少年グループとパパラッチ

　さてさて、この度エマ・ワトソンさんの熱愛報道が出されてしまったヘンリー王子ですが、ヘンリー王子の事を調べてみたらスキャンダラスな事件が多く出てるなぁ。
　ワトソンさんの事は先日取り上げたけど、今回はヘンリー王子の事を取り上げる。

　面白そうな面の人だな。

　ウィリアム王子と違ってスキャンダラスな言動の多いヘンリー王子ですが、酒や煙草に手を出してしまい、仮装パーティーでもナチスドイツ軍の軍服を着て騒ぎになり、


　そして、その挙句にヌードを出されてバッシングされるし（出しちゃってゴメンなさい。ヘンリー王子様）


　王位継承が疑問視される人物として有名です。

　でもさ、ヘンリー王子って、ダイアナさんの息子なんでしょ？日本でもフィーバーになるほどの人なんですが、ダイアナさんが王室に入った後の人生は波乱に満ちてて、気が休まる日が殆どなかったのは皆様もご存知の通りだろう。


　お母さんのダイアナさんも王室内で引っ掻き回されたし、浮気されて殆ど孤立状態だったというし、離婚してイギリス王室からいなくなった上に９７年に死んじゃったんでしょ？！ダイアナさんも気の毒だよ。
　マリファナや飲酒をやったり、ナチスの軍服と、何かとお騒がせな事をしているみたいだが、よほど家庭内が荒れてたと推測する。甘えたい年頃にそのお母さんがいなくなったりしたし、パパラッチにも追い掛け回されたんで、タフそうなウィリアム王子はやっていけたんだろうがヘンリー王子は完全に参っている。精神的に崩壊直前としか言いようがない。
　「ヘンリー王子は学問がなってない」とかって言う人もいるけど、では、見るからに荒れた環境の中で勉強とかに集中できるか？パパラッチとかに付きまとわれながら大学の受験勉強に励めるか？パパラッチ達に２４時間騒がれて受験勉強が成功すると思うか？と尋ねたい。

　先日に続いて、川崎のリンチ殺人事件。上村君が強要され、リンチにかけられて殺されたと言う残虐極まりない事件が暫く話題になったが、「男性としての成功像」を描きながらも、しかし自分が傷つくのが嫌で、上村君と言った自分より弱い者を殴ったりすることで「男性としての成功像」を描いていったのでしょう。
　結局上村君は死亡し、リーダー格少年は昨日になって「チクられて（告げ口されて）、頭に来ていた」と供述して容疑を認めたが、「男性としての成功像」に取り付かれたが為に凶行に及んでしまい、そしてバスケットボールに命を懸ける１３歳の直向な少年を犠牲にしてしまった。

　こんなやるせない事件に怒りも覚える人も少なくはない。だが、考えていくうちに、ヌードやナチ軍服を出して騒ぎ立てたザ・サン紙とかのタブロイトにも言えることではないでしょうか？
　自分のブログで取り扱って人の事が言えないが（上記に出てた画像を消して欲しいというのなら言ってください）、タブロイト紙はリーダー格少年の抱いていただろうの「成功像」に取り付かれてしまい、芸能人や王族等に対する執拗なパパラッチを行うようになった。

　ダイアナさんが死んだの要素にパパラッチの過剰な追跡も入っていますが、金を設ける為とは言え、興味本位で芸能人とかに付きまという彼等の行動は最早異常だ。川崎の少年グループと殆ど変わりない。

　使った道具がカメラとカッターナイフでまるで別物だが、使いようによっては人をズタボロにする凶器にもなしえるものになるだろう。

　上村君もダイアナさんも、やたらと付きまとわれてズタボロにされてその挙句に死んじゃったんだよね？
　ヘンリー王子をやたらと叩いているみたいだけど、こうした記事をあげるパパラッチ達は、自分達のやっている事が川崎で起こった少年リンチ殺人事件の犯人グループと一緒だと気づいてないだろうか。
　ヘンリー王子への執拗なパパラッチに、ザ・サン紙とかの製作に関わっている連中は全員川崎事件のリーダー格１８歳少年だ。精神構造もやり方も似通っていて、違うところと言えば凶器がカメラとナイフ、標的が生きているか死んでしまったか、それだけだ。上村 遼太君とダイアナ元王妃のご冥福をお祈りする。

　オレ自身、ヘンリー王子を悪く言う事は出来ない。何故なら、オレの家庭もあまり良くなかったし、高校時代なんて全然いい思い出がない。「男らしさ」を保つためか、またはその酷い現実から逃げようと、煙草を吸った事もあった（今でも吸ってる）。コーヒーをこぼしてしまって、その腹いせに子供を蹴っ飛ばした事もあった（今思うと、何であんな行動に出てしまったのか？と悔やんでいるが）。そうした過去から自殺衝動に絡まれることも今でもある（というか、自分の頭にピストルを撃ち付けたいという願望に絡まれている）。そういうヘンリー王子を見ていると、よっぽど神経が参っているなと思うが、オレがもしヘンリー王子だったら、間違いなく自殺してしまって、リーダー格１８歳少年みてーな頭の持つゴシップ誌を10年は賑わせてるだろうよ。

　自分が得すれば人に迷惑をかけてもいいと言う心情は、捨てるべきではないでしょうか？くだらない「成功像」に取り付かれた挙句に、直向なバスケ少年やプリンセスを死に追いやられたが、タブロイド紙ほど意地汚い奴等はこの世に存在しないだろう。
　オレはそうしたタブロイド紙は買ってないが、芸能人の熱愛やプライバシーとかなんてこっちの人生には何の足しにもならないから買わない事にしている。

　上村君が助けられるべきだと思うのなら、18歳リーダー格の少年と同じ事をしているタブロイド紙にも抗議してはどうでしょうか？