平和のつくりかた

「戦争のつくりかた」という絵本を読み(今の平和を守るためには、何かをしなければ!)とこのブログを始めることにした。 

ロシアのプーチン政権よ、ウクライナへの侵略をやめろ!

2022年03月09日 13時08分00秒 | 平和のつくりかた

   ウクライナへのロシアの侵攻は、まさに「国際法違反行為」。 ウクライナの喉元を絞り上げておいて、自分に有利な停戦を勝ち取ろうとする行為など、決して許されない。 民主主義的に選ばれた他国の大統領が気に入らないからと言って、他の独立国の民衆の声を無視して(自国の国民の合意すらもなく)、突然ウクライナに侵攻した行為は、侵略そのものだ!弁解の余地など、全くない。

   ロシア国内でも、戦争反対の声が上がっているといわれ、その声がもっと大きくなることを、私は心から期待している。

   だが、日本の大戦中と同じく、ロシア国内では報道統制によって、<ウクライナで住宅などまで攻撃され無実のウクライナの人々に犠牲がでていることやロシア軍が原発や発電所を占拠する暴挙が多くの国から非難の声が上がっていること>などを知らされていないようだ。

   若い人達はSNSで知り得ている人もいるようだが、プーチンは法律改正で独立系や外国の報道を押さえ込み、自分に都合の良い報道だけを垂れ流し、これを信じている国民も多いと言われている。 CNNによると、ロシアでも反戦デモが行われたが、6400人以上の逮捕者が出て取り締まりが強化され押さえ込まれているという。そして、国営放送はそれを一切報道していないという(ココから)。

   ロシア国有世論調査機関の最新調査によれば、そんな国内の状況の下でロシア国民の68%が「特別軍事作戦」を支持すると答え、反対は22%にとどまった。10%は答えるのが難しいと回答したとあった。

   今回の日本の報道の中で、ロシアも一応は「民主主議」の国だそうで、それならウクライナも民主主義で選ばれた大統領が新露派でないからと武力で横やりを入れるなどとんでもないことだ。

   だが、この暴挙に出たロシアにはウクライナ南部のクリミア半島を、同様の手法で軽々と手にした甘い体験があることに、私は十分な知識すらなかった。クリミア半島併合の時は、<住民投票で大多数の賛成を得て併合された事実>があるのだそうだ。

  ただ、「多くのメディアが投票日当日の不正の様子を報道し、セヴァストポリでは、登録有権者数を99万も超える投票数があったことがわかっている。また、ロシア大統領直轄市民社会・人権発展評議会が後日行った報告では、実際の投票率は30-50%であり、そのうちクリミアのロシア併合に賛成したのは50-60%であったとしている国際社会が早々に同住民投票を認めないと発表する中、ロシアは、この住民投票の結果に従って3月17日に両者はウクライナからの独立と、ロシアに併合を求める決議を採択した」そうだ(ウィキのココから)。

   選挙は、香港の選挙でもそうだが、選挙の実施の仕方で「国民の総意」を示すものにはならない。

   日本だって、威張れたものではない。河合夫妻に多額の資金が注がれて、お金で投票をかき集めたことが明らかになり、長期政権の閣僚には選挙違反者が多く、法を守るべき法務大臣の選挙違反者の多さには開いた口が塞がらない。心から日本の民主主義の底の浅さを嘆きたくなる。

  そん中で、「ロシアがこんな暴挙に出るのは共産党一党独裁だからだ!」といい、反共意識を煽るような発言をする人がいるのに、私は驚き、ここで遅ればせながら、今回のロシアの侵略が、「共産主義」ゆえの暴挙!? それでは、米国は、他国に侵攻したことはないのか? 日本は?とそんないい方をする人に言いたい。

  確かに、現在、共産国と言われるロシア、中国、北朝鮮の一党独裁体制は軍備を強化し、他国を脅かし怖い存在である。だが、民間人に犠牲者を多く出した戦争は、共産主義国だけでなく、ロシアを非難している米国も、アフガン戦争、イラク戦争、ベトナム戦争など、他国に米軍を派遣したことは、枚挙にいとまがない。

  そして、その侵攻の理由は、「米国への9.11テロの犯人を許さない」「約束に反して核を作っているのは放置できない」など様々。大量破壊兵器を持っていると主張したが、大量破壊兵器がなかったことも明らかになった。

  しかも、その米国の戦争に同盟国として、「戦争放棄を宣言した憲法」を持ちながら、日本は加担してきた。

  そんな、みんな自分たちの手にも血の匂いが残っていることを忘れてはならない。そして、自分たちの過去をしっかり自覚しながら、その上で、平和を築くために地道な努力を継続して行かなくてはならないのだと思う。

  日本の敗戦した最後の戦争を顧みれば、今回のロシアの侵攻の理由が、「嘘まみれのでっち上げ」であると、自国の反省抜きに簡単に非難できる立場か、と私は思う。もちろん、ロシア行為を認めることはできないが、日本だって軍事介入の理由を柳条湖事件で作り上げて、国際連盟から脱退し、世界からの孤立を深め、勝てる見込みのない太平洋戦争へとのめり込んで行ったのだ。ロシアの今回のやり口は、過去の日本の敗戦の歴史を知っているものには、その苦い記憶を呼び覚まされるはずだ。

   だから、「ロシアの今回の侵略が、『共産主義ゆえの暴挙』という表現は、間違いだ!!!」

   まして、今、日本で長期政権を維持している自民党がしていることは、どうだ! 歴史教科書から、日本の過去の戦争の説明から「侵略」の文字をとり去り、終戦記念日の談話では「戦争を知らない世代になったので、謝罪はお終いにしよう」といい、アジアとの関係を悪化させてきた。軍備費を増強し、米国のいうママに兵器の大人買いを続けた政権。軍事費の中には、イージスアショアのような自国民を危険にさらす馬鹿な買い物までして・・・。さらには、憲法改正で自衛隊を国軍化したい、個人の自由や基本的人権を制限するような非常事態宣言などを盛り込み、「国民を守るために(?)、戦争ができる国に日本をすること」が目指されている。過去の事実を継承することなく、ねじ曲げるこんな政権に日本人が許してきたから、日本の行く末にもロシアのようになる危険性だってあることを、私たちはしっかり認識しておく必要がある。

   それにしても、今回見ていても、問題は、「軍隊」という存在だ

   国民を守るために(?)と自民党が「戦争ができる国」に日本をすることを目指しているが、「国を守るためい軍隊はあるのか?」そこが問題なのだ。 この戦争で、すでにロシア兵に多くの犠牲がでていることを、プーチン自身が発表しているが、命まで捧げる「兵士」という存在をあなたはどう考えるだろうか。

   <兵士>とは、それにしても不思議な存在だ。人間でありながら、どうして人を傷つける戦争の最前線で殺戮ができるのか。軍事基地とかでない、人々の暮らす住宅まで平気で攻撃を加えられるのか。どうして、民衆に銃口を向けられるのか?国内で殺人罪が存在しない国などないだろうに、「殺戮の訓練をして、技術を磨く不思議な<兵士>と言う存在」。職業のこともあるし、兵役義務のある国では徴兵による<兵士>もいる。

   思い出してほしい、。最近では、ミャンマーのクーデターで、自国民を国軍が殺害している衝撃の映像がニュースに流れたのを。ミャンマーの兵士の中には民衆に銃を向けることを拒み逃亡したりする者も出たようだが、家族に被害が及ぶことを恐れて命令に従う兵士も多いと聞く。

   さて、兵士とは何か??? 兵士は、命令に従って殺戮の訓練をする職業(徴兵なら義務)なのだ

   米国で、貧しさから自分の学業資金を得るために兵士になるものがいる話を聞いたことがある。だが、他の仕事と兵士を職業とすることは、収入がよくても歴然と違いがあることを認識しないといけない。 

   また、徴兵で義務として「国民を守るために、自国に攻めて来る敵を倒すために殺戮の訓練をしている」。だから、必要不可欠なものなんだ~と思ったら、それも大間違いだ。   

   そして、もしあなたが、「ミャンマーで起きた自国民の殺戮は、他国の話。ミャンマーは元は軍事政権だったのだし、日本の自衛隊や警察はそこまでしない」と思うなら、「軍隊は決して民間人の命を守らない」と語る、故沖縄県知事・太田さんの言葉(ココから)に、耳を傾けてほしい。

    

 

  「細川護貞という近衛文麿首相の秘書官が、沖縄戦が終わっていよいよ本土決戦となったときに、大阪の軍司令官が「食料が不足してきたから女性や子供たちを殺せ」という命令を出したと書いているわけです。戦争がいかに大変なものであるかというのを本を読んで追体験していただき、平和というものを大事にしていただきたいと思います」など、語っています。上の写真をクリックすると動画で肉声で聞けます。

   戦争とは何か。世界の人々は、今、国を超えた人々が連帯して、自国政府を正しい速やかな停戦にウクライナを導くために、国連の力を強化して、すべての民衆を守る組織にしていくことが大切なのだ。その力を背景に、ロシア国民のプーチン打倒への力を発揮してほしい!

   そして、過去の戦争時もそうであったように、ロシア、中国、北朝鮮、実は日本ですらダッピという組織に自民党からお金が入って、世論を操作するような活動は、権力を持つ者にとって当たり前の行為となっている現実が存在するのだ。だからこそ、情報統制の存在を国民は常に意識して、操作するのだ。

   今日、そのロシアの情報統制を破り、現実のウクライナで起きているロシア軍の民衆に犠牲を出している戦闘の様子を映像と共に明らかにする報道がハッカー集団によって成されたことがニュースに流れた(ココから)。

   世界大戦の時代と違い、今は、貿易や通信で世界はさらに深く繋がり合っている。もう、互いに分離できない、共に一緒に地球の一員として、持続可能な地球の存続のために、協働すべき存在だということを忘れてはならない。

   コロナの世界的流行が、それを人々に示したはずだ。狭い国益のために、争っている時代は去った。共に、地球の問題に立ち向かわないと、自分たちだけで問題解決ができないことは、身にしみて分かったはずだが・・・。

   ロシアは、ウクライナから直ちに撤退すべきだ。ウクライナに平和を! そして、ロシアの人々よ、情報をしっかりつかんで、あなたたちが間違って選んでしまったプーチン政権を直ちにひきずり下ろして下さい!!!!

   そして、私たちは、このウクライナの戦争終結のために、自分にできることを考えて行動しよう。

   マクドナルドなどの世界に広がり営業する企業の多くが、ロシアでの営業を停止した。あなたの企業では何ができるか。他にも、ウクライナ大使館では、支援金を募集している(ココから)ので、それに寄付をするのも力になれる。

   戦争を止めるために、できることをともかく1つでも多くの行動をとっていこう。

   最後にAIについて

   まともに考えれば、自分の命も危険な上に、人を殺すことになる兵士には、なり手はなくなるだろう。だから、昔のような兵士が傷つけ合う戦争は減って、ドローンとか、ミサイルとか、自分のボタンや操縦で殺戮が起こることを認識できないでゲームのように攻撃を与える恐ろしい戦闘が行われるようにもなった。

   ただ、良心の呵責に精神を病む兵士も多いと聞いた。だから、やがて兵士は、AIに置き換えられていくとも言われる。でも、そうなると「恐怖はさらに倍加される」心があるはずの人間の兵士ですら「良心や心を殺して、命令に従うことを強いられ殺戮を行う」それが、兵士。それが、命令に疑いを挟まないAIの兵士に変えていったとしたら・・・絶句。

   戦争は、戦闘の現場に立たない、手に血しぶきがかからない机上の権力者が命令を下して始まることを、民衆は決して忘れてはならない。民主主義の国なら、即刻そんな権力者を引きずり降ろさないといけないのだ。


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