日々あらたに

3/11の大震災以降、数多くの変化が起きています。その変化をとらえ、新しい時代について観察を続けていきます。

2012年の経済見通し

2011年11月29日 | 日記

来年の経済見通しが色々出ているが、基本的には悲観的な見通しが大半。

 

2012年米欧経済見通し ~高まる下振れリスク~

1.米欧経済は、欧州債務問題の深刻化に伴い下振れリスクが増大。

2.ユーロ加盟国は、欧州債務問題に対する「包括戦略」で合意したものの、有効に機能するかは不透明。また、欧州各国の緊縮財政が景気下押しに作用 し、むしろ財政再建の実現性への懸念を増幅させるという悪循環に。金融危機回避にはECBによる大規模な国債購入が不可欠。なお、政策面からの景気浮揚が 困難な状況は、米国も同様。

3.米国では、オバマ大統領が大規模な景気対策を打ち出したものの、議会における政治的対立が深まるなか、実現は不透明。財政赤字・債務残高ともに 悪化が顕著であり、財政赤字削減に向けた取り組みが不可避な状況。金融政策についても、実体経済の押し上げや欧州債務問題の根本的な解決には力不足。・・・日本総研11/25レポート

 

日米欧景気後退に警鐘

OECDが12年「悲観シナリオ」マイナス成長も

欧州危機が深刻化、米が過度の緊縮策

・・・OECD(経済開発協力機構)は12年以降ユーロ圏で無秩序なデフォルトや金融機関の破綻が発生したうえ、過度の財政引き締めで米景気が後退するという「悲観シナリオ」を提示した・・・「悲観シナリオ」では、日米欧の成長率が標準シナリオから2~4ポイント程度、下振れし、軒並みマイナス成長に陥る。OECDがこうした複数のシナリオを提示するのは初めて・・・(11/29 日経)

 

 今、書店に並んでいる本を見ても、景気が一層冷え込むという話ばかり。特にこれから、ますます欧州危機の余震が世界にひろがっていくというストーリーが大半。・・・数年前から1ドル50円ということを予測していたコンサルタントもいたが、だんだん真実味を帯びてきた。

まあ、どうみても景気がよくなるという話はほとんど聞かない。


これは、これまでの循環型景気変動と言うより、根本的な経済システムの変動・・・ととらえた方が良さそうである。

つまり、この動きが、良い悪い、あるいは、悲観的というものではなく、時代の変換点ととらえ、自分なりに変化の行く先を考え、何が正しい方向かを見極めていくしかない。自らの防衛策も考えながら、同時に、時代の変化をじっくり見ていく。

変化の真っ只中にいると、なかなか変化そのものを見極めることは難しい。ただし、こういう時だからこそ、なおさら、変化を冷静に見つめるという意識が求められている。


・・・まだ当分続くであろう、トンネルの先にはどういう世界が広がっているのだろうか?


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