庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

イチイ(一位、オンコ)で染める

2013年10月15日 | ガーデニング
朝のうちだけ日差しが有りましたが間もなくすっかり雲に覆われて薄暗く肌寒い日です。
台風26号の影響でしょうか。
10年に一度というほどのかなり大きな台風らしいのでどこにも被害が出ませんように、と願うばかりです。
気温は18度まで、今はさらに冷えているみたいで暖房が欲しいくらいです。

先日、庭のイチイの枝を切って染めてみました。
こちらではイチイの木をオンコと呼んで古い家の庭では丸い形や宝船、鳥の形などに刈りこまれていたりしますね。

母が以前挿し木してくれたものがあちこちで成長していますがいっこうに実が成りません。
きっと雄の木ではないかと想像しています。



いつも伸びすぎた枝を適当に剪定しているのですが、今回もバチバチと枝を切って捨てないで煮出してみました。
染めの本にはイチイは心材の部分を使うと書いてありました。
太い木の中心部の色の濃いところのことですが、私にはそういう太い木も無いので庭の枝で試して見ようと思いました。

自分の庭だと好きなときに採取できるのがいいですね。

お店が終わってから枝を持ち帰って染めました。


木綿とシルクやウールは一緒に染めることはNGなので今回も木綿のタオルやマフラーなど。

初めは薄い黄色っぽい色だったのでちょっとがっかりな気分でしたが、最終的には落ち着いた渋めのピンクになったのでうれしくなりました。
こんな緑の葉や小枝からピンクが染まるなんて不思議ですね。
心材を使わなくても枝葉で染められたら細かくするのも楽ですし。



母から貰った挿し木苗は同じ親木だったのでしょう、どれも雄の木みたいです。

これは私が昔、買った苗木を庭の奥に植えておいたものですが知らずに買ったのが雌株だったようで毎年赤い実を楽しませてくれます。
カキネバラやスイートブライアーなどのトゲに囲まれてなかなか近づくことができません。
知らない間に高くなっていて朝日が差している時間に下から見上げると緑の葉と赤い実のコントラストがとてもきれいです。
コメント (6)
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