高知旅行＠旨いもの

初日の夜は従兄弟の案内で、地元の人しかいかない路地裏のちっこいお店に連れて行ってもらった。天神橋通りという商店街をいそいそとついていく。見た目はこう言っては失礼だが、おじさん連中が好むような店構え。
しかし、私は根がおっさんなため全く気にしない。おしゃれな店よりこういう店の方が私には合うのだ。いやが上にも期待に胸がふくらむ。

我が家は全員魚好き！肉と魚どっち取る？と言ったら絶対魚なのだ！だから美味しいカツオのたたきは必ず食べたいと思っていた。ここのタタキはいわゆるタレで食べるのではなく、塩なのだ。。びっくり！塩で食べるのは初めてだったのだけど、とてもシンプルなだけに鮮度が良く無いと出来ない事だと本当に思った。豪快な殆どぶつ切り状態のタタキを大口開けて放り込む。写真を撮るより先に皆のお箸がのびて、気付くと余り残っていない状態。鍋は豪快に伊勢エビが2尾どかんと入ってて、これがまたすんごく甘くてプリプリ！お寿司も美味しかったし、ビールと地酒を飲んで大満足。この地酒は「美丈夫」という大吟醸？だったかな？すっごく飲みやすくて水みたいにぐいぐい飲めた。残りは当然の如く持ち帰りにお店の人が持たせてくれた。なんて嬉しい心遣いだ！酒飲みにはたまりません。従兄弟が言っていた。どうでもいい人にはそれなりの店にしか連れて行かない。本当に連れて来たい人しかここには連れて来ないのだそうだ。そんな奥の手のお店で食べれて、本当にラッキー！


お店を出て次に向かったのは「ひろめ市場」。何十と言う飲食店が軒を連ねている。沢山のテーブルと椅子やベンチがあり、好きな物を買って来て好きなテーブルで食べるというスタイル。これは楽しい！お腹イッパイと思いつつビールをジョッキで飲み、熱々のチヂミをつついた。「よく食べるねえ」という従兄弟の言葉もそっちのけで飲んで食べた。残念ながらこの時写真を撮るのを忘れてしまった。

二日目は美味しいうどんが食べたい！ということになり、おすすめのうどんやさん「国虎屋」へ連れていってもらった。私は天ぷらうどんを、いっちゃんは味噌ベースの国虎うどんを頼む。だしがきいていてすっごく旨い！鼻水たらしながら一気にすすり込んだ。あー、なんて旨いの。幸せ。

夜は親戚一同会しての皿鉢（さわち）でもてなしていただいた。これまた食べるのに忙しく、気付くと写真を撮る間もなくお皿はどんどん空いていく。皿鉢は本当に豪快だ。高知人の気質がここに表れているような気がする。

ホテルに戻ってからも、昼間買ったカワイイ牛柄ラベルの赤ワインを姉と飲み、散々夜ふかしをする。
そして3日目は観光しつつ昼はまた「ひろめ市場」へ舞い戻り、あちこち物色。見て歩くだけで楽しい！日曜の昼間だけあって、とても活気に溢れている。「あ、これもいいなあ！」「こっちも美味しそう！」もう市場内を全て買い占めたくなる勢い。戦利品をそれぞれ席に持ち帰る。我々は、美味しんぼにも出たという、鳥飯。焼き鳥にサバの姿寿司まるまる１尾。こちらのこういった類いのお寿司は頭にも酢飯を詰め込んでいて、ボリューム満点。そして従兄弟から聞いていた唐揚げ「ちびちび」の塩コショウ味とカレー味。軟骨の唐揚げ。姉夫婦は和で好きな物を取って来て定食風。昼間っから飲むエビスが最高！もしや高知のサラリーマンは、昼時ここでご飯を食べながら一杯飲んでいるのではなかろうか。。？という考えがふと頭をよぎる。しかしもしそうだとしても、「まあいいじゃん」というあっけらかんとした陽気さが高知人にはある気がして、逆に清々しい。

散々飲み食いし、夜は東京世田谷にて、Makiねえ家も大好きな山東料理の「品芳斎」へ行き、念願の担々麺はじめ沢山の料理をいただく。一夜あけて昨日の昼間には、新宿にて「JINRO GARDEN」（私のよく飲んでいる韓国焼酎、真露のレストラン）にてビビンバを食べた。

しかしよく食べた！し、またよく飲んだ。にも関わらず、今日体重を計ってみたら増えていなかった。。。。非常に不思議だが、ちょっとほっとした私だった。

高知は美味しいものばかりで、本当に最高！！！
高知万歳～！な旅だった。