自転車通勤日記

自転車通勤往復40km、ただし微温湯通勤中。

電子ガジェットウォッチも開始しました。

牽引実行!

2013-01-31 20:47:17 | 骨折!
足の下にシートを引きまして、足首から踵にかけてバシャバシャと消毒薬をかけていきます。
こんなに痛い時になんですが、この消毒薬、怪我をしていない肌にも結構ピリピリと刺激が来るものですね。

そして、踵のあたりに結構な痛みが。
「麻酔注射です。ココら辺肉が薄くて痛いけどちょっと頑張って」
かなり痛いです。麻酔が効くまでの間先生と看護婦さんは何やら準備をしています。

「電動にしますか?」「いや手動で」とかいいながら、
「じゃ、行きますよ。痛いですけどこれが最後ですから」

電動と手動の違いがある道具って、やっぱりドリルですよね。

確かに最初足に触った感じはしたんですけど、そのタイミングでは特に痛みも感じませんでしたがその後、その道具がゴリゴリと言い始めた瞬間からこれまで記憶に無い痛みが、踵じゃなくて骨折部から響きはじめました。
これだけゴリゴリするドリルで穴を開けてるんですから、骨折部から下に相当な圧力とトルクがかかってるわけです。その力が、看護婦さんが抑えているとはいえ骨折部に直接響いてくるのです声も出ないくらいです。痛みから、意識していないのに両手に力がかかってさっきもらったタオルがギリギリ鳴ってます。

「もうちょっとだから頑張って」「後ちょっと」とか言われて、私はおそらく人生で始めて味あうレベルの痛みに叫んでおりました。

「はい穴あきました。後は針金通すだけ」と言われたときは脱力して声も何も出ませんでした。
踵に針金を通されると、痛くはないのだけれど、皮膚を通じてではなく骨を通じて直に力がかかってるという経験の無い感覚が発生しました。
「はい。じゃ、引っ張ります」シャフトに金具を取り付け終わり徐々に引っ張り始めたのですが、骨と骨がゴリゴリとものすごく嫌な音を立てながらずれて行くのがわかります。

「はい、これで終わりです」といわれて、半分気が遠くなっていたところから引き戻されると、確かに脛に先程まであった激痛が止まってます。たぶん点滴から入れられている痛み止めの効果もあるとは思うのですが、先ほどのレントゲンを撮影していた頃とは大違い。


包帯などをまかれて、後片付けがおわってから注意事項とこれからの予定を説明してもらいました。

・引っ張っているので身体がどんどんベッドの下の方に行ってしまうので、気をつけて上に身体をずらすように。
・痛みは減ったと思うけどこれで骨が繋がるわけではないので、左足は動かさないで。
・数日間この状態で腫れが引くのと、骨に細菌感染があるかどうかの観察をします。細菌感染がなくて腫れが引いたら手術します。
・どうしても足が外側にむいてしまいがちになるけどそちらには神経が通っているので、できるだけ足を上に向けるように
・お小水は尿瓶を使ってみてください。使えないようであれば導尿します。

ふー。ここまで処置されて、時間を聞くとやっと昼になったくらい。
人生で最も長い4時間でした。

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