僕の平成オナペット史

少年からおっさんに至るまでの僕の性欲を満たしてくれた、平成期のオナペットを振り返る

画面越しに伝わってくる“やらされ感”

2021-07-11 12:25:14 | 日記
 自慰用の媒体が写真集やイメージビデオ(IV)から安価な動画配信に移行したとはいえ、平成後期から末期にかけては、加齢による性欲の衰えからか、以前のように一日四、五回の固め打ちができなくなったので、お世話になったグラビアアイドルに対してオナペットと称するのは若干の躊躇いがある。しかも、動画サイトでの違法アップロードを通じて、金を払わずに素材が手に入るようになり、それがかえって記録媒体の頃のようなありがたみを失わせ、駄作に対しても激しい落胆と違和感を抱かなくなった。

 DMM.com(以下DMM)を通じて、僕はこれまで約二十作品をダウンロードした。一回で打ち止めになったのもあれば、今日でもお世話になっている作品もある。DMMは現在、十八歳未満の作品、いわゆる3号ポルノの配信を一切見合わせているが、二〇一五年までは選び放題で、当時購入した作品は今でもログインすれば、パソコンならストリーミングとダウンロード視聴が可能だ。

 僕は一五年十一月に美月海莉の「Pure Smile」を購入した。ジャケットの裏表紙に「初々しい高校1年生の水着姿がいっぱい」と謳われているから、紛れもなく3号ポルノ作品で僕の期待度は高かったが、下手なセリフ回しと無理やりさせられているような仕事ぶりにがっかりし、一回使っただけで全編を見ずに削除してしまった。中学生の頃からグラビアの世界に入り、同作品は三作目だが、本来なら自慰の手を緩めないはずのロリ巨乳系の動画に一回射精しただけで飽きてしまった要因は、僕自身による加齢の影響か、それともモデルのレベルが低下したのか。おそらく両方ではないだろうか。

 その二カ月前に、岡本桃佳の「君との恋は5センチメートル」を購入してダウンロードした。岡本は小学生の頃から人前で水着になる仕事をやらされ、その界隈では有名人だが、僕は第二次性徴が著しい彼女の肢体に性的興味を持った。四十歳を過ぎたおっさんが、現役中学生(それも撮影時十三歳!)の作品で自慰に臨むのは背徳感が先立ったが、これまた一回で打ち止めとなった。胸の膨らみが強調され、整った顔立ちの美少女であるにもかかわらず、オナペットとして繰り返し用いるまでには至らなかった。

 違法動画サイトから、僕は源結菜の数作品をダウンロードしたことがある。源も十作品以上のIVを発表した売れっ子ジュニアアイドルで、美少女度の高さに新たなオナペットになり得ると期待に股間を熱く膨らませたが、実際に視聴してみるといまひとつで、十回も使わずに削除した。中学生世代が僕の性欲対象から外れているわけでもないが、今まで視聴してきた高校生世代の作品に比べて、モデルに健康的なエロチシズムが足りず、やらされている感じがはっきりと伝わり、僕は自らの性欲をそれで処理するのがもったいないと思った。

 作り手が視聴者の性的想像力に任せる演出に止めていたら、3号ポルノへの風当たりは強くならなかったはずだ。彼らの商業主義が人権団体の糾弾対象となり、それをきっかけに業界は右へならえで高校生未満のグラビアを「なかったもの」にしている。それは四十年近く続いてきた娯楽の消失をも意味する。先述したように、僕は今でもDMMで3号ポルノを視聴できるが、それは僕が個人的に楽しむコンテンツにすぎない。業界の自縄自縛による代償は、とてつもなく大きい。



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