今日は空が黄色く、遠くが霞んで見えない状況でした。先週の日曜日は法事でまた九州に日帰りしたのですが、そのとき黄砂が多く飛来する福岡に住む従弟に、晴れていても空が霞んで見える、という話を聞いたばかりだったので、ついに関東にも来たかと思いましたが、気象庁によれば、煙霧と言って、強風で土埃が舞い上がったもので、黄砂とは違うらしいです。もっとも、これだけ気温が上がって風も強いと、この中には、花粉がたくさん含まれていることも、間違いありません。
先週の金曜、土曜と連続して、スギ花粉の飛散数が、1,000個/cm2を越えました。おそらく今日も、同様でしょう。50個/cm2を越えると、非常に多いと表現される花粉数が、1,000個を越えたのですから、凄まじい数です。開業以来、最高に花粉が飛んだのは、平成17年でした。その年は本当に異常なぐらい花粉が飛んだのですが、それでもこの3日間のような飛び方をしたことはありませんでした。今年は開院以来の13年間で、最も花粉の多い年になるかも知れません。
受診される患者さんの数も、連続して大台を超えています。お待たせしてしまう時間帯も増えており、申し訳ありません。また先日は想定外に終了時間が遅くなってしまい、診療が終わったときには、出席を約束していた医師会の会議も既に終わってしまって、医師会の方にもご迷惑をかけてしまいました。
この花粉の数に対応し、かつ副作用を最小限にするためには、どの薬を組み合わせるか、それもできるだけ受診回数が少なくて済むように、1ヶ月間の予想をその患者さんごとにたてるのは、けっこう頭を使います。昨日の土曜日は、午前中の方が終わったのが午後の診療の開始時間を少し過ぎていましたので、例のウイダーinゼリー10秒チャージでそのまま診療を続けましたが、6時頃診療が終わったときには、さすがに神経が疲れていることに気づきました。
こういう時期こそ、ミスがないように、そして患者さんへの心使いを怠らないように、私を含めたスタッフ一同、気を引き締めると同時に、余裕も忘れないようにしなければなりません。
今日は休養と気分転換に、好きなサム・ライミ監督のオズを見てきましたが、期待を裏切らない出来でした。明日から、また仕事に集中です。
今年は寒い期間が長く、春は唐突に訪れました。毎春一番最初に咲くスノードロップの花が見られるようになったと思ったら、今日帰宅したらもう沈丁花の香りがピークです。先々週に近所の方からいただいて、玄関に活けてあった桜の枝の花も、満開になっています。(もちろんソメイヨシノではありません。なんという種類の桜なのか、名は知りません)