昭和から平成のウルトラマンの中から幾つかのエピソードを選りすぐり、実際に中学校の授業で子供たちにシナリオを熟読させ、本編を見せ、考えさせるといううことをなさっている先生の本です。
ウルトラマンの物語をいくつも例にあげて、私たちに語りかけてくれます。
ウルトラマンシリーズで問いかけられている「正義とは」一体何なのか、から始まり「合理主義の怖さ」「過保護されることに慣れ切った現代の人々の中に巣食う、弱者を装って権利を振りかざす体質」、「二元論の危うさ」「真実とは正義とはその時々で移り変わるものである」等々、深く考えさせられました。
今の私の頭では、まだ消化不良ですので、二度三度と読み返してみたいと思います。
ウルトラマンと「正義」の話をしよう | |
クリエーター情報なし | |
朝日新聞出版 |