ノスタルジィーに浸る団塊の世代にターゲットを絞った商品と言うも
のが頻繁に販売され、これまで子供向けで商売していたメーカーの
方向転換が、ビジネスとして着実な歩みをしているみたいで、報じる
記事にも、それが伺え「あの頃は高くて買えなかった」思いに応えて
いるかのようで嬉しいのだが、反面そこから脱していない大人ととも
とれて、いささかこれでいいのやら・・・。
という感想が漏れた記事が下のもの。
- . . . 本文を読む
十二月八日は大東亜戦争の端緒になった「真珠湾攻撃」およびマレー半島
に進撃した日である。
これを「開戦記念日」と呼ぶ言い方もあるが、当時暗号解読技術に秀でて
いた日本には、アメリカや欧州の経済制裁が存亡の危機を孕んでいると読み
取る伝聞を傍受していた。
曰く「跳ね上がりの出る杭は、打ちのめせ」である。
先の大戦が、よく侵略戦争であったという人を見かけるが、暗号を解読した
人にとって、「表面ばかりを . . . 本文を読む
映画の予告編、興味をそそる編集、宣伝媒体がない時代
この予告編がとても楽しみだったし、再度の劇場への意欲を
もたらしてくれた。特に東宝特撮映画の予告編は、わくわくさせて
くれたものだ。そんなものを投稿してくれた人に感謝・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=PHsZFXUrqEU
「サンダーとガイラ」フランケンシュタインの怪獣、発想もユニーク
だが、性格が正反対 . . . 本文を読む
続荒野の用心棒で覚えた主人公の名前「ジャンゴ」、以後マカロニ
・ウェスタンでは、一番ポピュラーな名前になっていく。
今日、ビリー・ジョエルの投稿を探していたら、その中に何とも
熱狂的なファンが、投稿したビデオを発見した。
http://www.youtube.com/watch?v=f4ACgdlyPJg
音楽、ビリー・ジョエル、映像「続夕陽のガンマン」何ともな取り合
わせだが、顔はにやけて . . . 本文を読む
浅田次郎の短編は、文字を殺ぎ落とし、そのくせその言葉の裏にある
深い思いを、行間から匂わせる見事な手法で、物語をきっちりまとめ
読後感を清清しい気持ちにさせる。
だけに映像化される作品が多いし、「鉄道員」「壬生義士伝」は映画
としてもなかなか良かったと思うが、ことこの「ラブレター」に話題
を戻せば、いかんとも主役の真面目さに、キャラクター的無理があり、
小説の醍醐味は失われている。
しかしやはり、 . . . 本文を読む
今や団塊の世代のリタイヤが話題になっている。
それと共に熟年離婚ブームが、が訪れるかのようなマスコミの報道。
そんな折にこんな映画を見てしまうと、さて・・。
長年連れ添った男女の片割れか先にいなくなり、残された人の人生
における周囲の眼差しの優しさと裏腹の寂しさ、そしてそれを埋める
ように現れる白い犬、老人にしか見えない犬が、蝋燭の炎の先細りに
伴って、周囲の人の目にも映るようになって、やがては老 . . . 本文を読む
いつもラジオからの歌声で、それに触発されたような書き込みになってしまっ
て申し訳ないが、今日もそのたぐいのお話です。
FM放送で演歌が流れるのは珍しい。もっとも聴くといっても車に乗っている
時だけだから、物凄く限定された時間だが、いつもはポップスが主なものだっ
たが、今日はなんと「無法松の一生」あの村田英雄である。
それを聴いていてそういえば、小さい頃公民館の横の広場で、映画を見た記憶
が甦ってき . . . 本文を読む
八十六年公開の香港映画「男たちの挽歌」は、男の友情と派手な
アクションの連続の何とも、見終わった後の爽快感が味わえる
作品だった。
それは高倉健主演の任侠ものに通じる「男の映画」を感じる。
「男たちの挽歌」のチョウ・ヨンファも「唐獅子牡丹」の健さんも
共に寡黙で情に熱いと、きっとこの監督ジョン・ウーも健さん映画を
見ていて参考にしたのではないかと思える。
一作目が当たり、二作、三作、と相成るが、そ . . . 本文を読む
この「去年の夏」の原作者は、エバン・ハンター別名をエド・マクベイン
「八十七分署」というアメリカの連続ドラマで有名な人である。
また「暴力教室」の原作者でもある。
使い分けをしているのだが、エバン・ハンター名でヒッチコックの「鳥」
の脚本も書いていたと、まさに多彩な男の青春ドラマが「去年の夏」である。
この映画はありがちな夏の過ちの、青春の痛みがテーマである。
女王様気分の娘とそれに惹かれる男二人 . . . 本文を読む
加山雄三のヒット作「若大将」シリーズは、都合十七作
作られた。
そのうち「ハワイの若大将」から、私は見た記憶がある。
確か「クレージ・キヤッツ」か「ゴジラ」物との二本立て
だった思うが、華やかで溌剌とした映画に憧れを抱いた。
そして「海の若大将」写真の「エレキの若大将」で、憧れは
増すばかりになった。
そのエレキの一場面が、よーつべに投稿されていたので、
ここに紹介します。場面は「夜空の星」を歌う . . . 本文を読む
この映画は、東宝の「ゴジラ」に対抗して、大映が造った
怪獣映画である。
低予算で仕上げるため白黒画面であるが、「ゴジラ」もまた
白黒であったし、カラー作品よりアラが見えず、白黒の方が
なんとも良かった。
と、何とも古い映画を持ち出しのは、この映画の主役だった
船越英二が亡くなられたからだ。
大映の二枚目スターだった船越の作品は、「野火」の演技に
始まり、文芸作品の雰囲気を醸すのに適役だった。
もっ . . . 本文を読む
「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続夕陽のガンマン」
の監督、セルジオ・レオーネがハリウッド・スターの
チャールズ・ブロンソン、ヘンリー・フォンダを起用し
製作したイタリア製西部劇である。
音楽はもちろんエンリオ・モリコーネで、何とも本末転倒
の作品だが、そこはチャールズ・ブロンソンである。
渋さの点で言えば、クリント・イーストウッドも及ばない
男の魅力全開の演技を見せている。
アメリカで撮って . . . 本文を読む
「バニシング・ポイント」を日本語にすれば表題のこんな感じか
この映画は出だしから暗示させる場面から始まる。
もっとも最初、それがなんだか理解出来ないが徐々に、あのブル
トーザーの意味が飲み込める。
あらすじはただ車に乗った青年が、道を掻っ攫うように疾走する。
その中に詰め込めるだけ出来事を挿入し、規制を無視するために
起こる軋轢で体制がアウトローを支配下に従えるため、強引にそ
の動きを止めさせる、 . . . 本文を読む
グレン・ミラーの「イン・ザ・ムード」がテレビから流れて
「ジャズやんべょ~う」の方言に、「スイング・ガール」に引
き込まれた。なかなか面白い映画だが、ほんの少し主題が分からない
きらいがなくもない。もっとも楽しめれば良しとしょう。
昨日のエントリーを書いていて、懐かしいリズムと「スイング・ガール」で
「グレン・ミラー物語」を思い出した。
これを見たのはリバイバル公開された七十一年で劇場でも見たが、 . . . 本文を読む
この映画は、名画座で見た記憶がある。
ロード・ムービーというかニューシネマというか、私には音楽
映画の範疇に入るのだが・・。
名作というには、はて?、の疑問である。
何よりこれはバックの音楽に助けられている。
出だしの「プッシャー」「ワイルドでいこう」という題で良かったか、
はて「野生で生まれて」だったか記憶が、記憶が薄れていく・・。
と、ごまかして、ジョン・ケイの歌声は、あのジム・モリソンに
似 . . . 本文を読む