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リカバリー

私が保育について書くのも何なんですが・・・^^;

2007-02-21 01:28:05 | なるけん気まぐれ日報
2月だというのに春のような陽気が続きますなぁ。

一昨日の事なんですが名古屋に住む友人が訪ねて来まして。宮津の親戚?だったかに用事があってこっちに来てたらしく、帰りに寄ってくれました^^
彼とは10年くらいの付き合いになりますが元々は私の友人の友人だったんです。それが飛び越えて仲良くなり時々落ち合います。

彼は今年の春から子供が幼稚園に入学?入園?するらしくこの前希望の幼稚園に入園出来たそうです。
そういえば去年の夏に会った時にそんな話してた^^

その希望していた幼稚園とは自由保育の幼稚園です。実は若狭町の幼稚園も自由保育なんですよね。るぅちゃんはそこの保育士なんです。

自由保育の対照で設定保育ってのがあります。こちらの設定保育の方が一般的ですかね。
どっちがいいとか悪いってのはありませんが、この自由保育ってのはちょっと面白い。ていうかかなりナイスです。
子供の主張?っていうのか、まぁ子供の発想を最大限に生かすっていうのでしょうか。

これは、るぅちゃんとか以前に聞いたことのある受け売りなんで正解かどうかよく解らないですが設定保育ってのはカリキュラムに沿って先生主体で子供の発育を手助けしていき社会に馴染ませていくって感じでしょうか。
一方の自由保育は子供主体でひとりひとり個々の発想と得意分野を先生が見守り手助けしていくって感じですかねぇ。

るぅちゃんは昔はずっと設定保育に携わってきてまして自由保育ってのは言葉では知ってたそうなんですが実際に関わったのはこっちに来てから。
それはそれはかなりのカルチャーショックだったそうです^^;
でもこれこそ子供の為の保育だと痛感してまして、今では自由保育大好き先生になりました。

子供は子供同士の遊びの中から学び人間関係は子供と子供で結びつけるもの。子供は自然の中から興味を持ち色んな仕組みを学ぶもの。ここに先生や親は必要ないんですね。先生はひとりひとりの子供をしっかり観察し、この子は何に興味を持ちどんな人間関係を築いているかを把握して問題点などを先生同士、あるいは親と話し合っていく。みたいな。

子供は自由に遊ぶ!遊ぶ!ひたすら遊ぶ!もちろん遊びも自分達で見つけてです。

一方の設定保育は先生が時間を決めて進めていきます。何時から何時はお遊戯の練習。次は歌の時間。昼寝。お絵かきに粘土。行事も先生が決めます。笛の人、カスタネットの人も先生が決め先生が教える。
まぁ私もこれに違和感も何もなかったんです。自由保育を知るまでは。

以前上中に知り合いの保育士さんがいて自由保育のことを知りました。で今はるぅちゃんが勤めてます。どちらに聞いたか忘れましたがなるほどなぁって思った事がありました。

それはお遊戯でかわいく踊る自分の子供。歌を楽しく歌う子供。かわいい服を着せて登園する自分の子供。これよくよ~く考えたら大人が期待してる子供の幼稚園像なんですよ。
大人のエゴが多い。キレイにかわいく飾ってる教室。折り紙でできた花や飾り付け。これ先生が期待してる幼稚園なんですよ。
これ聞いて「なるほど確かにあるなぁ」って正直思いました。
たしかに子供も楽しんでるとは思いますけどね。

折り紙でできた花なんかより本物の野に咲く花があるじゃない。折り紙でできた花は先生が作りたいだけ。子供は何の興味ももってないんですよ。

で、その彼なんですが入園説明会に参加したときの園長先生の言葉に痛く感動したそうです。第一声は「ようこそ。勇気ある保護者のみなさん」だったそうです^^

自由保育には、お遊戯も発表会も運動会もありません。
どうです^^?みなさん。これを聞いて「えぇ~??」って思った人。かなり幼稚園像にハマってますよ。
勇気ある保護者のみなさんっていう園長先生の言葉はこういう意味なんですね。

まぁ間違ってることもあるかもですが、またるぅちゃんに聞いて勉強します。
そして名古屋の友人が入園する幼稚園の園長先生の言葉ですが「思い通りにならないのが子育て。でも思い通りにならないって腹たててませんか?」「思い通りにならない事を楽しみましょう」深い・・・。