母の施設の担当者会議の日。
帰り道、近道して帰る田んぼの畦から見る風景はやはり秋・・・
赤とんぼが飛び交い稲穂が秋の収穫に備え穂を垂れていた・・・
毎日いろいろなことが起こる。
昼寝をしていたら固定電話が鳴る(固定電話の用事は最近セールスばかり)
老体には昼寝は必須条件である
(これがないと体力が持たないのであるちょっとイラッとしながら受話器を取る)
「不用品を高く買います、ご近所まで来ていますので」の電話であった。
断捨離生活に入っているので何もありません・・・
靴は?…雨靴・運動靴・よそ行き靴、3足だけです・・・
草履、下駄はあるでしょう?・・ありません。
お着物は?ときた。 友達にみんな差し上げました・・・
鞄は? 手提げとハンドバックとポセットだけです・・・
ここまで来たらだいたい諦めるのにかなり食い下がる。電話代は先方持ちだからまぁいいか・・
(ということでとことん付き合うことにした)
アクセサリーは?・・・指輪、宝石が似合う女じゃございません・・・
今までの不用品はどうされたのですか?(あなたにそんなこと言う必要がありますか?)と
言いたいのをぐっと我慢して
メルカリでみんな売り払いました・・・・「ホゥ!メルカリなさっているのですか」
なにか残っているでしょう?・・・相手もいい勝負、食い下がる。
「あっ、一つだけありますわ。夫です」
相手、いわく「生ものはとりあつかっていませんので・・・・」
夫が生ものだとは大笑い(^_-)-☆
傍らで電話を聞いていた彼が「今度かかってきたら妻を持って帰ってください」と言おう・・とつぶやいた。