平和のつくりかた

「戦争のつくりかた」という絵本を読み(今の平和を守るためには、何かをしなければ!)とこのブログを始めることにした。 

あなたの購読紙、他の新聞と比べてみよう!!!

2022年12月18日 23時07分59秒 | 平和のための勉強資料

    あなたの購読している新聞はどこの新聞ですか?

   新聞はどれも同じように事実を伝えていると、思っていませんか?

   「安保3文書」が12月16日(金)、国民どころか自党の党員にすら十分な説明もないままに閣議決定されました。

    その翌日の朝刊を6紙、下に広げてみました。

  

    細かいコメントは、必要なさそうです。同じ閣議決定のニュースが、新聞によって全く読者に違うメッセージで届けられているのが分かると思います。

    比べてみるとよく分かります。ただ、政府が発表したことを伝える。それが報道ではありません。ロシアや中国の新聞や報道で、政権の都合のよいように嘘(フェイク)が流されることはもうご存じの通りです。ロシア国民は、私たちが日本で見ているように(ウクライナの学校や病院が攻撃を受け、市民や子どもに多くの犠牲がでていること)は伝えられていません。中国も、厳しいコロナ政策で、(ワールドカップの観客がマスクをせずに観戦している姿はわざと写らないようにされている)という事実を知らされていません。

    日経、産経、読売新聞と、毎日、朝日、東京新聞では、明らかに違いがあるようです。

    政府の流した情報をそのまま書いている新聞。その情報をただ流すのでなく、政府の決定がどんな意味をもっているかを伝えている新聞。大見出し以外にも、下のように1面の小見出しにも、すでに違いが大きく出ています。さらに、中の2.3面をみると違いは鮮明となります。

    産経新聞・・・中国は「最大の挑戦」明記 (*軍備増強を進める中国の動向)<2・3面 南西防衛へ機動力強化、防衛増税時期明記せず>

    読売新聞・・・戦後政策を転換 (*中国の台頭などで揺らぐ国際秩序を守るため、防衛力を抜本的に強化)<2・3面 対中均衡 米と連携

    日経新聞・・・日米で統合抑止 (ウクライナ侵攻・台湾有事のリスクで急変。米国との統合抑止で脅威への対処力を強化)<2・3面 防衛予算問われる優先度>

    毎日新聞・・・岸田流つじつま合わせ*反撃能力は先制攻撃に繋がる懸念。本当に抑止効果はあるのか、専守防衛の放棄ではないか)<2・3面 かすむ専守防衛、増税以外は「画餅」>

    朝日新聞・・・熟議・説明なし 将来に禍根 (*この規模は軍事大国ではないのか。「敵基地攻撃能力」は、リスクを高めることにならないか。今からでも国民に徹底した説明責任を果たすべき。)<2・3面 骨抜きの専守防衛、撃たれる前に「反撃」 の大見出し>

    東京新聞・・・安保・原発信任なき転換一気 外交で戦争回避 検討無く*主権者である国民の信任を得ていない政策転換を、次から次へ続けるような政治は、民主主義に基づく統治とはいえない。国民に衆院解散・総選挙で信を問うのが筋だ)<2・3面 相手の攻撃招く怖れ 防衛財源追加増 >

  あなたの購読している新聞が、本当にあなたが描く日本の将来につながる新聞かどうか。毎日読んでいる新聞が、いまの新聞でいいかどうか、チェックのために、駅やコンビニで買って比べてみませんか。図書館で読み比べることもできそうです。

  私は、東京新聞の、1面からすでに溢れるような「もう決して日本を戦争に巻き込まない」という強い思いに打たれて、3300円/月(朝刊のみ)と値段も安いので、これまでの新聞に加えて読むようになりました。期間限定で2紙比較でもいいので、あなたもちょっと新聞に注目してみませんか。いろいろな考え方に触れるだけで、自分の考え方が、逆に見えてくるのを感じられるかもしれません。  

    



最新の画像もっと見る

コメントを投稿