旧き日の思い出…

先日、通勤途上で朝ごはん代わりにとコンビニでアメリカンドックを買って食べました。
その時、ふと思い出しました、幼いある日を。
私が住んでいたところの近くに、（子供心に）大きなプールが有りました。
私営なので、当時結構高かったはずです。
そこへ母が私と妹を連れて行ってくれました。
父がパニック症候群で自分一人で外へ出歩くことが出来ず、祖父の会社から発注してもらった図面を書いてそれで生活していましたから、かなり生活は苦しかったはずです。
でも、母は友達と一緒に行きたいという私達兄妹のわがままを聞いてくれました。
お昼は当然、手作りのお弁当。
でも、１つだけ母が許してくれた贅沢がアメリカンドックでした。
あの頃、かなり高いものだったと思います。
でも母は満面の笑みとともにそれを買ってくれました。
その姿をふと思い出して、目頭が熱くなりました。
「母さんありがとう」…

母は今、東方神起のファンで、ライブDVDにかじりつくように夢中です。
インターネットでゲームをして楽しんでいるようです。
時折、深夜バスに乗って妹のところへ遊びに行っています。
願わくば、一日でも長く、元気で居てほしいと思います。