アンモナイトが ライトに自然は マジッシャン
国立科学博物館 宝石展と常設展
常設展には北海道・遠別川(えんべつがわ)で発掘されたアンモナイト(写真下)が展示されています。アンモライト(写真上)とは、6500万年~1億3500万年前に生息していたアンモナイトの化石の内、その殻表面のアラゴナイト(真珠層を構成する物質)が玉虫色を発する化石となったもので、1981年に宝石として認定されたとのことです。
アンモライトは残念ながら、アメリカとカナダのロッキー山脈の東斜面にのみ産出するとのことで、宝石展ではカナダビジネスサービス所蔵のものが展示されていました。
初め見ましたが、オパールや玉虫のような美しい複雑な色彩を放っています。
ダイヤモンドではカット職人が芸術家と言いましたが、アンモライトでは自然が大芸術家、とつくづく思いました。
因みに、アンモナイト(英語ammonite)は、古代エジプトの太陽神アモン「Ammon」と鉱石名を表す接尾辞「-ite」の合成語で、殻がアモンの角に似ていることに由来するとのことです。