平太郎独白録

国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し、独自の歴史観で語ります。

若き日の矢沢永吉に思う草千里と川島雄三的我が身。

2005年12月06日 | 思想・哲学
親愛なるアッティクスへ

この画像は、9月末頃の物ですが、阿蘇草千里です。
なぜ、唐突に・・・とお思いでしょうが、先日、たまたま、テレビ付けたら、BSで昭和36年の映画やってました。
木下恵介監督「永遠の人」という映画で、高峯秀子主演、佐田啓治(中井貴一の父)、仲代達也加藤嘉といった名優が脇を固めた物でした。

たまたま、自分が生まれた年だったのですが、まあ、見るともなしに見ていたら・・・、いきなり、峯秀子が我が子と待ち合わせする場所に草千里!ヾ(ーー )ォィ
まあ、当たり前と言えば当たり前ですが、全然、今のままの風景!
驚いたのは、昭和36年当時、すでにこんなところがアスファルト舗装がしてあり、バスが通っていたという・・・。

もうひとつ、日曜に、撮りダメしていた「矢沢永吉ヒストリー」を見たのですが、昭和53年のヒット曲「時間よ止まれ」を、当時、二十代後半の矢沢永吉が歌っているのを見て、思わず、涙が出そうになりました。
音楽そのものよりも、矢沢のギラついた若さに・・・。

で、これです。
 にんげんねもなくへたもない
 みちにさまようちりあくた
 ときのながれにみをまかすだけ
 しょせんこのみはつねならず
 うれしいときにはよろこんで
 ともだちあつめてのもうじゃないか
 わかいときはにどとはこない
 あさがいちにちにどないように
 いきてるうちがはなではないか
 さいげつひとをまたないぜ

〈陶淵明 作 川島雄三 意訳〉

以前も申し上げたかもしれませんが、20代というのは今の時代、滑走路だと思います。
今の成人という概念は、人間の寿命が50年だった時代の物です。
人間の寿命が80年に延び、ましてや徴兵制も無い現代、本当の成人は30歳だと思います。
20代には選挙権もいらないと思ってます。
ただ、それだけに、逆に言うと30歳になったときには、いつでも離陸できるような態勢になっておく必要があると思うのです。
となれば、今、別に焦らなくとも、30歳になったときに、飛び立てるようになっていればいいかと・・・。
少し説教くさいことを言うようですが、すべて、我が身を振り返ってのことです。
お聞き流し下さい。

つまり、
わかいときはにどとはこない
さいげつひとをまたないぜ

です。

ということで、今日も二日酔いですので、この辺で・・・。

P.S 鬼才、「川島雄三」は当然、ご存じですよね?御同輩。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さいげつはひとをまたないぜ (ヤマサン)
2005-12-07 05:05:43
川島雄三監督の作品は見たことないですが、筋ジス系の難病(筋肉が徐々に弱っていく病気)にかかってお亡くなりになったということは知っています。かなり飲んだくれであったことも。そんな人の「さいげつはひとをまたないぜ」、重みがあります。歳月は私も待ってくれません・・・
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ともだちあつめてのもうじゃないか (へいたらう)
2005-12-07 14:19:53
>ヤマサンさん



であれば、是非、「幕末太陽伝」見て下さい。

私はDVD買いましたけど、映画通の友人数人に見せたら、「こんなものがあったんですかー!」と衝撃を受けてました。

この人は、作品だけではなく、生き方も凄みがありましたね。

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Unknown (みかりん)
2005-12-07 20:53:01
あ。。耳の痛い話です。

時すでに遅しでしょうか?

33になってしまいましたが。。





まだ飛び立てる自信がありません。
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>みかりんさん (へいたらう)
2005-12-08 15:01:36
みかりんさんなら、まだまだ、大丈夫ですよ~♪って言おうとしたけど、今朝、出がけにテレビで人気漫画家がある日突然、病気になって、以来、漫画界から消えてしまったというのをやってました。

昔の戦国武将、藤堂高虎という人は、「朝、布団から出たとき、今日、死ぬと思え。」と言ってましたが、思わず、その言葉が浮かびました。



戦国時代の人とは違うでしょうが、今の人間も、思えば、この漫画家の人と一緒で、明日、病気にならないって保証はないんですよね。

事故だってあるし、隕石が落ちてきて死ぬかもしれないわけでしょう?

であれば、今を疎かにするべきではないって、ちょっと思ってしまいました。
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