リンポウアカデミア

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(過去の記事)ローマ帝国衰亡史61-統制経済の失敗220131

2022-01-31 19:20:34 | 日記

過去の記事。2013年12月10日、9年前の記事に加筆修正した。-この種の厳密で強硬な統制経済がなぜいつの世にも失敗に終わるかは専門家にでも解説してもらうしかないが、このディオクレティアヌスの勅令がローマ帝国にもたらした影響ならば次のようになった。(1)経済活動のアンダーグラウンド化、(2)物々交換経済の、実に500年ぶりの復活、(3)あらゆる分野にわたっての、労働の質の低下。そして、最大目的であったはずのインフレの鎮静化のほうになると、まったくの失敗に終わったことは言うまでもなかった。-(2022年1月31日の感想)日本の未来を予言するような記事だ。これから、インフレと景気後退が同時発生するスタグフレーション、インフレがコントロールできなくなって、ハイパーインフレ(急激なインフレ)の後、経済混乱が起こるかもしれない。

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(過去の記事)ローマ帝国衰亡史60-統制国家220131

2022-01-31 19:15:50 | 日記

過去の記事。2013年12月9日、9年前の記事に加筆修正した。-いっこうに鎮静化しないインフレに絶望したのか、通貨の改革から6年過ぎた紀元301年になって、皇帝ディオクレティアヌスは、人類の歴史上では最初になる価格統制政策を実施することになる。ローマ帝国内に流通している、考えうる限りの物産とサービスの上限価格を定め、それ以上の額で取引した者は厳罰に処すと決めたのである。言うまでもなく、値段はすべて旧デナリウス銀貨建て。もちろん、小麦でもぶどう酒でも、上と下の区別はある。ただし、教師や弁護士への謝礼には、上下の差はない。能力の差が報酬に連動しないのは、統制経済の特質でもあるのか。-(2021年1月31日の感想)インフレによる経済苦境の未来を予言するような記事だ。

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(過去の記事)ローマ帝国衰亡史42-スタグフレーション220131

2022-01-31 19:06:18 | 日記

過去の記事。2013年11月13日、9年前の記事に加筆修正した。-3世紀のローマ帝国を襲ったのは、デフレーションではないか?耕地の戦場化、荒廃化、過疎化による、農業への投資意欲の減退から起こったデフレ現象ではなかったのだろうか。なぜなら、3世紀後半になって、金利の低下現象が起こっているのだ。「パクス・ロマーナ」が機能していた時代の金利は年率12%が普通であったのだが、この時代、4%にまで下がっているのである。これも、投資意欲の減少傾向の反映ではなかったか。もしも、この仮説が正しければ、3世紀後半のローマ帝国は、現代風に言えば、景気後退とインフレが同時に起こったという意味で、スタグフレーションであろうか。いずれにせよ国家の状態としては、満身創痍(まんしんそうい)というしかなかった。古代では、主要産業はあくまでも、農業であったのだから。(2022年1月31日の感想)これから、インフレと景気悪化が同時に起こる、スタグフレーションが起きるのではないか。ローマの衰退期に似ている。

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(過去の記事)ローマ帝国衰亡史41-スタグフレーション220131

2022-01-31 19:01:24 | 日記

過去の記事。2013年11月12日の記事に加筆修正した。-3世紀のローマ帝国では、収入は減少しているのに対し、支出は増加の一方であった。これに対して増税をするのは民衆の反発を買うため、皇帝たちは、銀の含有率を低くすることで切り抜けようとしたのである(今でいう金融緩和)。だが、これを放置しておいては、額面価値と素材価格の格差が増大するばかりであり、それはイコール、インフレの進行を放置するということになる。3世紀のローマ帝国を襲ったこの平価切下げの激しさは、研究者の多くが一致して主張する定説でもあった。(2022年1月31日の感想)これは、塩野七生さんのローマ人の物語をもとに書いた文章だが、こんなことを書いたことも忘れていた。日本も、3世紀のローマ帝国みたいな衰退期にあるようだ。

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(過去の記事)歴史のパターン220131

2022-01-31 18:53:34 | 日記

過去の記事。2012年12月15日、10年前の記事に加筆修正した。- 別に詳しく調べたわけではないが、(1)成長期-インフレ、(2)衰退期-デフレ、(3)滅亡期-通貨乱発によるハイパーインフレ、のパターンにはまりそうな気がする。-(2022年1月31日の感想)10年前の私は、よく勉強してるね。もう、こんなことを書いたことも忘れちゃったよ。日本経済は、(2)の衰退期のデフレを越えて、ついに、(3)滅亡期の通過乱発によるハイパーインフレの時代に入ったか?

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