平和のつくりかた

「戦争のつくりかた」という絵本を読み(今の平和を守るためには、何かをしなければ!)とこのブログを始めることにした。 

明日2月1日はミャンマー軍政権から1年の日。私たちは忘れない!

2022年01月31日 16時25分21秒 | 平和のつくりかた

  昨日、NHKがテレビとラジオで相次いで、明日2月1日で1年を迎えるミャンマー軍事政権関連の情報を特集で流していた。10年続いた民主主義を守ろうとする民衆を殺戮も厭わず圧殺した軍部が政権を取って1年。黙らされたまま、軍事下の生活を受け入れたかのような首都ヤンゴン。でも、その風景をよく見ると、静かに民衆が反軍事政権の意志を、国営宝くじや、軍関連のたばこの不買運動で続けていることを伝えてくれていた。特に、軍政下のミャンマーを知らず、自由で豊かになったミャンマーで育った若い世代が、武器を手に闘い始めているという。

  また、ラジオでは、日本の若い高校生ゆなさんが、父親の仕事でミャンマーに滞在中にクーデターが起き、ミャンマーの変貌を目の当たりにしてきた体験と、ミャンマーのことを他国の事と考えずに一緒に考えよう!と「YANGONかるた」を作って、ミャンマーという国について同世代に伝える活動をしている話が、本人が出演して伝えられた。記者も登場、実際に若い兵士たちに取材した生の声も聞けて、2月1日のサイレント「沈黙のストライキ」を心から応援したいと思った。

  「YANGONかるた」のゆなさんが、サイトの最初の言葉で、「日本に帰ってきて、最初に感じたのは違和感でした。日本では、ミャンマーのことを聞くと「クーデターが起こっている怖くて物騒な国」というイメージで、ミャンマーがそもそもどこにあるのか、何語が話されているのか、知りません。私たち若い世代は、世界のことにあまりに無関心なのではないかと感じました」と言っている。

  「平和のつくりかた」というこのサイトを2017年5月に開設して、もう少しで5年になる。5年の間に「どうやったら、世界は誰もが生きていることを心から愉快と思える幸せな国にできるのだろう」という視点で世界や日本をみつめてきた。そして、だんだん分かってきたのは、自分の利益、自分の家族の利益、自分の国の利益という狭い視野で物事を考える人たちが世界を牛耳っている間は、自分たちの幸せだけは確保したつもりになっても、必ず歪みが生まれ、しっぺ返しを食い、不幸が訪れるのだという当たり前の事実だ。

  まずは、自分以外の人たちに自分の国以外の人たちのことにも興味を持ち、知ること。そして、互いに理解して、共に幸せに歩む道をみつける努力が当たり前にできる人たちが増えていくこと。これが平和への道だ。

  ミャンマーの軍事政権1年について、NHKの番組は、昨日私がみた放送「クーデター1年~ミャンマーの人々は今」で、ラジオでは「ミャンマー軍事クーデターから1年~未来に向かうZ世代~」として、昨日の放送時間から1週間まで「NHKプラス」見逃し配信、ラジオは登録なしでも「聴き逃し配信」で、視聴できる。 是非、まずは他国の民主主義の危機を、自分のものとして、しっかり捉えてみよう。

   *2月6日(日)各午後6時と午後3時まで

  そして、大事なのは、知ってどうするか。自分の身近な足下の問題から解決していくのも、ひとそれぞれに、自分のこの世にいて最良と思われる方法で、幸せな平和の道に世界を近づけていく努力をしていきたいものだ。そうすれば、きっと、平和の道は私たちの前に開けてくるだろう。    


最新の画像もっと見る

コメントを投稿