入院日記2017年5月11日の5回目:「こころ」旺文社、p115。9月はじめになって、私はいよいよまた東京へ出ようとした。私は父に向って当分今まで通り学費を送ってくれるようにと頼んだ。(注:夏目漱石「こころ」からの抜き書き)。255(号室)の時計。11:58。看護師が左隣の人へ。スタッフの人が食事を持ってきてくれた。私が「ノートは暇つぶしにいいですね。勉強になるし」というと、スタッフの女性が「すでに書かれていますね。何ページも」と言った。255号室の時計で12:06。「こころ」旺文社。255号室の時計で、12:10。歯磨きをして、病室に戻った。(2024年5月15日の感想)2017年5月11日時点では、私は隔離室にいたようだ。本も食事も、若い医者や看護師が持ってきてくれたようだ。