私の住んでいる地元・加賀市には、通常の路線バスのほかに、CANBUS(キャンバス)というユニークなバスが走っています。運行しているのは(株)まちづくり加賀。加賀温泉郷の活性化と訪れてくださるお客様の利便性をはかるために、加賀市、加賀商工会議所、加賀市観光協会、山代温泉観光協会、片山津温泉観光協会、地元バス会社、各旅館協同組合及び加賀温泉郷にある観光施設の関係者が集まって平成12年に設立した法人とのことです。
「まちづくり」という目的のために、地域が一体となって設立・運営しているという方式も素晴らしいのですが、今回はそのユニークなデザインをご紹介したいと思います。
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前回は「くいだおれ」の閉店のニュースから現在の日本社会を取り巻く環境の変化、すなわち「少子化」「高齢化」「高学歴化」による中小企業の「後継者問題」を考えてみました。
今回は、その「くいだおれ」の創業者である山田六郎氏のエピソードから、マーケティング戦略を学んでみたいと思います。
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新型インフルエンザの発生で、大阪の小中高校が臨時休校となっています。ところが、肝心の高校生が「家にいてもつまんない!」とばかりに繁華街に繰り出し、カラオケ店は大行列とか。まあ、これも一部の生徒のことでしょうから、そんなに目くじらを立てるほどのことではありませんが、「大人の思いと子どもの感覚は、多くの場合でズレがある」ということの証明かもしれません。けれども、日本経済が未曾有の危機的状況になっている今日、日本の「元気の中心地」大阪には、新型インフルエンザの影響を吹き飛ばし、日本経済再生の活力の源となってもらいたいものです。
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今年のNHK大河ドラマは『天地人』。「愛」という珍しい兜の前立ちで知られている戦国の武将・直江兼続が主人公で、若手人気俳優の妻夫木聡さんが演じ、視聴率も好調のようです。
でも私個人としては、昨年の『篤姫』の方が好みかな。(宮崎あおいさんという女性が主役だったこともありますが・・・)。今回は、薩摩藩主の分家の生まれに過ぎないこの女性が、天下の徳川将軍家への輿入れるという幕末の一大プロジェクトから、販路を持たない中小企業が自社の製品をマーケットに出すために活用する『OEM戦略』を考えてみます。 . . . 本文を読む
松下幸之助といえば、丁稚奉公から身を起こし、売上高9兆円、従業員数45,000名(いずれも2008年連結決算)という日本屈指の家電総合メーカ・パナソニック(旧:松下電器産業)を築き上げ、「経営の神様」ともいわれる人物です。1917(大正6)年の創業以来、幾度もの経営危機を乗り越え、今日の発展の土台を築いてきたその人生は、「百年に一度の大不況」といわれる現在でも、大いに参考になるのではないでしょうか。
さて、今回はその「経営の神様」を、先日(4/2)のブログ「上杉鷹山の改革分析」でご紹介した「4画面思考法」で分析した試みのご紹介です。 . . . 本文を読む