つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

それは、普段なかなか聞けない、弁護士の本音の独り言

年末年始

2013-01-16 15:50:02 | 親父の肺癌

2012年12月31日(月)~2013年1月1日(火)

久しぶりに年末年始を名古屋で過ごす。もしかしたら親父と過ごす最後の年末年始になるかもしれないので。

親父は至って元気そうでした。やや、空咳が続くのが気になりましたが。

北九州の先生から薦められた「波動水」なるものを作る浄水装置みたいなものとフコイダンを実家の台所で発見する。

浄水装置みたいなのが20万円くらい、フコイダンが(たしか)4万円くらい。

「うわっ。高っ!」

と思ったものの、よくよく考えてみれば、NK療法は1回22万円である。NK療法2回分にも満たない金額。

「インチキくさ~」

と一笑に付すのは簡単だが、

「50万円使ってハワイ旅行に遊びに行くのと何が違うのかな」

と思い直す。

どちらも「気持ちの問題」である。それだけのお金を使って、「安心」とか「満足」とか「思い出」とかを手に入れるわけだ。

「波動水」とか「フコイダン」とか「NK療法」とか「丸山ワクチン」とかの効果がないという気もあるという気もない(←あるのかないのかよく分からない表現になってしまった。)。

しかし、それだけのお金を使って、親父の気持ちが落ち着くなら、それで十分ではないだろうか。そもそも親父が働いて稼いだ金だし。

ただ、どれも高い買い物であることには間違いない。24万円を「安い買い物だ」というのは孫さんか柳井さんくらいのもんではないか。お二人とも一面識もないが。

 

ガンと宣告されたら、お金のない患者は座して死を待つだけ、という今のガン患者を取り巻く日本の状況はおかしいと思う。

 

 

 


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