見えざる声

感じたこと・思ったこと・追想、思うままに書きなぐった文章の
羅列を目指し・・。

反戦映画

2006年12月25日 | 映画
反戦をテーマに据えた映画と言うものがある。
大概は不条理な制約、惨たらしい個人犠牲等、
戦争の悲惨な現状を、切々と訴える。
この「人間の条件」も、そういった類いの
映画である。
ただ長い、10時間近くの上映時間は、根気と眠気
との勝負だった。
だけに見終わった後、空白の個所だらけで、いささか
感銘をうけるでなく、こんなものかの感想しか思い浮かばない。
簡潔に言えば「海と毒薬」並みの退屈な映画で、人道や慈愛
等を言われても、頭で分かっていても、湿気の多い映画は
重くて、心に届けども動かされない。
まして加害者的側面と被害者的側面を見せられると・・。





人間の条件に比べると、このレマルク原作の
「西部戦線異常なし」の方が、静かに胸に堪える
反戦映画だ。
日本的原作と、西洋の違いか、あるいは映画作りの
違いか、受ける印象が私には随分と違う。
ラストシーンの塹壕から花に手を伸ばし、そこに
飛んできた弾に・・。
その一場面だけで、ものすごいインパクトがあり、
その一瞬だけで、すべてが語られてしまう。
(画像が、画像が・・、未熟ですいません)





上の映画なぞは、反戦の最もたるイメージが
残る秀作だと思う・・。
(不慣れなもので画像が出ません、
申し訳ありません・・。
映画は「ライフ・イズ・ビューティフル」です)



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