ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド

ジョジョの奇妙な冒険。週刊少年ジャンプで連載されていたコミックです。
ちなみに現在は月刊ウルトラジャンプに場を移して
第七部「スティール・ボール・ラン」が連載中です。
で、そのジョジョの第一部ファントムブラッドの映画を観に行ってきました。

原作のファン（しかもかなり濃いと自覚してます）の
私としては見逃せないこの映画。
17日から公開だったので、少し出遅れました。
＃プレミアムチケットと石仮面ストラップ売り切れてました

さて、感想ですが…
端折り過ぎｗ
これ「ファントムブラッドダイジェスト」じゃないのか？ってくらい。

話を追うのに時間を使いすぎてしまって
盛り上がりがイマイチだった印象です。
いや、そもそも90分で内容を追うのが無理がありすぎた気がします。

原作にいた重要なキャラクターが数人、登場すらしません。
スピードワゴンとかストレイツォとか切り裂きジャックとかポコとかリサリサとか。
ちなみに黒騎士ブラフォードやタルカスは雑魚扱いｗ

印象に残った、カットされた名セリフｗ
「族長！族長！」←シーンまるごとカット
「何をするだー！許さん！」←演出上カット
「さすがディオ。俺たちに出来ないことを平然とやってのける
　そこにシビれるアコガれるぅ」←セリフの人物ごとカット
「君が！泣くまで！殴るのをやめないッッッ！」←演出上カット
「お前は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか？」←別のシーンと組み合わせたのでカット

…いかんｗ止まらなくなってきたｗ
何も見ないでこんなセリフが出てくる辺りが自称濃いファンの証ですｗ

まぁ、原作の印象的なセリフの言い回しがカットされたのも残念なんですが
それより、人間賛歌というテーマ、人間って素晴しいなっていうテーマが
薄くなってるのが残念でした。

ジョージ・ジョースター1世の「その指輪は私があげたものだ」の
シーンを踏まえてのジョナサンに受け継がれる慈愛の精神。
複雑骨折と全身火傷のジョナサンを必死に看病するエリナの献身。
黒騎士ブラフォードが痛みと共に取り戻す人間としての名誉。
ポコが鎖死闘（チェーンデスマッチ）でピンチのジョナサンを助けるため、
ひいては村人や姉を助けるために痛みを恐れず扉を開けた勇気。
エリナに赤ん坊を助けて生きるように諭すジョナサンの愛。
etc...

本当はジョジョ第一部はもっと泣ける話なんですよ＞＜

…とまぁ、いちファンとして映画化は嬉しいけど
不満の残る内容でした、という報告。

あと微妙に作画にアラがあったのも気になりました。
半島民の仕事の質は低いですねぇ（実体験に基づく偏見）

映画そのものが面白いのかどうかの判断は今の私では無理ｗ
落ち着いてからですね。