「大晦日、豊臣秀頼、宣統帝。」
武蔵小杉の飲み屋で武者さんと三浦さんが言っていたが、飲み屋で「今日美味しい揚げ物をください」などちょっとでもあいまいな注文をすると、その日に一番儲かるまずくて高い商品を持ってくるという。
アメリカの心理学者であるジョン・B・ワトソン(1878-1958)は行動とは外的刺激の結果であり、その刺激を作り出す人によってコントロールされるという理論を作り出しました。彼は12人の乳児と適切な環境があれば、才能、好み、適性、先祖、民族など遺伝的といわれるものとはまったく関係なしに、医者や芸術家、泥棒までさまざまな人間に仕立て上げることができると唱えました。彼が自分の子どもであるアルバートに実験を行ったのは有名な話です。白いネズミを見せ、子どもが触ろうとすると、その背後で鋼鉄の棒をハンマーで叩いて大きな音を立てました。実験前アルバートはネズミを怖がっていなかったのですが、実験後、アルバートはネズミだけでなく、ウサギや毛皮のコートなどネズミと似た特徴を持つものにまで恐怖を抱くようになります。ワトソンの息子は、20代で自殺しました。(内海聡氏)
現代におけるでっち上げの1つの例としてアメリカのFDA(アメリカ食品医薬局)のケースを挙げましょう。アメリカにおいて薬の認可FDAによって行われますが、認可されるための根拠となる研究や論文を提出するのは、他ならぬ製薬会社です。たとえば、ある製薬会社がAという新薬を研究、開発しました。その後いろいろな実験を行ったところ、実は効果がないことが判定されてしまいました。ところが、結果的にこの新薬Aは問題なく認可されることになります。これはどういうことでしょうか?認可されるために何が必要かというと、製薬会社が提出した2つの肯定的研究があればよいことになっているのです。つまり1万個の研究のうち9998個が「新薬は効かない」という研究結果であったとしてもそんなものは無視して、2つだけ「新薬Aが効果を発揮する」という肯定的研究を用意、提出ができればいいのです。どうやって用意するかって?精神医学なんて何の科学性もないんだから、精神科医を買収して書いちゃえばいいじゃないですか。こうやってアメリカ発でさまざまな危険物質が薬として認可され、皆さんの手許に届けられているわけです。さて、パブロフの犬の実験、何が捏造だったのかを説明しましょう。頬に穴をあけられた犬の中で、ベルを鳴らされた後、唾液をだして食事を優先した犬は、30頭中2頭しかいなかったのです。犬たちがもっとも多く取った行動、それはベルを鳴らされ自由になった瞬間に研究者たちに噛み付いたことでした。このような情報の捏造、誘導行為は現代の精神医学、心理学においても日常的に行われています。
ヴントの弟子に、犬における条件反射の話で有名な心理学者のイワン・パブロフ(1849-1936)がいます。ベルを鳴らす-食事が出てくる-唾液が出る、これは条件反射であって、人間は動物でしなかいという発想のもとに研究は続けられました。犬だけでなく子どもの頬にも穴をあけて、その唾液量を測定していたのです。しかし常識的に考えて、倫理的な面はもちろんのこと、頬に穴をあけた状態と定義して研究することもおかしいですよね。さらにパブロフの犬の研究はほとんどが捏造でした。精神医学とか心理学の世界では、論文や研究は捏造したものの勝ちです。(内海聡氏)