自転車通勤日記

自転車通勤往復40km、ただし微温湯通勤中。

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手術開始

2013-02-09 01:18:51 | 骨折!
手術当日になりました。
これまでは自前のTシャツとトレーナーなんかで寝てたのですが、朝起きると病院支給の寝間着に強制的にお着替えです。で、手術用にちょっと太めの点滴の針を入れたりして、水分摂取終了時間の10時がやって来ました。大急ぎでペットボトルのミネラルウォーターの残りを飲み干して、手術に向けて待機です。

で、ココから結構急かされたり待たされました。私はその日3番めの手術患者に予定されていて、ところが私の前の患者さんに手術前に予定変更が発生してしまって2番めに昇格して、もしかすると11時ごろ手術かも~とか言われたのですが、やっぱり一番目の手術が大変で時間が伸びてしまい、結局私が手術室に移動したのは昼過ぎでした。

手術室までは自分のベッドで移動です。牽引状態のままゴロゴロと移動していきます。

手術室に入ると、まず看護婦さんがちょっと痛み止め入れますねと点滴のラインから注射器で薬をチュッと注入しました。
流れ作業のようにベッドが移動して、心電図などがつけられたような気がします。そして、手術台の脇まで来て牽引がいよいよ外され、パンツを・・・牽引され始めてからパンツは脱げなかったので、実に6日めのパンツになります・・・を脱がされました。

「脱いだりするとかなり痛いと思いますので、パンツは多分切っちゃいます」と事前に説明されていたのですが、別に脱がされても痛くないじゃん?とか思っていますと、背中の下にボードをいれて、よいしょ、と手術台に移されました。
いよいよ横を向いて、片足体育座りの姿勢を取らされます。あの骨折した日の悪夢のようなレントゲン台への移動が嘘のようです。まだ骨がつながっているわけではないので、牽引を外せばあの日と同じ状態に戻って、激痛にのたうち回るはずなのに、です。

なんか不思議なことに、何をされても左足は痛くないし、それ以前になんか「もどうにでもな~れ♪」っていう妙なお気楽お気楽な気分になって、さらには自分の体を動かすのもすごくめんどくさくなって来ました。「ココわかりますか?」と、アルコールに漬けた脱脂綿を足につけたりして麻酔の効き具合をチェックします。冷たさを感じる神経が最も最後に麻痺するため、麻酔のチェックのためにアルコール綿の冷たさがわかるかどうかのテストをしているのですが、「ぜんぜんわかりませ~ん」ってすごくお気楽に答えたかと思ったら、意識を失ってしまいました。

あとで教えてもらったのですが、一番最初に入れた痛み止めは医療用麻薬系の痛み止めだったようで、おかげさまで牽引解除やベットから手術台への移送もほとんど無痛で終わってしまった上に、大変ハッピーな気分のまま手術開始となっていたようです。髄内釘やプレートの手術を受けた方のブログをいろいろ読んでみましたが、下半身だけ麻酔されて手術を受けて、痛みは無いんだけど数時間手術の会話や音(結構骨の外科手術は機械音が凄いみたいです)を聞かされて精神的に参ったとかという方が多かった中で、私はすごく楽に手術してもらった感じがします。

意識が戻ってきたのは手術が終わり、ベッドに戻された時点で、まだ手術室の中でした。驚いたのは朦朧としてゆっくり意識が戻ったのではなく、すごく爽やかに脳にカチッとスイッチが入ったみたいに意識が戻ってきたのです。手術中は好みの有線放送を流してもらえるとのことで40代向けロックのチャンネルをお願いしていたのですが、意識が戻ってきた時にかかっていたのはwinkの悲しい熱帯魚でした。40代向けUSクラシックロックだと思ってたのに。まぁいいか。

待合室で待っていてくれた家族に手を振りながら、そのままベッドがゴロゴロと移動されて病室に戻りました。手術後の状態は、左足はちょっと見ギブスみたいな感じでしっかり包帯がまかれ、右足には血栓防止用のエアマッサージ装置がついてます。背中には術後の痛みを抑えるための硬膜外麻酔、右手には点滴、口には酸素マスク、そして股間には導尿カテーテルがついてました。意識がないうちに随分色々取り付けられてました。

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