偏屈へ古稀鵺爺のたはごと

明日できることは
  今日はやらないのだ

2007年04月12日 21時51分22秒 | たはごと

当地でも桜がだいぶ咲き始めた。
で、お弁当を持って河川敷に行った。
昨日はお城の桜の下でサンドウィッチを食べた。
両岸の桜は7分咲きであろうか。
川をはさんで張られたロープの鯉のぼりがはためいている。
その向こうの山脈は雪で白く霞んでいる。
桜時分の恒例の風景である。

若いおかあさんたちが、赤ちゃんや、子供を連れてそちこちで持参のお弁当を
食べている。
そのなかで、20人くらいの集団があった。
幼稚園前の子供たちのおかあさんたちである。
どんな仲間なのか・・・団地の仲間たちだろうか、それとも高校での同期生の
OB会か?
ま、同年輩のおかあさんたちの集まりである。
お話に余念がない。
そのうち子供たちが食べ飽きて、座っていたシートの周りで遊び始め、やがて
川べりに近づいていった。

おやおや、と思ったが、おかあさんたちは、話に夢中・・・というより、川
べりで遊ぶ子供には無関心でおしゃべりをしている。

不思議な光景だね。
周りの年寄りが、子供たちが川に近づいて行くのを、心配そうに見守っている。
とうのおかあさんたちは、そんなことはおかまいなく、話し、食べ、飲んで
いる。

子供が、川にはまっても、手を出すのはよそう・・・余計なことをして、
恨まれるといけないから・・・
小さな親切、大きなお世話、ってね。

ああいう母親が、“学校のしつけはどうなっているの”と、学校に怒鳴りこむん
だろうなぁ・・・
学校は、勉強をするところで、家庭は、しつけをするところなんだけどね。
たぶん、義務教育だから、給食費も公費で購うものとして、払わないんだろう
なぁ・・・

とはいう偏屈鵺爺も勘違いしていたのだが、
“義務教育”
というのは、“国民に教育するのが国の義務”なのだ、と思っていたが、
“子供に、教育を受けさせなければならない義務”なのだ・・・(言葉は正確で
はないのだろうが)・・・注


そういう醜いことから、眼をそむけて・・・青空のもと、はためく鯉のぼりと
爽やかに咲いた桜の花を、めでよう・・・ではないかいな。ねっ、
ああっ、待ちに待った、春爛漫であるよ


注:憲法第二十六条より
第二十六条  すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、
ひとしく教育を受ける権利を有する。
第二項   すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に
普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。
と、いうことだそうだ。

おおっ、しさしぶりだねお富さん・・・権利と義務、、、ねっ