親バカ母、ズーラシアンブラスのおかげで
最近すっかり動物がマイブームである。
すると、動物の分類学には階層があって、
図鑑的なもので動物を調べると必ずといっていいほど、
ツリー構造を思わせる絶対パス名のようなのが書いてある。
界 kingdom 動物/植物
門 phylum 海綿動物門/脊索動物門など
綱 class ほ乳/鳥/両生/魚/昆虫など
目 order ネコ目/ウマ目/サル目など
科 family クマ科/ウシ科/キリン科など
属 genus イヌ属/ネコ属など
種 species
ちなみに、ズーラシアンブラスのメンバー動物たちは
次のように分類されている。
オカピは、ウシ目キリン科
マレーバクは、ウマ目 バク科
ドゥクは、サル目 オナガザル科
インドライオンとスマトラトラは、ネコ目 ネコ科
ホッキョクグマは、ネコ目 クマ科
ズーラシアンブラスでは、演奏家たちはこれらの動物名で呼ばれており、
その正式名称も、たとえばオカピなら「Okapia johnstoni」で、
ちなみにこのJohnstoniとは、オカピを発見した冒険家の名前である。
ズーラシアンブラスで、今日は出番ですよ、ということは、
なにせ稀少動物のかぶりもんで演奏しなきゃならない、ということを意味し、
動物たちの語録によれば「手かせ、足かせ、顔かせ」だという。
したがって演奏上の制約を顧慮し、楽譜はあらかじめやや易しくしているというし、
「個」々の演奏者には、高難易度のミッション遂行が要求されることになる。
「種」を代表するというのは、なかなかハイレベルな仕事なのである。
だがそもそも音楽家こそ、どこまでも「個」として存在する種族ではなかったか。
そう、ズーラシアンブラスのハイレベルな動物たちも、
一見「種」として存在していながら、
演奏を通じて、あきらかに「個」があふれだしている。
──「中にいるのは誰?」という疑問が渦を巻きはじめる瞬間だ。
さて、そろりとまとめへ移ろう。
ズーラシアンブラスのひみつFile005:
「吾輩は種である、名前はまだない」
最近すっかり動物がマイブームである。
すると、動物の分類学には階層があって、
図鑑的なもので動物を調べると必ずといっていいほど、
ツリー構造を思わせる絶対パス名のようなのが書いてある。
界 kingdom 動物/植物
門 phylum 海綿動物門/脊索動物門など
綱 class ほ乳/鳥/両生/魚/昆虫など
目 order ネコ目/ウマ目/サル目など
科 family クマ科/ウシ科/キリン科など
属 genus イヌ属/ネコ属など
種 species
ちなみに、ズーラシアンブラスのメンバー動物たちは
次のように分類されている。
オカピは、ウシ目キリン科
マレーバクは、ウマ目 バク科
ドゥクは、サル目 オナガザル科
インドライオンとスマトラトラは、ネコ目 ネコ科
ホッキョクグマは、ネコ目 クマ科
ズーラシアンブラスでは、演奏家たちはこれらの動物名で呼ばれており、
その正式名称も、たとえばオカピなら「Okapia johnstoni」で、
ちなみにこのJohnstoniとは、オカピを発見した冒険家の名前である。
ズーラシアンブラスで、今日は出番ですよ、ということは、
なにせ稀少動物のかぶりもんで演奏しなきゃならない、ということを意味し、
動物たちの語録によれば「手かせ、足かせ、顔かせ」だという。
したがって演奏上の制約を顧慮し、楽譜はあらかじめやや易しくしているというし、
「個」々の演奏者には、高難易度のミッション遂行が要求されることになる。
「種」を代表するというのは、なかなかハイレベルな仕事なのである。
だがそもそも音楽家こそ、どこまでも「個」として存在する種族ではなかったか。
そう、ズーラシアンブラスのハイレベルな動物たちも、
一見「種」として存在していながら、
演奏を通じて、あきらかに「個」があふれだしている。
──「中にいるのは誰?」という疑問が渦を巻きはじめる瞬間だ。
さて、そろりとまとめへ移ろう。
ズーラシアンブラスのひみつFile005:
「吾輩は種である、名前はまだない」