横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

第1回 @耳鼻咽喉科セミナー

2013-06-28 06:58:21 | 院長ブログ

@というのは、横浜市北4区、青葉区(A)、都筑区(T)、緑区(M)、港北区(K)の頭文字を並べた、ATMKからのネーミングです。歴史的には、もともとひとつの区だった4区です。この4区の耳鼻咽喉科医で企画した勉強会の、昨夜は第1回目のセミナーでした。

一人めの講師は、昭和大耳鼻咽喉科講師の比野平恭之先生。スウェーデン、カロリンスカ研究所に同時期に留学していた、旧知の先生です。「鼻・副鼻腔腫瘍に対する内視鏡下鼻内手術」というテーマでした。大学病院にいるころ私もテーマのひとつにしていた内視鏡下鼻内手術の適応をひろげる、精力的な仕事をされている先生です。

もう一方は、川崎市衛生研究所所長の岡部信彦先生。大学の先輩でもあり、娘が生まれたころ住んでいた家の近くの国立小児病院に当時いらして、娘の予防接種の計画をたてて接種をしていただいた先生でもあります。その頃は先生も30代の青年医師でしたが、その後昨年まで国立感染症研究所感染症情報センター長として活躍され、テレビなどにも登場されることが多いので、ご存じの方の多いと思います。「ウイルス感染症に関する最近の話題~麻疹・風疹の流行と対策、鳥インフルエンザH7N9の状況とこれから~」というテーマでご講演いただき、私が座長を務めさせていただきました。

どちらの先生も、多くの業績を残されてきているのみならず、人間的魅力にあふれた先生方で、とても良い経験をさせていただきました。

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早めの夏の鼻出血に高周波メス大活躍

2013-06-26 22:47:43 | 院長ブログ

今日は税理士さんの訪問日。仕事が終わってからの雑談で、ブログを更新していないことを、言われました。税理士さんも見ていてくださっているのですね。

今日は1日中雨でしたが、今年は5月後半から6月にかけて気温が高く、雨も少なくて、梅雨を通り越して夏になったような気候でした。そうなると、副鼻腔炎や中耳炎といった、感染症は減ります。熱を出して、中耳炎を心配されて受診したお子さんも、ヘルパンギーナなどの夏風邪だったりすることが多くなりました。

その中で、鼻出血の方が増えています。暑くてのぼせると、鼻血は出やすくなるのです。鼻血の予防は、いじらないことと、のぼせないことです。今年は通常の方法で止血できないような、手強い鼻出血の方が多く、新しくした高周波メスが活躍しています。前の機械の後継機ですが、止血の機能は向上している印象です。薄い粘膜1枚をかぶったような状態で腫れ上がった血管を凝固(焼き固める)して止血するのですが、うまくやらないと、なかなか止血できなかったり、焼いた周囲からまた出血したりするものです。それが、新しい機械では、100発100中、一発で止血できています。前の機械も全く故障もなく使えていたのですが、買い換えておいてよかった。

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