Maki's Room

ラスティック ジャンク チープシック& 
キッチュ  ミックススタイルのインテリア

入院・手術・術後1日

2010-05-30 17:37:31 | HBC

なんとなく落ち着いてはきていますが、まだまだ腹の傷が痛みます。
28日無事誕生日を自宅で迎えました。


ムラカミのケーキは甘さ控えめ



今回は入院から手術後3日間の日記。

5/19(wed)入院当日 病名「多発子宮筋腫 子宮頚部異型上皮」

この日10時に婦人科外来へ来るようにいわれていたため、いっちゃんが運転手で波田病院へ。外来で仕事へ戻るいっちゃんと別れ、診察。前もって渡していた以前のMRI画像を見ていたY医師(女性)から「やっぱり以前より、ちょっと大きくなっていますね」と言われまして。一応気になっていた生理(3月に2度あり、4月はだらだら長引き、5月は未だきていない)の話をしましたら、急きょ尿検査させられ。「妊娠している可能性があるかも」ということで。(笑)結果、当然ながら妊娠はしておりませんで。病棟の看護士さんが迎えにきてくれ、西病棟4Fの産婦人科&小児科病棟へ。「小児科があるので、ちょっと騒がしくて申し訳ないです」と担当の若い看護士さん。(めざましTVの戸部アナに目がちょっと似てる。鼻以下はマスクでよく分からず)
33号室(4人部屋)の廊下側右側のベッドに案内されました。荷物をほどいて説明をうけ。
特にやることがない。。。病棟案内をもとにあちこち探検。
お昼(普通食)完食の後は早速勉強。看護士さんに「すごい、勉強ですか?」と言われました。
このたびの入院にて、絶対にやろうと思っていたこと。
1つ、勉強。
1つ、「竜馬がゆく」を読む。
1つ、非日常を満喫する。
1つ、肌の手入れを丁寧にする。

でした。(果たしてどうなったか??)

その後看護士さんが「9時になったら飲んで下さい」と下剤2錠を持参。
そして「毛を剃って下さいね」とシェーバーと新聞紙を置いていきました。(やってももらえるのだけど、自分でやる方がいいかなと)一度駄目出しされ、再度トライして「OK、OKです!ばっちりです」と言われてホッとしました。
6時の夕飯は流動食。分かってはいたけれど、あっけにとられてしまう。。味気ない。。(苦笑)
夜9時頃歯磨きをしていると、ベッドのマイクで「麻酔科医からお話があります」と呼ばれステーションへ。
書類と照らし合わせて細かく説明をしてくれる。一応念のためと「ぐらついている歯がないか」「口を開けて指2本縦に入るか」確認。また天井を見て首を後ろに反らすことができるかのテスト。「水分は今夜0時まで」とくぎを刺されました。「明日は信大から応援がきます」とも言われました。「あーたがやるんじゃないのかい。。。」と思ったけど、まいっか。。

何度見てもこの絵は酷いと思う

何せ初めてのことなので、よく分からないけど大丈夫だろう。と就寝。
しかしこれが、寝られない!まず暑い。予想はしていたけど余りに暑くて。そして夜遅くに幼児の泣き叫ぶ声。おさまったと思ったらまた泣き叫ぶ。そして同室の人がうなされる。静まったと思ったら、別の人がうなされる。。「大丈夫かい?!」今後の入院生活に、一抹の不安が生じました。無理に寝ることをあきらめ、朝がきて空が白むのを眺めることに。


5/20(Thu)手術当日「腹式単純子宮全摘術」

昨夜はあまりのうるささに閉口して寝られなかった。。そうこうしてるうちに5時、便意が。。下剤が効いて下痢。
看護士さんによると、昨夜の幼児の件は急患だったそう。それは致し方ない。。
で、浣腸のお時間。出産時にやった以来だな。。とたかをくくっていたのですが、「最低でも5分我慢して」という言葉は守れませんでした。。(苦)浣腸の後はシャワーの許可があったので、比較的空いているという5Fのシャワールームで、さっぱり。
後で「5分もたなかったんだけど。。」と告白したら「大丈夫ですよ~」って。え??
4Fにある診察室へ呼ばれ、エコーなど。。ベテラン医師ともう一人は結構若い医師。
結局執刀医って誰だったんだろ。。(オイオイ)確かS医師だと思うのだけど。
あと「頚部異形成の部分のチェック」のため外来2Fで診てもらいまして。

8時45分頃いっちゃんが到着。
私の方は点滴をつけられ、レギンスは脱いで弾性ソックス(白)を履く。これは血栓(世にいう「エコノミー症候群」というやつ)ができないようにするためのもの。美脚ソックスのようなものですが、なかなかきつい。
「そろそろ行きますか」と促され、3Fの手術室へ向かうべくエレベーターホールへ歩いて行きますと、主治医のY医師が来ていて「Makiさん、寝れました??」と気づかってくれまして。「いやー、暑いし全然寝れませんでしたよ~」と答えると「緊張してますか??」と。
「いやあ、全く。」なるようになるし。。先生と別れ3Fへ。
手術室の前で「そんじゃあまた。」と言っていっちゃんともお別れ。
大きな扉がうぃーんと左右に開き、看護士さんに「ここで術衣に着替えます」と手前の衝立てで仕切られたところに立たされ、下着(パンツ)以外脱いでピンクの術衣(一昔前のラブホテルの浴衣みたい・・・)を普通とは逆に(背中がが開くように)着てシャワーキャップのようなものを被らされ、彼女に案内されて進んでいくと、グリーンの術衣の人たちがたむろしており「よろしくお願いします」と挨拶されたのでこちらも挨拶。そして看護士さんとも別れてさらに左の手術室へ。だだっぴろい部屋に手術台があり、促されて仰向けになると毛布をかけてくれまして。婦人科だし色々と気を使ってくれてるのかしら。。と思いました。
左側から若い男性が「信大から来ました麻酔科のTです。よろしくお願いします」と言うので、まじまじと見てしまい
「めっちゃ若いんだけど、大丈夫かいな」と失礼なことを内心思う。。
なんせ初めてなので全てが物珍しく、キョロキョロしてしまいます。部屋の壁がすごい濃い抹茶色で、なんだか可笑しくて笑いそうになりました。
まずは右を下にしてエビのように丸まって、硬膜外麻酔。消毒して局部麻酔がチクッときて、後は痛みもなく針を背中(骨と骨の間)にさします。脊髄と骨の間にある硬膜外腔というトンネル(背骨に沿って縦長にある)に沿ってカテーテルを入れて針を抜きます。痛くないけど、確かに背中に何か入ってくる感覚があって微妙に気持ち悪い。これは術後の痛み止めのための麻酔で、手術には全身麻酔をします。マスクを当てられ「大きく深呼吸して」と言われたにも関わらず普通に呼吸。再度「深呼吸して」と言われ慌てて何度か呼吸をしているとマスクからチクチクしたようなピリピリしたような感じがあり「これか?」と。
(点滴から静脈麻酔を入れるので、そんなわけないと思うのだけど)麻酔科医の兄さんが「1分くらいで眠くなります」と言っているのを
「ふふん、そんなわけないじゃん」(ー▽ー)と聞いていたのですが。
そっから先の記憶はなく、目が覚めたら病室でした。(爆)
本当にドラマや映画で見たシーンそのままで、びっくり。ぼんやりとした室内が大部屋と違うので「部屋違う・・・」とつぶやいたら、いっちゃんが「個室だよ」と教えてくれました。

麻酔が覚めるに従い、いろんなものが体にジャラジャラついている事がわかり、さらに足にはポンプがついていました。足に巻いたものに定期的に空気が入っては抜ける。。(かなり邪魔)あまり口がうまく回らないのですが、いっちゃんと会話。麻酔の影響か?かなり寒くて上に布団やらいろいろかけてもらったのですが、次第に熱が上がり38.3度くらい迄いくと今度は暑い。氷枕をもらうと幾分楽になりましたが、布団を剥いでいました。看護士さんには「麻酔きれたら、朝の感じと変わらないですね。顔色も戻ってきたし」と言われました。手術室から出て来た時は、いっちゃんいわく「血の気がなくて白かった」そうで。いやー、その姿見たかったな。(笑)
摘出した子宮を私は見ることができなかったのですが、いっちゃんはしっかり見せてもらったそうで「こんな感じの大きさ」とタオルで形を作って見せてくれました。かなりでかかった。。
さて、続き。
熱のせいもあったでしょうが、とにかく喉が渇きました。許可が出るまで水分も駄目ですので、2度口をゆすぐに留まりました。あとお腹もすいて仕方なく、最近ラーメンづいていたからか「ラーメン食べたい。食わせやがれ~!」などと内心思っておりました。(笑)
これらのことも辛かったのですが、寝返りが自分でうてないのも苦痛で。やはり傷は痛いしちょっと動くのも困難なため、看護士さんやいっちゃんに手伝ってもらい向きを変えました。そのうち腰が痛くなるし、散々で「早く動けるようになりたい」と思いました。
いっちゃんは見舞時間ぎりぎりの8時半までいてくれて、心強かったです。
その後看護士さんがこないのをいいことに、テレビをつけてみると「みなさんのおかげでした」が始まって「きたなシュラン」だったため、ついつい見てしまい。
「矢作が出汁(だし)のことを出汁(でじる)という」
のくだりでつい笑ってしまい
「いっでででぇええぇえええ!!」と悶絶。
幸い看護士さんにばれませんでしたので、良かったです。

そういえば手術室は音楽が流れていました。患者をリラックスさせるためなんですね。記事を書くのにサイトを見てましたら「音楽の持ち込みも可」だって!!あー、しまった。持ち込めば良かった。。。(^^;

この日も寝られず。



5/21(Fri)術後1日


テレビのことをいっちゃんにメール。後日その件について「さすがにびっくりした」と言っていました。ハハハ。
さてこの日、寝られず早朝からメールチェック。自宅PCからの転送で友達Sちゃんからきておりました。ひなたのことや手術日は決まったかとか。返事を保存して7時に送信。(後で相当びっくりした様子の返信が)たまたま入院前日にメールをくれたKちゃんには教えたのですが、そうでなければ皆事後報告にするつもりでした。

さて。朝7時頃に早々と足のポンプを取ってもらい、かなり身軽に。8時前には一人でベッドに起き上がってみたのですが、これが辛くて大変。日々何気なくしていたけれど、腹筋とは必要不可欠なものなのだなーと実感。とにかくパラマウントベッドの機能を使い、なんとか起きてみる。ベッドの脇に尿のたまった袋が見えました。前日いっちゃんに「おしっこ出てる感覚あるの?」と聞かれたのですが、全くないんですね。
10時になると看護士さんが体を拭きに来てくれました。本当は午後の予定でしたが、同時に心電図を外し尿管を抜いてもらいました。尿管については「ちょっと変な感じがしますよ~」と言われた通り、妙な感覚がありました。
邪魔なものもとれたので、すっきり。手伝ってもらって衣服も自分のに着替えました。
11時前に診察。歩くのがかなり大変。水分摂取の許可がおり、がぶがぶ飲んだため12時前にトイレ(個室内の)へ。午後2時半前にずらずらと看護士さんがやってきて「大部屋に移動しますよ。自分で歩けますか?」と。まさか歩いていくとは。。げんなりしましたが、もうリハビリは始まっているということでゾンビのように隣の隣(元の部屋)へ。。今度は窓際でした。。
夕食から食事が始まりましたが、当然ながら重湯(流動食)で、お腹は空いているけれど実際には味気ないので残してしまいました。
微熱が続き、氷枕を引き続き使用。
睡眠は、やはり殆どとれませんでした。


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