見えざる声

感じたこと・思ったこと・追想、思うままに書きなぐった文章の
羅列を目指し・・。

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル

2006年12月31日 | 音楽雑記
何時だったか古雑誌発見のエントリー記事を書いたが、 その時一緒に、カセットテープも出てきた。 ラベルには、ポピュラーと書かれていて、何が収録さ れているのか分からなかった。 そこで気になって、今日何もやることがないので これを書きながら、いや何気なくスタートさせた カセットから流れる懐かしさに、これを書き始めた。 どんな意図で収録したのか、今では記憶が薄れ、 まったく思い出せないが、片面にはダイヒ . . . 本文を読む

SF映画 ミクロの決死圏

2006年12月31日 | 映画
サイエンス・フィクションの映画には、夢がある。 それが荒唐無稽のほらであっても、食い入るように 画面を見つめる。 この「ミクロの決心圏」の発想は、その類の物語だ。 1966年という、四十年前の映画なのだが、まるで 「ドラエモン」のこんなこと出来たらいいなの世界である。 人間と乗り込む船を小さくして脳の腫瘍を取り除きにいかせる。 原作を忠実に再現する意欲が伝わってくる作りで、当時は汗 握ってスクリー . . . 本文を読む

ゆったりのんびりした旅

2006年12月29日 | 癒しのアイテム
旅に出る。そう夢想するだけで心ときめく・・ いいものだ。 もっとも私の旅のイメージは、スローな鈍行列車で あり、点と点を結ぶような航空機や新幹線ではない。 その昔、金がなくとも暇のあった学生時代には、夜 行列車や宿代がなく駅舎に泊り込むなんてことも。 その間、勿論風呂にも入らないから、それこそ身だ しなみは顰蹙をかうし、誰も近くに寄ってこないな んてことも・・。 そんな中、奇特な人はいるものだ。 . . . 本文を読む

文学は心のストリップ

2006年12月27日 | ショートストーリー
以前、表題のような言葉を、誰かの本の中に発見して、 なるほどと納得したことがある。 文章を連ねて自分の思いを表現するのだから、 勿論自分の言語から、はみ出して書くことは出来ない しその人の範疇外へは、なかなか踏み出さない。 そして文章が膨らみ、厚くなると共に、その人の人と なりが文章から読み取れる。 冷静で心やさしい人の文章は、どこかしら優しさが漂って いるように感じられるし、また矛盾したことを前 . . . 本文を読む

反戦映画

2006年12月25日 | 映画
反戦をテーマに据えた映画と言うものがある。 大概は不条理な制約、惨たらしい個人犠牲等、 戦争の悲惨な現状を、切々と訴える。 この「人間の条件」も、そういった類いの 映画である。 ただ長い、10時間近くの上映時間は、根気と眠気 との勝負だった。 だけに見終わった後、空白の個所だらけで、いささか 感銘をうけるでなく、こんなものかの感想しか思い浮かばない。 簡潔に言えば「海と毒薬」並みの退屈な映画で、人 . . . 本文を読む

ミステリーな題材

2006年12月25日 | ショートストーリー
このブログの題名「見えざる声」は、書き溜めている ミステリーの題名である。 もっともいまだ二十数ページしか書きあがっていないが・・。 ネットを色々見て周り、マスコミの記事などからも ネタを探しているのだが、頭では文章が浮かぶし、ストーリー も大体、出来上がっているにも関わらず・・。 集中できないタイプなのだろうか、いざ原稿(パソコン画面) を睨みつけると、頬杖をつき、やがてこうやって別の ことを始 . . . 本文を読む

つぶらな瞳の癒し効果

2006年12月22日 | 癒しのアイテム
人を癒すアイテムで、ペットは重要な地位を占めて いるし、人によっては家族である。 我が家にも、一匹、猫がいる。 名を「いちご」と言う。オス猫だ。 生後一年半が過ぎたらしい。 あやふやなのは、家の前に捨てられていたからで 可哀想なので家に引き入れ、餌をやり続け 一ヶ月経過した頃、警戒心もなく娘が抱き上げた のが最初で、慣れてしまえば我が物顔で家を闊歩して、 お腹がすくと当然のような顔をして、人の前で . . . 本文を読む

漠然とした不安 5

2006年12月21日 | ショートストーリー
彼は渋々合意し、男と映画を見に行くことにした。 いざ映画館に行って彼は、困窮した。 隣に座った男は、映画を見ながらおいおい泣き出し、 ついぞ映画が終わるまで、止むことはなかった。 映画の題名は「硫黄島からの手紙」である。 彼は映画館近くの喫茶店へ、男を連れて行った。 車のところまでは距離があり、そのままでは周囲の 人に、彼がどう思われるか不安になったからである。 「あのぅ、戦争、行ってたんですか? . . . 本文を読む

麻雀放浪記

2006年12月20日 | 映画
ギャンブル映画で頭に浮かぶのは、 ハスラー、テキサスの五人の仲間等 アメリカ映画が思い浮かぶ、なかなか面白い作品もあった。 こなたの日本映画でと、頭をめぐらし 浮かんだのが「麻雀放浪記」だ。 このところとんとやらなくなった麻雀だが、 ひところはえらく熱中したし、だいぶ負けもした。 映画化される前から、この本は知っていたし、 公開されるのを楽しみにしていた。 田舎住まいの小生は、仕事の都合上土曜の . . . 本文を読む

漠然とした不安4

2006年12月19日 | ショートストーリー
彼は約束通り、三日後言われた場所で男を待った。 少し時間を過ぎて、草臥れた例の車で男はやってきた。 早速乗り込み、件の場所へとついていかれた。 男がにっこり微笑みながら、水槽を指差す。 その表情が彼には、幾分気持ち悪かった。 それでも言われたとおり、水槽を順に 覗き込んだ。 四つの水槽は、三日前と同じようにどれもぶくぶく泡を出し どれも茶色い水が暴れていたが、注意深く見ると段段に 色が薄まり、四番 . . . 本文を読む

琥珀色の癒し

2006年12月18日 | 癒しのアイテム
私は珈琲が好きだ。 それもかなり濃厚なフレンチ・ローストのマンデリン 苦味がたとえば、仕事のトラブルとか、私生活上の諍い などで気持ちが落ち込んだ時、煙草と共に過ごす時間は、 清涼剤というよりかなりの癒しをもたらせてくれる。 ただこのところ非効率で、時間に追い立てられる風潮 のご時世では、喫茶店でのんたらしていると、これでは いけないのではないかと、自責の念が芽生えるのには、 やりきれない思いが湧 . . . 本文を読む

オーティス・レディングについて

2006年12月17日 | 音楽雑記
私がオーティスを知ったのは、高校一年の時だった。 そこで初めて「リズム&ブルース」というジャンルを知った。 それまではエレキギターの「ベンチャース」だの 映画音楽だのをもっぱら聴いていたものだ。 「ドック・オブ・ベイ」を耳にしたとたん、私はしゃがれた 哀愁漂う男の歌声に魅了され、夜毎聴いていた。 この「ドック・オブ・ベイ」はツアーにに向かう飛行機が墜落、 帰らぬ人となった三日前に録音されたものだ。 . . . 本文を読む

煙草の功罪 

2006年12月16日 | 時事・社会問題
煙草を嫌う人が増えている。 愛煙家としては、憂慮する事態だ。 煙草を吸わない、健康 煙草を吸う人、不健康 百害あって一利なし 言われ放題である。 しかし私が高校生の頃、健康よりその吸う 行為は、映画の中であこがれに似た思いを 抱かさせる行為だった。 「カサブランカ」のハンフリーボガード やクリント・イーストウッドの煙そうな 表情には、哀愁と切なさが漂い、とても 刺激を受け、早速真似をしてみた。 最 . . . 本文を読む

フィルモア最後のコンサート

2006年12月15日 | 音楽雑記
まぁ、この季節掃除も大事で、すると眠っていた 青春の残骸を発見するわけで・・。 それらを目にすると、手も止まり掃除は中断 長いこと回想が始まり、ほんわかと時が過ぎてしまう。 「ロッキング・オン」に続き、こんな映画のパンフを発見した。 スバル座の銘が記されているのだから、多分ロードショーを 日比谷のこの劇場で見たんだろう。 今も劇場はあるのかしら?、 田舎に引っ込むと、大都会のことにはとても疎くな . . . 本文を読む

古~い雑誌、発見

2006年12月14日 | 音楽雑記
我々は現在のロック・ジャーナリズムに対して 一切の希望をもたないし、直対応的な怒りも持たない。 ただあるのは冷たく醒めた視点だけである。 四十数ページのオフセット印刷のこの小雑誌が、 その醒めた視点のささやかな結果であり、 一つの我々が投げうる石つぶてである。 これはこの雑誌、創刊に当たっての前文なのだろう。 (見開きの最初に書かれていたもの) 三十数年の歳月が過ぎてみれば、文章の受け止め方も . . . 本文を読む