい限りです。
ISO3200は十分に実用域ですね。

バラ星雲だけでなく、周りの星空の色合いもとてもきれいに仕上がっていますね。
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Unknown (hiro-2415)
2013-12-12 22:11:17
>まるこうさんへ
ポタ赤の運用をそこそこ安定させたく取り組んでいます。
限界域がどのくらいかを試していますが難しいですね!
iso3200は一つの答えかもしれません。試してみて下さい。
コメントありがとうございます。
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Unknown (hiro-2415)
2013-12-12 22:16:04
>やまねものんがさんへ
こんばんは^^
丁度試行錯誤の後の記事でしたが、フィルム時代の感覚でiso1600でも高いと感じていましたが今のデジカメは高性能です。
高感度は使いよう!と言うか常用なのかもしれません。
写真は片ボケで課題はあります。楽しんでいます。コメントありがとうございます。
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