★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

「ゴーン・ベイビー・ゴーン」

2009-03-02 03:38:33 | 映画(か行)
<T943/2009/A036/S019>

厳つい顔して大根役者っぽいからラジー賞の常連だけど、
実はオスカーの脚本賞受賞歴のある、ベン・アフレックの監督・脚本作品。
主演は弟のケイシー・アフレック
原題も「GONE BABY GONE」=意味判らないから、もっとわかりやすい邦題つけたらいいのに・・・
と思ったけど、劇場未公開作品なので、面倒だから原題そのままで通しちゃったのかな。
2007年製作の、ミステリー系クライム・サスペンス・ドラマ、114分もの。

あらすじ・・・今回はHMVさんから引用させてもらいました。
パトリック(ケイシー・アフレック)はボストンでパートナー兼恋人のアンジー(ミシェル・モナハンはん)と組んで失踪者を探す私立探偵。ある日、下層階級が住む小さな町で少女誘拐事件が起きる。4歳の少女アマンダ(マデリーン・オブライエン)が自宅から忽然と姿を消したというのだ。「娘を助けて」と悲痛な姿をテレビカメラにさらし世間の関心を一身に集める母親・・・テレビのニュース、ワイドショーは一斉にこの事件を取り上げ、街は騒然となる。初日に解決をしないと、検挙率が10%まで落ち込むという誘拐事件。しかし少女の失踪から既に3日が経過していた。そんな中、パトリックとアンジーのもとへ、アマンダの叔母ビー(エイミー・マディガン)と叔父ライオネル(タイタス・ウェリヴァー)が訪れ、姪の捜索を懇願する。事件の重さにアンジーは難色を示すが、ビーの熱心な依頼に根負けし、二人は仕事を引き受ける。アマンダの母親へリーン(エイミー・ライアン)を訪ねてみると、彼女は酒とドラッグに溺れた自堕落な暮らし振り。誘拐前は、彼女の育児放棄を見かねたビーとライオネルが何かとアマンダの世話を焼いていたのだった。しかし、捜索は遅々として進まず、誰もが焦燥感に駆られていた。パトリックとアンジーはボストン市警の刑事たちと組んで全力で捜査を進める。次第に捜査線上に浮かび上がるその町の暗部。ドラッグ中毒者、売人、闇を抱えた人間たちが集まる酒場、そして暴力・・・。やがて彼らは、ヘリーンがドラッグの売人から金を盗んだという事実をつかむ。アマンダの誘拐は、この代償だったのか・・・?

ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
1.「7つの贈り物」「ミスト」に続いて3作連続「主人公が報われない」シリーズになっちゃったぁ。
2.誘拐された娘の母親ヘリーンは酒浸り・クスリ漬けのアバズレ女・・・
ヤクの運び屋やってて代金13万ドル?をネコババしてたのねーーー。
3.パトリックとアンジーは地元密着系の探偵で、売人やってる黒人の友人がいたり・・・
ヘリーンとも学生時代の知り合いが一緒で面識があったり・・・まさに地元っ子。
ケイシー・アフレックは弱そーなんだけど、銃を持ってて、この町で生きてく術を知ってたから、
失踪者探し系探偵をやってるのね。
4.警部(モーガン・フリーマン)の指示で地元のおっさん刑事2人と情報交換しながら、

容疑者の密売人の黒人親玉と接触・・・
金と娘の交換取引・・・
5.しかし、取引現場で突如銃撃戦・・
密売人のボスは死亡・・・アマンダも湖の底へ沈んじゃった・・・。
6.事件は終了・・・モヤモヤの残るパトリック・・・
二ヵ月後、別の子供の誘拐事件の犯人タレコミ情報をもとに、
こないだの刑事2人とアジトに突入・・・刑事1人死亡。
7.正義感を出して善い事しても、まわりのい人が死んでってしまう主人公・・・
そんな中、残った刑事1人(エド・ハリス)の言葉が引っ掛かるパトリック。
8.実はアマンダの叔父ライオネルがヘリーンのネコババ話を盗み聞きし、
刑事とつるんで横取り計画・・・娘を誘拐するが、
何も知らない伯母の熱意が、パトリックを巻き込んだ展開になったのね。
9.事実をライオネルに吐かせたところにマスクをした刑事が登場するが、
酒場の店主に射殺されちゃう・・
10.この事件も終了・・・と思いきや、事情聴取でつじつまの合わないことに気がつくパトリック。
実は警部も一枚絡んでて、娘を保護・・・
アバズレ母から引き離して育てたほうが、子供は幸せだと、妻と一緒に育ててたのね。
そんなアホな・・・、ダメ母から娘を取り上げる為には、法律を犯してまで、人を殺してもいいのか???と、正義感丸出しのパトリック。
彼女のアンジーはこのまま警部の元で育てたほうがいいからそっとしておいて・・・
と言うけど、パトリックは警察に通報・・・
11.アマンダは無事、母のヘリーンのもとに返されたが、
ヘリーンは娘をほったらかしで、新しい男とデートに出かけてしまう有様。
パトリックはこの件でアンジーにふられまくり・・・
善い事したはずなのに、周りのものが去っていく、報われない主人公なのでした。

●どんでん返し系の脚本は面白かったね。
●主人公はケイシーじゃなくても良かったのかなーー。
 
まあ、弱っちいのに、銃の力とハッタリで生きてく男の役としては適役か?
●それにしても、善い事したと思っても、結果が悪かった・・・って、後味悪いよねーー。
今回の主人公・・・人を死なせちゃうは、彼女にはふられるは、娘の人生変えちゃうは・・・
で、とっても複雑な心境に陥っちゃったね。
●ひらりん的にはモナハンはんが、お気に入り。
●モーガン・フリーマンじいさんは、たまに悪役やるのね。
ウォンテッド」とか、「ラッキーナンバー7」。

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
ケイシー・アフレック出演作・・・「ノンストップ・ガール」なんか見てみてください。
ミシェル・モナハンはん出演作・・・「キスキス・バンバン」に出てましたっけ。
 


という事で今回は・・・
不条理度・・・
世の為、人の為と思ってやった事が、裏目に出まくる報われない主人公のお話でした。


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1 コメント

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善悪の判断 (メビウス)
2009-03-07 17:44:26
ひらりんさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

実は去年の未公開作品の中でナンバー1に選んじゃった作品ですっw善悪の判断というものを深く考えさせられますよね~・・。
端から見ると2人の考えはどちらも正しいように思えますし、やっぱり何が悪くて何が正しいのかという基準も、時と場合に寄りけるのかも・・・と思ってしまいました。
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