へら浮子とJAZZが好き

へら浮子叡峰の製作日記と今日聴きたいJAZZ

セミカンザシ浮き

2012-05-19 19:16:47 | ヘラブナ釣り
 先日、釣友と『使いやすい浮きとはナンジャラホイ』と言う話で
盛り上がって、釣りにも行かず「あ~だ、こ~だ」
1日中話し合いました。

 結果、彼は「セミカンザシ風浮き」の使いやすさや
効能を箇条書きに述べてきましたが、私は「オーソドックスな二枚合わせ浮き」
良い所だけを口撃して、引き分けました。

 結果、「好きなタイプの浮きで釣るのが
最も効果的で、釣果も上がる」
と言う結論に達した次第です。


 そこで今日は、セミカンザシの製作過程です^^


 先ず、何時ものように綺麗に手を洗うところは
同じです

 次に、羽根を中性洗剤で洗って、羽根の汚れや
油を取り除いてやります。
けっこう汚れているのに驚きますヨ

 洗い終わった羽根は、1~2週間ほど
部屋の中で、ゆっくり陰干しをしてやります。
そうすると、洗う前より羽根の皮が硬くなったような気がします。



 いよいよ羽根のカットに入りますが
普段は裏皮を剥いで、両毛線に沿って均等にカットするのですが
セミカンザシは、太くするほど張り合わせた時に中ワタが足りず
真ん中に空洞が出来やすいので
羽根のカットの向きを変えてやります





  
 こうすると、少しでも多くワタを残せるので
細工がしやすいです。
 ただ、カットの際に歪みや曲がりやすいので注意が必要です。



普通のカットの羽根と並べてみると、ワタの幅の
違いが分り易いと思います。



 削り終わった羽根を、約5~6cmの長さで切りそろえたら
足の方を細く削っていき、頭の方のワタを
45度位にカットしておきます。



 今度は頭のカットですが、目印に
何時ものように、鉛筆で印を入れて目安にします。



 まだ途中ですが、合わせて見ると
こんな感じです。



 削り終わって組み合わせると



 セミカンザシ浮きは、最低でも10枚以上を合わせるので
羽根のロスと、手間が掛かるので気分の乗った時にしか
作る気がしません。 
今回は、急に思いついて作り始めたので、続きは何れ・・・

 それより今は、去年からの注文を待ってもらっている
春用の2枚合わせを仕上げてしまわないと(って、もうシーズン
終わってしまうヤン)
・・・


 今日の一枚 子どもジャケットで有名な
EDDIE HIGGINS - PORTRAIT IN BLACK