オレのブログ

ロックとイラストの大好きな、社会の底辺にいるチンケな一青年のブログです。
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幻の「火の鳥 大地編」を想像してみた パート1

2015-07-23 19:00:00 | マンガ
 手塚 治虫のマンガはかなりハマったが、「火の鳥」が特に印象に残っていた。
 初めに呼んだのは「未来編」だが、今読み返しても切ないと言うか何と言うか、ストーリーはかなり暗い。「未来少年コナン」のイメージもあったが、それにしても暗すぎる。
 宮崎 駿のマンガで「風の谷のナウシカ」と言うのがあるが、その「未来編」と真逆に人類は中世まで逆戻りして、まさに「火の鳥 未来編」へのアンチテーゼとして描かれてあった。

 さて、火の鳥は1988年の「太陽編」で完結していたのですが、実は「大地編」と言うのもあって、亡くなる直前に構想していたらしい。
 そこで、「大地編」の結末などを空想したサイトが多くありますが……

 日中戦争が舞台の「大地編」は、これは劇で使う シノプシスらしく、実際は違うと言う話も出てきている。
 手塚 治虫先生は1989年に亡くなられたのですが、もしその手塚先生が生きて、「火の鳥」が「大地編」まで入ったら、の空想します。

 先ず舞台は幕末から明治初期の日本。「戦前の日本」の可能性もありますが、wikipedia等から「大地編は日中戦争が舞台ではなく、シュマリに合わせて幕末から明治維新を舞台に構想されていた」と出ている事から大地編は幕末日本になっていた可能性が大―そもそも、「お~い!竜馬」や「るろうに剣心」がヒットしているので、それに対抗意識を燃やすが為に、日中戦争舞台の構想を破棄して、幕末から明治の日本を舞台にした「火の鳥」を描くのは確実。

 「隙のない美少年」ロックも登場するが、恐らく「大久保 利通」として登場し、坂本 龍馬、高杉 晋作と言った維新志士の一員として君臨するでしょう。「関東軍の少佐」と言うのも捨てがたいけど、「維新志士 大久保 利通」の方がよりフィットしそうな感じがします。
 そして、大久保の地元である薩摩藩には、猿田と言う藩士がおり、大久保は最初猿田を討伐しようとするが、「火の鳥」の事を聞き、更に知的で紳士的な話し方から次第に取り込まれて行き、大久保も維新志士の一因となる。猿田の教え子には坂本 龍馬や西郷 隆盛と言った人物がおり、大久保は討幕に身を投じるようになった。

(「火の鳥 未来編」より)

 尚、醜く膨れ上がった鼻がトレードマークの猿田であるが、シリーズによってはその鼻の原因がそれぞれ違う。「大地編」ではその醜い鼻は海外渡航してそこで伝染病にかかってしまった事で、薩摩に帰って来た時には「火の鳥シリーズ」の鼻になってしまっていた。
 娘もいたが父を毛嫌いしている。「未来編」等で描かれてるようにあまりにも醜い鼻で女性に嫌われているが、それに加えて脱藩した為に娘は肩身狭い思いをし、女性達も「醜い上に幕府を裏切った賊」として猿田を避けるようになる。

 火の鳥と出逢った事で大久保達は討幕を誓うようになり、そして維新は始まったのだった

 と、なるかな?
 オレが妄想した「火の鳥 大地編」は文が長くなるので、分けて挙げておきます。


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