真・旦那奇行

変な旦那と可笑しな幼児の愉快な日常(?)

やっぱり母娘

2008年09月28日 | 娘話
父ちゃんを連れて帰ってきて、坊様に枕経を読んで貰っていたとき、娘さんが私の背中に覆い被さって言った。

「えびせんたべてもいい?」

かっぱえびせんを買ってあげたのだけど、その小袋を食べたいらしい。
いいよ、と言うと「ありがとう」と隣の部屋に行き、正座をしてお菓子をもしょもしょ食べ、葬儀屋さんにいれておいたお茶を勝手にコクコクと飲み、また私の背中に覆い被さって言う。

「ははちゃん~、ラムネたべてもいい~?」

いいよと言うと…以下略。

ちょっと泣きかけてたのに、笑い堪えるのに我慢がいった(笑)
さすがに坊様の前で吹き出すわけに行かなかったよ(笑)

それから葬儀の最中。
棺に花を入れ、それぞれに父ちゃんとお別れ。
さすがに泣きそうになる。
すると義母に抱かれた娘が微かに泣きながら「じぃじ、ばいばいね」などと言うので参列者も貰い泣き。
さらに「じぃじ、ありがとね、だいすきだったよ」で親族から嗚咽が漏れ、「まぃよはさみしいよぅ」と義母の肩に顔を伏せるにいたって母はどうして良いかわからず。

「じぃじは、まぃよがちいさいとき、よく いきていました」
突然爺様に語りかける娘。
ただただ会場はすすり泣き。

「でも、まぃよがおおきくなったら、よく しにました」

言いたいことはわかる。
わかるが、それ、非常におかしい(笑)
思わず場の空気が和みました(笑)


そして、出棺前の挨拶で、挨拶の一部を忘れてしまい、泣くのを堪えるフリをして顔を覆い、会場の涙を誘う私の姿がありましたよ(笑)
結局「簡単ではございますが、これをもちましてお礼の挨拶に変えさせていただきます」がでてこなかったの、私(笑)