平和のつくりかた

「戦争のつくりかた」という絵本を読み(今の平和を守るためには、何かをしなければ!)とこのブログを始めることにした。 

「平和のつくりかた」 まとめ1 

2018年11月04日 22時48分12秒 | 「平和のつくりかた」まとめ
    この「平和のつくりかた」サイトを立ち上げたのは、図書館で偶然みつけた薄く小さな1冊の本「戦争のつくりかた」を読んだことがきっかけでした。「戦争のつくりかた」の本は、買わなくてもネットで無料公開されているので、すぐ読めるのでまずはクリックして読んでみて頂けるとうれしいです。<私たちの国は、戦争をしないと決めたけれど、国の仕組みや決まりをすこしずつ変えていけば、戦争できる国になれる>として、戦争のできる国への道筋が書かれています。
   
   1自衛隊が武器を持ってよその国に出かけられるようになる。
      →もうすでに始まってしまっています!
   2テレビやラジオや新聞で政府のつごうのわるいことは言わない、という決まりをつくる。
      →「テレビ局が政治的公平性を欠く放送を繰り返した場合、電波停止(停波)を命じることができる」と高市早苗総務相(当時)が発言し、その後、報道メディアへの圧力や忖度により、ニュースキャスターの降板が起こったり、黄色信号!    

   読み進んで、今戦争への道を歩み始めていることに気付き不安になったのですが、ただこの本には(戦争をする国にしないためにはどうしたらよいか)についてまでは書いていませんでした。

   そこで、戦争の道に進まないためには、今 何をしたらいいのだろう!?と、私自身も考えながら答えを見つけようと始めたのがこのブログでした。題は「平和のつくりかた」としました。
   2017年5月19日(ココから)が、最初の1歩でした。

   だんだん、左のカテゴリーが増えてきましたが

    Step1 は、まず勉強することだと思いました。
     自分がいいと思った映画を紹介したり、本を紹介したりしながら平和について考えを深めました。

     お勧めは、孫崎亨さんの「21世紀の戦争と平和」です。渡辺謙さんの「最大の抑止力は友人であることだ」という言葉を使って、核の抑止力ではなく、戦争の愚かさを過去に学んで「戦争という考えを卒業した国」になることを訴えていて説得力がありました。
     軍拡で平和が保たれるのは妄想。もう、地球を破壊しつくせる武器を作った人間は、これ以上の軍拡では自分たちを守るのではなく地球や人類を滅ぼす結果を招くだけという事実を知らないといけない

    Step2は、実際に平和に貢献していると思われる活動を紹介することにしました。
  
    ・ アフガンの旱魃で苦しむ人々に灌漑で水を供給し農業を復興、アフガニスタンから国家勲章を授与された医師・中村哲のペシャワールの会の活動。

    ・ フェアトレード 他の国の人から収奪するのでなく、同じ人間として豊かに互いに生活できる関係で貿易をすることを進める活動の紹介。

    ・ ソーラーシェアリングなど、人類にとって危険な原発によらないエネルギー開発に努力している活動の紹介

    ・ 企業として、国際社会に貢献することを考えて行動している活動の紹介

    Step 3は、「財力もないし、組織にも属さない自分は何もできない」と思って立ち止まるのでなく、1歩を踏み出した人たちの紹介。自分も小さな1歩を踏み出してみよう。そうしたら、仲間もいつのまにかできて、楽しみながら活動が広がっていくかも~と勇気をもらえる活動を紹介しました。

    まだまだ十分ではないですが、ここまで書いてきて、この1年半の総括を書いてみる気になったのは、(平和をつくるために大事なこと)がみえてきたと思えたからです。それは、案外簡単で、当たり前のことでした。
 
人の痛みがわかること。銃口やミサイルの向けられた先に、自分や自分の家族と同じ人間がいる想像力をしっかり持てる人間を増やし、すべての人が違いがあっても理解しあうこと。理解できなくても、武器を手にしないで、他の手段を諦めることなく考えられる人間であること
    

   
    人の痛みが分かること。いじめ、虐待、差別などもそうです。相手の気持ちを理解できる人間が増えれば、減っていくはずです。そして、それはいじめや虐待している側の人にも幸せをもたらすことにもなる。

    粗末な食事でも、分け合ってたくさんの人でワイワイ食べる方が、一人で豪勢なごちそうを食べるより私は幸せだと思います。
    
    人の痛みが分かる生き方。お互いに理解しあって、寄り添える仲間がいる人は幸いです。

    これからも、まだまだ学んで、このブログを続けていこうと思いますが、この1年半でも結構収穫があったように思います。
    当たり前すぎる総括だと笑う方もいらっしゃるかと思いますが、大事なことは案外見落とされることが多いようです。

    福島の原発事故も、目先の利益を優先して津波の危険性が予測されていたにも関わらず対策が取られず大きな人災を生み、悲劇をもたらしました。結局は利益を優先した結果、莫大な損益と、取り返しのつかない事態を起こしてしまったのです。

    大事なのは、人々がみんなで安心して日々を送ることができる平和な生活。その基本を忘れず、1歩を踏み出すこと!