僕の平成オナペット史

少年からおっさんに至るまでの僕の性欲を満たしてくれた、平成期のオナペットを振り返る

早すぎたイメチェン

2021-02-14 10:51:02 | 日記
 僕の人生の中で、二〇〇七年ほどグラビアアイドルのイメージビデオ(IV)を買い求めた年はないだろう。あの頃の僕は、毎週金曜日の夜になると隣町の温浴施設に通い、火照った体でロードサイドのセルビデオ店に立ち寄り、高校生世代の新作をチェックした。ジャケットの表裏を見て、「これはいけそうだ」と思ったらレジカウンターに直行。帰宅するや早速視聴を始め、ズボンを脱いで自慰にいそしんだ。

 この年の最多自慰回数を記録したのは、富樫あずさだ。並み居るロリ巨乳系の逸材を差し置いて、美少女系の富樫が抜きん出たのは、ひとえに二作目のIV「天使のあずキッス」が秀作だったことに尽きる。同作品での自慰回数は約九十回に及び、一作品のIVではおそらく自己最多だろう。

 「天使のあずキッス」は、撮影時高校一年生だった富樫の初々しい表情と成熟途上の肢体を余すところなく見せてくれた。かつて僕が夢中になった「お菓子系」グラビアよりも露出度が高まり、かといって着エロのようなやりすぎ感はなく、富樫の健康的な性的アピールに、僕はひたすら性欲を発散した。

 今でも覚えているのは、制服姿で平均台(タイヤだったか?)をたどたどしく歩いているチャプターで、ブラウスから下着(ビキニ?)が透けて見えるシーンがあり、大抵そこからペニスをしごきながら性的想像力を高め、自慰に臨んだ。射精時に多用したのは最後のチャプターで、階段に佇む水色の競泳水着姿から覗える胸の膨らみと富樫の虚ろな表情がたまらなかった。ほかにも、ベッドでごろごろしたり、惜しみなくビキニ姿になってくれたりと、どのチャプターからでも興奮させてくれた。

 まだ十五、六歳だから、グラビアの仕事から足を洗わないかぎりはあと一、二年お世話になるつもりだったが、翌年に発表した一作目の写真集「Clarity~16歳の瞬光~」(晋遊舎)が、とても「天使のあずキッス」での富樫とは同一人物とは思えず、僕はその写真集を三回も使わずに古書店送りにした。健康的な性的アピールは失われ、同年代の少女とは一線を画すほどの富樫の不自然な垢抜け具合に、僕はその域に達するのは時期尚早だと思ったが、それが彼女や所属プロダクションの売り込み方だったのだろう。

 かつての矢吹春奈と似たような経験だが、彼女の場合は高校卒業年齢に達してから雰囲気ががらっと変わったのに対し、富樫は高校生世代の時点でその若さと自然な佇まいを削いでしまったのが、僕にとってショックだった。しかし、消費者はそんな富樫を支持し、彼女も着エロに身をやつしながらもコンスタントに作品を発表し、一五年まで活動し続けた。

 僕は「天使のあずキッス」のクオリティを十八歳まで保ち続けてほしかったが、そのように活動していたら、ほかのライバルたちとの競争に敗れ、引退を余儀なくされたかもしれない。そう考えると、早めのイメージチェンジは富樫の芸能人生にとってプラスに働いたのではないか。どうせ富樫に代わる美少女系グラビアアイドルは次々とデビューしてくるのだから。



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