松阪いさおと中央区を元気にする会

中央区民をはじめ広く大阪市民の皆様の意見をお聞きして大阪市政に提言する政治団体です

悪い政治家①「お気に入りの部下の言うことしか聞かない」

2021年05月25日 | 良い政治家、悪い政治家、普通の政治家
 5月23日のブログで、現場の校長先生の悲痛の訴えに全く耳を貸さなかったある政治家の話をしました。
 現場を混乱させて平気な顔でいられる政治家ほど残念な政治家はいません。
 自らの発した指示で現場が混乱していると知ったならば、その原因と自らの指示に問題がなかったのか反省することが本来の政治家のあるべき姿です。
 その意味で現場の校長の意見を何らかえり見ることなく逆に「やめろと」か「処罰をする」ようなことを言うなど悪い政治家の典型と言えます。

貞観政要(じょうがんせいよう)にみるリーダー学
 貞観政要(じょうがんせいよう)は、1500年くらい前の唐の時代の皇帝が言った言葉をまとめたものですが、その中に次のような言葉があります。
 
「君の明らかなる所以の者は、兼聴すればなり。その暗き所以の者は、偏信すればなり」

 国を治める皇帝のあるべき姿を語ったものですが、これを政治家にあてはめれば、
良い政治家は人の意見をよく聞き、悪い政治家はお気に入りの人の言うことしか聞かないということになると思います。

現場の意見は宝の山
 この政治家の所属する政治グループはどうもリーダシップを勘違いしておられるようです。
 「決められる政治」「スピード感ある政治」をセールス文句にしておられますが、いろんな問題が世間で起こった時に、即断で決定して現場に指示を出すことは大切なことですが、その指示で現場が混乱しているのがわかったら、すぐに改めて次なる手を打たなければなりません。
 そのためには、現場の意見を常に耳を傾ける姿勢を持たないといけません。現場の声は本当に宝の山なのですから。
 
 今回のテーマは、悪い政治家①として「お気に入りの部下の言うことしか聞かない」についてお話ししました。選挙で残念な政治家を選んでしまって、私たちの生活が危うくならないためにもしっかりと良い政治家を選ぶ力を身につけてまいりましょう。




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