雪割草~書家・木原光威のブログ

「読まれるための書」ではなく「鑑賞(み)られる」書を

第53回現日春季書展のご案内

2013-02-17 22:59:00 | 書展





私が所属しています現日会の春の書展をご案内いたします。



昨年までは準同人以上が出品する「現日選抜書展」でしたが

今年から公募も加わって「現日春季展」と名称も内容も変わりました。



新しい才能がどんどん集まって

すばらしい書展になることを願っています。



2月20日(水)から3月4日(月)まで【2月26日(火)は休館】

AM10:00~PM6:00【最終日はPM3:30終了】

場所は六本木の国立新美術館3階3B室



夏の現日書展本展と春の春季展には上京するようにしていますが

今回は王羲之展もありますので更に楽しみです。



皆様どうぞお運びください。











「足音たしかにひびいているか」

2013-02-16 11:51:08 | 作品
   
橋村満詩より 「 足音たしかにひびいているか」





初めて個展らしいものをやったのは39歳の時。

なぜ40歳の区切りにやらないのかと言われましたけど

ピンと来なかったというのが正直なところで。




詩人橋村満氏に出会ったのは今から13年前。

橋村氏の詩歌に感動して

橋村氏の詩歌のみで個展をやろうと思い立ちました。




「足音たしかにひびいているか」

私の足音ははたしてちゃんとひびいているだろうか。

そんなおもいが私の背中を押したのです。



橋村満氏については

また追々ご紹介していこうと思いますが

これからも私の作品の題材にさせていただきたいのです。






樹響

2013-02-15 19:19:33 | 作品
      樹響






「しんと樹響の海に立つ」




しっかりと文字を書いています。

読めないように書いてやろうなどとは決して思っていません。



でも、とっても読みづらい・・・たぶん読めないかも。

結果としてそうなってしまいました。



読めるように書くという作業だけに拘っていては

「プラス何か」は生まれてこないと思うのです。



無責任な言い方ですが

この「プラス何か」が結構おもしろいのです。














楽ぅ~な感じ

2013-02-14 20:08:21 | 作品
       無量寿




これも浄専寺様での個展の作品。

バランスが悪いけど

楽ぅ~な感じがいいと思っています。



心地よい動きと

例えば墨色やにじみ

かすれやねじれ

字の表情

こんなのが偶然うまい具合に出てくると

多少のバランスの悪さや野暮ったさがあっても

いいなぁと思うのです。




自然法爾

2013-02-13 23:21:20 | 作品
      自然法爾




弥彦のとなり

旧岩室村石瀬(現在は新潟市西蒲区石瀬)の浄専寺に

私の作品があります。




ご住職の堀川秀道氏とは

仲良くお付き合いをさせていただいていて

ご住職にお願いして

お庫裡と離れを会場に個展をさせていただいたことがあって

その折、襖に貼り込んだものです。




浄専寺のお庭の美しさはとびっきりで

県の文化財に指定されているほど。

そのためまずはお庭を見ようという人が大勢やって来て

個展はたいへん賑わいました。

私の作品が二の次でも

多くの人に来ていただけたのは嬉しいことですし

箱形の展示施設とは違ったおもしろさを

大いに感じたことでもありました。




機会があれば

浄専寺の様子などもアップできたらと思っています。