日々あらたに

3/11の大震災以降、数多くの変化が起きています。その変化をとらえ、新しい時代について観察を続けていきます。

自家発電設備の広がり

2012年04月07日 | 日記

再生エネルギーによる自家発電設備を導入する企業が増えているらしい。

ワタミ・・・2015年までに秋田県で最大12基の風車を建設。風力発電の専門会社と連携し、自社の介護施設や飲食店の電気として活用。

キューピー・・・茨城県五霞町の生産拠点に4000万円を投じ、太陽光発電設備導入。さらに2013年夏に完成する研究所やオフィスなどの複合施設にも太陽光などの自家発電装置の導入を検討。

日本水産・・・12年度中に冷凍食品などを製造する八王子工場に太陽光発電設備を設ける予定。

セブンーイレブン・ジャパン・・・今年2月末で約1400店に太陽光発電パネルを導入。12年度中にさらに300店に設置する計画。・・・(4/7 日経)

 

その一方、同じ日の日経には、小さく

東電の依願退職例年の3倍超に

東京電力の2011年度の依願退職者数が例年の3倍を超える約460名に上がることが明らかになった。・・・原子力発電所の事故をきっかけに同社の財務体質は急激に悪化、今後も事故の賠償責任などで経営再建の行方が不透明なことから、離職者が増加したとみられる。・・・

とでていた。

 原発事故をきっかけに大きく変わろうとしているエネルギー需給の仕組み。今はまだ始まったばかりなので、新聞にも大きく取り上げられているが、この動きはますます加速し、そのうちマスコミも取り上げないくらい常態化するだろう。

そして、あと、2~3年もすれば、低コストで提供可能な、様々な電力供給の仕組みができてくるに違いない。

それは同時に、既存電力会社から新興電力会社への主役の交代でもある。・・・また、産業構造自体の変化にもつながって行く。・・・歴史を振り返ると、石炭の時代から、石油の時代それぞれの時代の主役は大きく変化してきたが、これからも同じことが起きるに違いない。

はたして、誰が、次の時代の主役になるのか。

表面的な動きだけでなく、深層を流れる、産業構造自体の大きな転換点に目を向けて観察していきたい。



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