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見えざる声

感じたこと・思ったこと・追想、思うままに書きなぐった文章の
羅列を目指し・・。

あの時の勇姿が甦る「海底軍艦」

2008年12月14日 | 映画
ノスタルジィーに浸る団塊の世代にターゲットを絞った商品と言うも のが頻繁に販売され、これまで子供向けで商売していたメーカーの 方向転換が、ビジネスとして着実な歩みをしているみたいで、報じる 記事にも、それが伺え「あの頃は高くて買えなかった」思いに応えて いるかのようで嬉しいのだが、反面そこから脱していない大人ととも とれて、いささかこれでいいのやら・・・。 という感想が漏れた記事が下のもの。 - . . . 本文を読む

「ニイタカヤマノボレ」からトラ!トラ!トラ!

2007年12月09日 | 映画
十二月八日は大東亜戦争の端緒になった「真珠湾攻撃」およびマレー半島 に進撃した日である。 これを「開戦記念日」と呼ぶ言い方もあるが、当時暗号解読技術に秀でて いた日本には、アメリカや欧州の経済制裁が存亡の危機を孕んでいると読み 取る伝聞を傍受していた。 曰く「跳ね上がりの出る杭は、打ちのめせ」である。 先の大戦が、よく侵略戦争であったという人を見かけるが、暗号を解読した 人にとって、「表面ばかりを . . . 本文を読む

予告編の楽しみ・・・

2007年06月02日 | 映画
映画の予告編、興味をそそる編集、宣伝媒体がない時代 この予告編がとても楽しみだったし、再度の劇場への意欲を もたらしてくれた。特に東宝特撮映画の予告編は、わくわくさせて くれたものだ。そんなものを投稿してくれた人に感謝・・・。 http://www.youtube.com/watch?v=PHsZFXUrqEU 「サンダーとガイラ」フランケンシュタインの怪獣、発想もユニーク だが、性格が正反対 . . . 本文を読む

マカロニ・ウェスタンの代名詞 「DJANGO」 

2007年04月11日 | 映画
続荒野の用心棒で覚えた主人公の名前「ジャンゴ」、以後マカロニ ・ウェスタンでは、一番ポピュラーな名前になっていく。 今日、ビリー・ジョエルの投稿を探していたら、その中に何とも 熱狂的なファンが、投稿したビデオを発見した。 http://www.youtube.com/watch?v=f4ACgdlyPJg 音楽、ビリー・ジョエル、映像「続夕陽のガンマン」何ともな取り合 わせだが、顔はにやけて . . . 本文を読む

浅田ワールドを描けなかった映画「ラブレター」

2007年04月10日 | 映画
浅田次郎の短編は、文字を殺ぎ落とし、そのくせその言葉の裏にある 深い思いを、行間から匂わせる見事な手法で、物語をきっちりまとめ 読後感を清清しい気持ちにさせる。 だけに映像化される作品が多いし、「鉄道員」「壬生義士伝」は映画 としてもなかなか良かったと思うが、ことこの「ラブレター」に話題 を戻せば、いかんとも主役の真面目さに、キャラクター的無理があり、 小説の醍醐味は失われている。 しかしやはり、 . . . 本文を読む

老人のメルヘン「白い犬とワルツを」

2007年04月09日 | 映画
今や団塊の世代のリタイヤが話題になっている。 それと共に熟年離婚ブームが、が訪れるかのようなマスコミの報道。 そんな折にこんな映画を見てしまうと、さて・・。 長年連れ添った男女の片割れか先にいなくなり、残された人の人生 における周囲の眼差しの優しさと裏腹の寂しさ、そしてそれを埋める ように現れる白い犬、老人にしか見えない犬が、蝋燭の炎の先細りに 伴って、周囲の人の目にも映るようになって、やがては老 . . . 本文を読む

野外上映で見た「無法松の一生」

2007年04月07日 | 映画
いつもラジオからの歌声で、それに触発されたような書き込みになってしまっ て申し訳ないが、今日もそのたぐいのお話です。 FM放送で演歌が流れるのは珍しい。もっとも聴くといっても車に乗っている 時だけだから、物凄く限定された時間だが、いつもはポップスが主なものだっ たが、今日はなんと「無法松の一生」あの村田英雄である。 それを聴いていてそういえば、小さい頃公民館の横の広場で、映画を見た記憶 が甦ってき . . . 本文を読む

「男たちの挽歌」に見える任侠・・・ 

2007年03月29日 | 映画
八十六年公開の香港映画「男たちの挽歌」は、男の友情と派手な アクションの連続の何とも、見終わった後の爽快感が味わえる 作品だった。 それは高倉健主演の任侠ものに通じる「男の映画」を感じる。 「男たちの挽歌」のチョウ・ヨンファも「唐獅子牡丹」の健さんも 共に寡黙で情に熱いと、きっとこの監督ジョン・ウーも健さん映画を 見ていて参考にしたのではないかと思える。 一作目が当たり、二作、三作、と相成るが、そ . . . 本文を読む

多彩な作家の異色の作品 「去年の夏」

2007年03月22日 | 映画
この「去年の夏」の原作者は、エバン・ハンター別名をエド・マクベイン 「八十七分署」というアメリカの連続ドラマで有名な人である。 また「暴力教室」の原作者でもある。 使い分けをしているのだが、エバン・ハンター名でヒッチコックの「鳥」 の脚本も書いていたと、まさに多彩な男の青春ドラマが「去年の夏」である。 この映画はありがちな夏の過ちの、青春の痛みがテーマである。 女王様気分の娘とそれに惹かれる男二人 . . . 本文を読む

若大将シリーズ 加山雄三のはまり役

2007年03月21日 | 映画
加山雄三のヒット作「若大将」シリーズは、都合十七作 作られた。 そのうち「ハワイの若大将」から、私は見た記憶がある。 確か「クレージ・キヤッツ」か「ゴジラ」物との二本立て だった思うが、華やかで溌剌とした映画に憧れを抱いた。 そして「海の若大将」写真の「エレキの若大将」で、憧れは 増すばかりになった。 そのエレキの一場面が、よーつべに投稿されていたので、 ここに紹介します。場面は「夜空の星」を歌う . . . 本文を読む

大怪獣ガメラに出ていた「船越英二」

2007年03月20日 | 映画
この映画は、東宝の「ゴジラ」に対抗して、大映が造った 怪獣映画である。 低予算で仕上げるため白黒画面であるが、「ゴジラ」もまた 白黒であったし、カラー作品よりアラが見えず、白黒の方が なんとも良かった。 と、何とも古い映画を持ち出しのは、この映画の主役だった 船越英二が亡くなられたからだ。 大映の二枚目スターだった船越の作品は、「野火」の演技に 始まり、文芸作品の雰囲気を醸すのに適役だった。 もっ . . . 本文を読む

マカロニ・ウェスタンの傑作4

2007年03月16日 | 映画
「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続夕陽のガンマン」 の監督、セルジオ・レオーネがハリウッド・スターの チャールズ・ブロンソン、ヘンリー・フォンダを起用し 製作したイタリア製西部劇である。 音楽はもちろんエンリオ・モリコーネで、何とも本末転倒 の作品だが、そこはチャールズ・ブロンソンである。 渋さの点で言えば、クリント・イーストウッドも及ばない 男の魅力全開の演技を見せている。 アメリカで撮って . . . 本文を読む

消滅点 格好いい題名の映画

2007年03月07日 | 映画
「バニシング・ポイント」を日本語にすれば表題のこんな感じか この映画は出だしから暗示させる場面から始まる。 もっとも最初、それがなんだか理解出来ないが徐々に、あのブル トーザーの意味が飲み込める。 あらすじはただ車に乗った青年が、道を掻っ攫うように疾走する。 その中に詰め込めるだけ出来事を挿入し、規制を無視するために 起こる軋轢で体制がアウトローを支配下に従えるため、強引にそ の動きを止めさせる、 . . . 本文を読む

グレン・ミラー物語 茶色の小瓶

2007年03月06日 | 映画
グレン・ミラーの「イン・ザ・ムード」がテレビから流れて 「ジャズやんべょ~う」の方言に、「スイング・ガール」に引 き込まれた。なかなか面白い映画だが、ほんの少し主題が分からない きらいがなくもない。もっとも楽しめれば良しとしょう。 昨日のエントリーを書いていて、懐かしいリズムと「スイング・ガール」で 「グレン・ミラー物語」を思い出した。 これを見たのはリバイバル公開された七十一年で劇場でも見たが、 . . . 本文を読む

BGMが評価を決定する 「イージー・ライダー」

2007年02月25日 | 映画
この映画は、名画座で見た記憶がある。 ロード・ムービーというかニューシネマというか、私には音楽 映画の範疇に入るのだが・・。 名作というには、はて?、の疑問である。 何よりこれはバックの音楽に助けられている。 出だしの「プッシャー」「ワイルドでいこう」という題で良かったか、 はて「野生で生まれて」だったか記憶が、記憶が薄れていく・・。 と、ごまかして、ジョン・ケイの歌声は、あのジム・モリソンに 似 . . . 本文を読む