
平成20年にスタートした『かが元気塾』も今年で第4期。1期から3期まで、45名の方が卒業されました。毎年6月に始まるこの講座では、毎月一回、仕事を終えた方々が加賀商工会議所大ホールに集まり、夜7時から10時過ぎまで熱心に学んでおられます。コーディネーターは北陸先端科学技術大学院大学客員教授の近藤修司先生。この塾では先生の提唱されている「四画面思考法」をベースに、参加されている皆さん自身が主役となって経営革新をすすめ、さらには地域を元気にしていこう!とお互いが刺激を与え合ってきました。
『かが元気塾』コーディネーターの近藤先生
(第3期生のファイナルプレゼンテーションより)
そして翌年の1月には、それぞれの改革プランである「改革実践提案書」を作り上げプレゼンテーションを行います。たくさんの人の前で自身の「ありたい姿」を宣言することによって、自分の夢を実現させていくエネルギーをもらうことができるからです。
そうしたファイナルプレゼンテーションの様子は、これまでもこのブログでご紹介してきました。皆さん、すごく生き生きとしていますよ。
【2期生】
☆外部向けファイナルプレゼンテーション
我々が未来を創り出す!~『経営革新・かが元気塾』成果発表会~
http://blog.goo.ne.jp/hirano2009/e/c4d42efea8449224f24f0b80101a3080
【3期生】
☆思いの共有で連携を! ~経営革新『かが元気塾』第3期ファイナルプレゼンテーション~
http://blog.goo.ne.jp/hirano2009/e/034261418a304a711513d24c64b455c2
☆「動」と「静」から生まれる改革実践 ~第3期『かが元気塾』成果発表会~
http://blog.goo.ne.jp/hirano2009/e/de41b7511419845ef0decc9319fc05df
さて、それではいよいよ第4期『かが元気塾』のスタートです。今期は16名の方が参加してくださいました。『かが元気塾』は地域に根差した経営革新塾であり、参加される方の職業も千差万別。今回参加される方々ももとてもバラエティに富んでいて、経営者としての実績が豊富な方も多く、私もたくさんのことを学ばせていただけると楽しみにしています。
まずは第4期『かが元気塾』実行委員長の山本さんの司会でオープニング。山本さんは加賀市役所で交通関係を中心に活躍されている行政マンです。市役所は行政機関ですが、たくさんの人と資源を動かすためには、やはり優れた経営マネジメント感覚が必要なのですね。
山本実行委員長
主催者を代表して挨拶された加賀商工会議所の見附専務理事からは、「元気塾」の名の通り、「元気」を全国に発信してほしいとのお言葉をいただきました。
加賀商工会議所の見附専務理事
『かが元気塾』の生みの親であり、1期、3期とご自身も学ばれた守岡さんからは、4期生として集った皆さんへの熱いメッセージが送られました。守岡さんは先代から受け継いだ北陸リネンサプライ(株)の炊飯部門を独立させて(株)加賀守岡屋という新会社を立ち上げ、より付加価値の高い商品を生み出そうと努力されています。こうして誕生したのがヒット商品「守岡さんちの焼いなり」。羽田空港で販売される「空弁(そらべん)」にも採用され、人気を呼びました。その守岡社長へのインタビューは、下記の記事をご覧ください。
☆「こだわり」の徹底でオンリーワンへ!~加賀守岡屋、模倣困難性への挑戦~
http://blog.goo.ne.jp/hirano2009/e/6017406f83eb8884b21fc713d9ec185b
『かが元気塾』生みの親・守岡さん
ところで、今回の第4期『かが元気塾』のスタートに当たり、思いがけないアクシデントが発生!なんとコーディネーターの近藤先生が、都合で来られないというのです。2週間前に連絡を受けた実行委員会のスタッフは急きょ会合を開き、第2回目に私が担当する予定の講義との入れ替えを決定。思いがけない大役に私自身緊張しましたが、皆さんのおかげでどうにか無事に講義を終えることができました。
私の講義のテーマは「ようこそ!改革実践のネットワークへ!」。次回から本格的に始まる近藤先生の講義の入門編として、近藤先生の提唱されている「改革実践の3原則」や、県内各地に広がる改革実践塾の皆さんとの交流についてお話しさせていただきました。コース料理の「前菜」や寄席の「前座」のようなもので、近藤先生の講義を少しでもわかりやすく感じてもらうことができれば、と思っています。
さて『かが元気塾』の特徴の一つは、卒業生が現役生をいろんな形で応援するということ。実行委員長の山本さんも、事務局の了舟さんも元気塾の1期生です。そして今回も4期のオープニングにあたり、昨年3期生として学ばれた北出さん(トラント)や東出さん(丸運トラック)、そして佐野さん(洋菓子のケルン)が応援に駆け付け、それぞれがファイナルプレゼンテーションで発表した「改革実践提案書」を披露。4期生の皆さんは、これから自分たちが作っていく良きモデルとして、熱心に見入っておられました。
3期生の北出さんのテーマは「お菓子を通じて、感動の共創」
3期で実行委員長を務めてくださった東出さん(丸運トラック)は、「信頼を運ぶ」という自社の企業理念に込めた思いを語ってくださいました。
3期生の東出さんのテーマは「信頼を運ぶ」
3期生の佐野さんは、つねに技術の向上を図っておられます。昨年は、東京で開催された国内最大規模の洋菓子展「2010ジャパンケーキショー東京」のチョコレート工芸菓子部門で、銅賞という快挙を成し遂げられました。その佐野さんへのインタビューの様子は、下記の記事をご覧ください。
☆洋菓子のケルン(前編) ~感動を与えるArtisan(アルチザン:職人)~
http://blog.goo.ne.jp/hirano2009/e/1b049a408f9f1f5897e9c5af0097d53e
☆洋菓子のケルン(後編) ~お菓子を通じて地域の交流を!~
http://blog.goo.ne.jp/hirano2009/e/a1f5237ea6f461655a67e18b16ddd781
Artisanをめざす3期生の佐野さん
そして最後は、これから四画面を作成していかれる4期生の皆さんご自身が、「現状の姿」を把握するために「SWOT分析」を。「SWOT分析」とは、強みS (Strengths)、弱みW (Weaknesses)、機会O (Opportunities)、脅威T (Threats)の4つをシートに書き出してみることで、戦略立案のベースにしようという手法です。有名なツールなので、参加者の皆さんもどこかで作成された経験があるかもしれませんが、今回はその結果を「現状の姿」としてまとめたうえで、お一人おひとりに発表していただきました。
こうして時間はあっという間に過ぎ、気が付けば終了予定時刻の22:00を超過!一日の仕事を終えて集まった皆さんが、3時間以上にわたる長い時間積極的に参加してくださったことは、これから始まる第4期『かが元気塾』の皆さんの意気ごみの高さを感じさせるものでした。
さて、次回からはいよいよメインコーディネーターの近藤先生のご指導が始まります。いろんなご縁で4期生として『かが元気塾』に集まった皆さんですが、各地でいくつもの改革実践塾をコーディネートされている近藤先生のご指導によって、職種や世代、そして地域を超えて改革実践のネットワークを広げていってくださることでしょう。皆さん、頑張ってくださいね!
追 伸:
今回の写真は加賀商工会議所事務局の了舟さん(元気塾1期生)にご提供いただきました。改めて御礼申し上げます。
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