昨年フランスで、社会現象と言われるぐらい、大ヒットした映画です。昨日観てきました。
脊髄損傷で首から下が麻痺してしまった富豪が介護人を募集し、就職活動をしているふりをして失業手当をもらうのが目的で面接に来たスラム街の黒人の若者を、彼だけは自分を特別扱いしないという理由で採用します。
この若者は、本当に富豪を文字通り特別扱いしないのです。そのことが、両方にとって、どんなに気持ちが良いことなのか。映画で心から大笑いしたのは、久しぶりです。
しかも、これは実話を元にした映画です。
原題は英語ならuntouchable、手を触れてはならない汚らわしい者、社会ののけものという意味です。障害者である富豪と、スラム街で育った犯罪歴もある若者の、両方を指すタイトルですが、 彼らをのけものにする社会を批判するような意味合いを表に出しているのはタイトルだけで、とにかく気持ち良く笑える映画なのです。
ちなみに、この夏、私はパラグライダーを少しだけ体験させてもらいましたが、この映画にも、パラグライダーは重要な意味を持って登場します。